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サービス付高齢者向け住宅(サ高住)で老後を豊かに暮らす

最終更新日2019年05月01日16:34

サービス付高齢者向け住宅をご存じでしょうか。近年需要が高まるに従い増えてきている住宅のひとつですが、どういった施設なのかよく分からない人も多くいます。この一方、親を入居させるためにどのような施設にするか検討している人もいるでしょう。こうした疑問に答えるため、この記事では、サービス付高齢者向け住宅とはどのような施設なのかという点を中心にし、どのようなサービスを受けることができるかなどについて解説していきます。

サービス付高齢者向け住宅(サ高住)とは?

サービス付高齢者向け住宅(サ高住)とは?
サービス付高齢者向け住宅は、「サ高住」と省略されて呼ばれることもありますが、そもそもどのような施設をいうのでしょうか。そして、どのようなサービスを受けることができるのでしょうか。施設の特徴についてみていきましょう。

サービス付高齢者向け住宅の特徴

サービス付き高齢者向け住宅は、まだまだ自分で生活できるため老人ホームに入るにはためらってしまうけれども、安全かつ快適に過ごしたいという方に向けた、高齢者住宅のひとつです。

賃貸住宅に分類されるサービス付き高齢者向け住宅は、必要に応じてサービスを追加できるというメリットがあります。必ず付いているサービスは、安否確認サービスと生活相談サービスの2つになっています。これ以外のサービスについては、各住宅ごとによって有無が異なります。また、有料で申し込むと利用できる仕組みになって場合もあります。住む人のニーズに応じてカスタマイズできる住宅と言えるでしょう。

高齢者が住み慣れた地域で、自分らしく過ごすことができることを目的とした「地域包括ケアシステム」の拡充として、2011年に新設されたのが、サービス付き高齢者向け住宅です。

建物はバリアフリーになっていなければならず、個室の広さが25平方メートル以上、廊下幅78センチメートルなどの基準が守られていなければなりません。

サービス付高齢者向け住宅の入居条件

サービス付き高齢者向け住宅には、入居条件があります。それは、60歳以上の高齢者要介護認定を受けた60歳未満の方になります。また、家族で同居することも可能でなところも特徴。一定の条件はあるものの配偶者も一緒に入居できますし、事実婚でも問題ありません。60歳以上やそれ未満でも要介護認定・要支援認定を受けている親族でも同居できます。もっとも、各住宅によって条件が異なる場合がありますので、検討している住宅について問い合わせしてみることをおすすめします。

他方、サービス付き高齢者向け住宅は「一般型」と「介護型」の2種類あり、一般型に入居するためには、自分である程度生活できる必要があります。

入所難易度は?

入所難易度は比較的容易とされています。なぜならば、敷金は必要なものの、老人ホームのような多額の入所費用を一度に支払わないためです。また、一般型のようにある程度自立して生活できている高齢者を対象としているため、比較的元気な高齢者ならば、入所できるからです。

利用期間は?

利用期間は、契約内容によって異なります。賃貸借契約が原則ですが、通常の賃貸借契約の場合や終身制の場合があります。終身制の場合は、死亡するまで利用することができます。

サービス付高齢者向け住宅の介護・医療サービス

サービス付き高齢者向け住宅の介護・医療サービスはどのようになっているのでしょうか。まず、介護サービスについては、どのサービス付き高齢者向け住宅にも提供が義務づけられている見守りサービス・生活相談サービスがあります。

見守りはサービスは、定期的に職員が巡回訪問をすることで安否確認が行います。生活相談サービスは、居室内での困り事のほか、介護や生活全般の相談について対応します。

そのほかのサービスは、各住宅によって異なります。近年では、有料老人ホームで受けることのできるサービスとほぼ変わらない住宅も出てきているほどです。

たとえば、施設で食事を食べられる食事提供サービスがあります。これは、外注で弁当になる施設のほか、その施設で調理して提供する施設までさまざまです。高齢者になると元気でも調理中にやけどをしたり、作るのが億劫になってしまいがちです。そうなってしまうと、高齢者が自宅で調理することができるメニューが限られてきてしまい、どうしても栄養バランスが偏ってしまいがちになってしまいます。食事提供サービスを利用することで、栄養バランスを保つことができるのです。

また、緊急時に駆けつける、体調不良時に往診相談などを受けるなどの緊急時対応サービスがあります。医療機関と連携し、定期的に検診や訪問診療を提供する施設もあります。施設によっては、通院の送迎や部屋の清掃、ゴミ出しなどをサポートしてくれます。追加のサービスは有料の場合と、契約に含まれる場合とさまざまです。

サービス付高齢者向け住宅の人員体制

サービス付き高齢者向け住宅の人員は、日中の9時から17時に、看護師や介護福祉士などの資格を持った人が常駐する決まりになっています。

そのため、体調が悪くなった場合にはすぐに相談することができ、医療機関を受診するかどうか決めることができます。

また、ちょっとした介護サポートなどを受けることも可能になっています。もちろん通常の介護サポートを受けるためには、介護サービスと契約する必要があります。

こうしたスタッフが常駐していることから、急激な体調の変化や滑って転んで動けなくななったなどといった事故が起こるなど何かあったときに対応してもらえるという安心感があります。

夜間は、スタッフが常駐する必要がありませんが、何かあったときに、速やかに対応できるようにしておくことが義務づけられています。

サービス付高齢者向け住宅の食事

サービス付き高齢者向け住宅においては、有料老人ホームなどと異なり、自分で好きなものを食べることができるようになっています。炊事ができる設備もあるため、自炊することも可能です。

他方、食事を作りたくない、面倒だという人のために、栄養バランスが考えられた食事を提供するサービスをしている施設もあります。こうしたサービスについては、施設の見学の際に試食できる場合も多くなっていますので、入居の参考にすることができます。

サービス付高齢者向け住宅の利用費用

サービス付き高齢者向け住宅を利用するための費用は、主に入所にかかる初期費用と月額費用の2種類です。

この施設は賃貸借契約になりますので、初期費用には、敷金と礼金が必要です。一般的に住宅を借りるときの費用と同じです。

月額費用は、家賃の他に、管理費、水道光熱費など基本的に賃貸住宅を利用する際にかかる費用があります。それとともに、サービス付き高齢者向け住宅のため、サービスにかかる費用、たとえば、食事サービスや生活サービス、介護サービスなどご自身の必要に応じてつけたサービスの費用も必要になります。

利用までの待機期間

サービス付き高齢者向け住宅の利用までの待機期間はどれくらいでしょうか。有料老人ホームの場合は、数年待つなどかなりの待機期間があります。

他方、サービス付き高齢者向け住宅の場合は、年々急増していること、かなりの件数になっていることから、待機期間がなく、すぐにでも入居できるところもあります。

そのため待機期間の有無や期間については各施設によって異なっているため、ご自身が希望する施設に問い合わせてみることをおすすめします。

サービス付高齢者向け住宅を利用するメリット

サービス付高齢者向け住宅を利用するメリット
サービス付き高齢者向け住宅を利用するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。高齢者を対象にした住宅はさまざまなものが登場してきています。比較検討するために、メリットをみていきましょう。

軒数も増加していて選択肢も豊富

サービス付き高齢者向け住宅は、2011年に新設された住宅施設ですが、年々増加しています。これは、多くの運営会社が参入していることだけでなく、国が設定している住宅でもあるため、供給量が多くなっているのです。

2011年からわずか3年の2014年には、登録数が全国に4626件、住戸数は14万8632戸と激増していることからも分かります。入居を希望する地域などによって事情は異なるものですが、施設が多いだけに待機期間が比較的短いことがメリットとして挙げられます。

また、各施設によって、提供されているサービスがさまざまです。そのため、ご自身が必要とされているサービスを提供されている施設を選ぶことができるという選択肢の多さもメリットになっています。

入居のハードルが低い

サービス付き高齢者向け住宅のメリットには、入居のハードルが低いことも挙げられます。有料老人ホームに入居するための条件はかなり厳しくなっています。介護施設についても同様です。

また、一般の賃貸住宅の場合は、高齢者が借りようとすると、保証人の有無などによって断られてしまうケースも多々あるといいます。

これに対して、サービス付き高齢者向け住宅の場合は、そもそもある程度自立して生活できる高齢者を対象とした住宅のため、高齢者であるという理由で入居を断られることがありません。

そのため、自立した高齢者が借りたいのに借りられないという状態に対応することができるようになっていますし、高齢者に必要なサービスがついているにも関わらず、元気な高齢者でも利用することができるというハードルの低さがメリットになっています。

有料老人ホームなどと比べて初期費用が低額

サービス付き高齢者向け住宅は、有料老人ホームなどと比べて初期費用が低いこともメリットです。有料老人ホームの場合、利用権を購入する契約のため、高額になっています。たとえば、介護つきで首都圏の場合の初期費用の平均は700万円ほどになっています。

これに対して、サービス付き高齢者向け住宅の場合は、初期費用に敷金と礼金、場合によっては、家賃である月額費用の支払いが滞った際に補填される保証金が必要になりますが、全国平均で55万円になっています。

サービス付き高齢者向け住宅の場合は、もともとの対象者がある程度自立して生活することのできる高齢者です。そのため、一般型の場合は、賃貸住宅を借りる場合の初期費用とそれほど大差がない金額で済むようです。ただし、各住宅によって異なりますので、必ず確認して契約することをおすすめします。

バリアフリー構造で生活しやすい

サービス付き高齢者向け住宅は、法律によってバリアフリー構造を採用することが条件になっていますので、高齢者が生活しやすい住宅であることがメリットでもあります。

具体的には、居室の広さは原則として25平方メートル以上にしなければならないという決まりがあります。キッチンやリビングなど共同で利用できる場合は、18平方メートル以上でもよいとされています。このように、ある程度独立した広さを確保できるため、ゆったりと生活することができます。

また、浴室やトイレなどに段差がないようにするほか、手すりがつけられているというバリアフリー構造にしなければならないのもポイントです。

共有スペースには、レストランや温泉施設、カラオケルーム、リビングなど共同生活において、コミュニケーションを取ることのできるスペースが用意されている施設もあります。

生活の自由度が高い

サービス付き高齢者向け住宅は、自立した生活のできる高齢者を対象としているため、生活の自由度が高いこともメリットとなっています。

たとえば、自炊することのできるスペースや、独立した室内にキッチン設備がついているところもあります。

外食なども自由にすることが可能です。それだけでなく、外泊ができるなどもポイントです。

また、日々の生活においても、何をしていても構わないため、自由度がかなり高いのです。

これらの点のように、賃貸住宅を借りているような感覚で利用することができます。そのため、ひとり暮らしはさみしい、何かあったときに心配だというニーズに答えてもらえる住宅になっているため、サービスが手厚い下宿に住んでいるような感覚になるかもしれません。

利用していたケアマネジャーの継続ができる

サービス付き高齢者向け住宅を利用する場合、いままで利用していたケアマネジャーの利用を継続することができるのもメリットのひとつです。

サービス付き高齢者向け住宅を利用しながら介護サービスを受けるためには、外部の介護サービス会社と契約する必要があるからです。そのため、逆にサービス会社が指定されないで自分で選ぶことができるということなのです。

こうしたことから、今まで自宅で受けていた在宅サービスを、サービス付き高齢者向け住宅に入居してもそのまま継続して利用することが可能なのです。

もちろんサービスについては、各施設によって異なる点も多くあります。サービスが普通についている施設ならば、個人で契約する必要はありませんので、きちんと確認するようにしてください。

サービス付高齢者向け住宅を利用するデメリット

サービス付高齢者向け住宅を利用するデメリット
サービス付き高齢者向け住宅のメリットについて、費用面や自由度が高いなどという具体的な内容をみてきました。しかし、サービス付き高齢者向け住宅にもデメリットがありそうです。このデメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。具体的にみていきましょう。

援助サービス内容は住宅によって差が大きい

サービス付き高齢者向け住宅は、提供されている援助サービスについて、各施設によってかなりの差があることがデメリットとして挙げることができます。

これは、サービス付き高齢者向け住宅が、見守りサービスと生活相談サービスを義務としていること、あとはバリアフリー構造、廊下や居室の広さなどの設定義務、日中の常駐などの条件があるだけで、その他は各施設によって、自由に設定することができるためです。

運営は民間の会社であるため、競争原理から、各社さまざまな特徴を持ったサービスを提供しているのも、差が出る要因になっています。

看護師が常駐していないため常時介護を受けられない

サービス付き高齢者向け住宅の場合は、日中は、看護師や介護福祉士など、指定された資格を持ったスタッフを常駐させなければならない決まりがあります。

しかし、この決まりを守られればよいため、看護師が日中必ず常駐しているわけではありません。また、夜間はスタッフを常駐させなければならないという制度はありません。

このようなことから、サービス付き高齢者向け住宅には看護師の常駐義務がありませんので、常に介護サービスなどを受られるわけではないというデメリットがあります。

一般的な賃貸物件よりは家賃が高い

サービス付き高齢者向け住宅は、契約形態は賃貸借契約になっています。一般的に賃貸住居を借りる場合と同様の契約になっています。しかし、利用することのできる部屋の広さと月額料金である家賃を比べてみると、サービス付き高齢者向け住宅の方が、家賃が高めになっているのがほとんどです。

もちろんサービス付き高齢者向け住宅には、一般的な賃貸住宅を借りるよりも、見守りサービスや生活相談サービスなど、賃貸住宅では受けることのできないサービスがついています。

しかし、これらのサービスを必要としていない場合には、割高に感じてしまうことがデメリットになっています。

介護が必要になると外部サービスの利用料がかかる

サービス付き高齢者向け住宅は、主に自立した高齢者が安心して利用するための施設になっています。もちろん入居できる対象者として、60歳未満の要介護認定・要支援認定を受けた人も対象となっています。しかし、介護が必要な場合は外部のサービスを契約しなければならないため、余分にその利用料がかかるのがデメリットになっています。

介護サービスつきの有料老人ホームなどの場合は、介護サービスがついているだけでなく、その分利用料金に反映されているため、別に契約したり費用を負担したりしないで済みます。結果的にサービス付き高齢者向け住宅の方が割高になる可能性もあるのです。

サービス付高齢者向け住宅の選び方

サービス付き高齢者向け住宅の入居を検討する場合、どんな点に注目して選んでいけばいいのでしょうか。

この住宅は、年々増えてきており、しかも民間事業者が運営しているため、競争原理も手伝い、さまざまなサービスが提供されていることは、さきほどお伝えしたとおりです。

そのため、まず、どのようなサービスが提供されているのかチェックしてみましょう。食事提供サービスは、ちょっと体調が悪いときなどに利用できると便利なサービスです。

また、自由にそのサービスを選ぶことができるのか、サービスを受ける際に追加料金がかかるのかなども確認しておきましょう。提供されているサービスについて、現在は必要なくても、たとえば介護サービスなど、将来的に必要になる場合もあります。

また、居室の広さは原則として25平方メートル以上となっていますが、実際にはどのくらいの広さに住むことができるのかもチェックしてみましょう。共用スペースで利用できるサービスなどをチェックしてみるのもおすすめです。独立して賃貸住宅に住む場合との違いなどを把握した上で契約しないと、住んだ後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。

サービス付高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いは?

サービス付高齢者向け住宅と有料老人ホームの違い
サービス付き高齢者向け住宅に入居するか有料老人ホームに入居しようか迷っている人もいるのではないでしょうか。検討するうえでは、この2つの施設の違いについて押さえておく必要があります。具体的に施設の違いについて、みていきましょう。

施設の役割の違い

そもそも施設の役割に大きな違いがあります。サービス付き高齢者向け住宅は、あくまでも賃貸住宅にサービスがついている施設です。自立した高齢者が、住宅や身の安全などで困ることなく安心して暮らすことができるために作られています。

これに対して、有料老人ホームの場合は、車椅子の利用など脚が不自由になって一般的な住居では暮らしづらくなり、誰かのサポートを必要としているときに利用する施設です。そのため、介護により暮らしやすくするための施設といえます。

入居条件の違い

2つの施設の入居条件にも違いがあります。サービス付き高齢者向け住宅の場合は、60歳以上の高齢者または60歳未満の要介護・要支援認定を受けた人が対象となっています。

これに対して有料老人ホームの場合は、民間が運営している施設は、住宅型から介護つき2タイプあり、入居対象者も自立している高齢者から要介護認定を受けている人まで幅があります。しかし、それ以外の老人ホームの場合は、介護を必要としている人を対象としている施設が多く、自立して生活できる高齢者の場合は、入居条件を満たさない場合がほとんどです。

サービス内容の違い

それぞれの提供されるサービスにも違いがあります。サービス付き高齢者向け住宅の場合は、見守りサービスと生活相談サービスが義務になっているだけで、そのほかのサービスは何もない場合があります。他方、有料老人ホームで介護つき施設の場合は、食事や入浴、排泄などの介護サービスが含まれています。食事の提供やリハビリ、健康管理、レクリエーションなど、計画的な介護サービスが実施されているという違いがあります。介護職員が24時間常駐している場合も多いのです。

もっとも、サービス付き高齢者向け住宅にも介護サービスを提供している施設もありますので、サービスの違いがほとんど変わらない場合もあります。

設備の違い

設備にも違いがあります。サービス付き高齢者向け住宅の場合は、キッチンや入浴設備などが独立して居室に設置されているところも多くあります。共用スペースにある場合も、事由に利用することができるため、自由度が高い暮らしができる設備になっています。他方、有料老人ホームの場合は、キッチンや入浴設備については、共用である場合が多く、設備を使用する時間が決められているなど、自由度が低い場合が多くなっています。

他方、サービス付き高齢者向け住宅がバリアフリー構造にはなっているものの、有料老人ホームの場合は、ターミナルケアが受けられるなど介護を受けるにあたり、便利な設備になっています。

費用の違い

費用にも大きな違いがあります。サービス付き高齢者向け住宅の場合は、賃貸借契約のため、基本的には敷金礼金などの初期費用と、月額利用料として家賃や光熱費、管理費などが必要となります。

これに対して、有料老人ホームの場合は、利用権を購入する契約になるため、購入費用が必要になります。これにプラスして月々のサービスに伴う費用、具体的には、管理費や光熱費、食費や介護サービスの費用が必要になります。

そのため、有料老人ホームの方が多くの費用が必要になります。

入居期間の違い

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの入居期間についての違いもあります。サービス付き高齢者向け住宅の場合は、賃貸借契約のため、契約期間があり、更新などによって入居期間が定まります。もっとも、高齢者を対象としているため、年齢が高くなるにつれて更新が止められるというリスクはないようになっています。

他方、有料老人ホームの場合は、利用権を購入する契約のため、基本的には入居期間は定まっておらず、退去要件を満たさなければ継続して居続けることができます。

サービス付高齢者向け住宅とシニア向け分譲マンションの違いは?

サービス付き高齢者向け住宅と似た施設を有するものに、シニア向け分譲マンションがります。どちらも高齢者を対象としているため、どのような違いがあるのか分からないため、検討したいという方もいるかもしれません。この2つの施設の違いについてみていきましょう。

施設の役割の違い

サービス付き高齢者向け住宅は、「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づいた施設になっています。そのため、この法律に決められている基準をクリアしなければなりませんし、運営するためには行政に届ける必要があります。

他方、シニア向け分譲マンションの場合は、シニアを対象としている分譲マンションというだけで、特に法律などの決まりに基づいているわけではありません。そのため、何か基準に基づいて建てられているという共通点もありません。シニア層を対象にしたマンションという点に違いがあります。

入居条件の違い

入居条件については、サービス付き高齢者向け住宅の場合は、60歳以上の高齢者か60歳未満の要介護・要支援認定を受けた人になります。同居するための条件としても、60歳以上の配偶者や親族などのきちんと定められています。

これに対して、シニア向け分譲マンションの場合は、そのマンション独自の設定で条件が決められているだけですので、さまざまです。シニア向けとしているだけですので、入居するための年齢に制限があるわけではありません。同居についても特に制限を設けていないところも多いのです。

サービス内容の違い

サービス付き高齢者向け住宅の場合は、見守りサービスや生活相談サービスの提供が法律で義務付けられているため、これらのサービスは必ずついているという特徴があります。

他方、シニア向け分譲マンションの場合は特に、法律などでサービスで義務付けられているわけではありませんので、個々のマンションによって、提供されているサービスはさまざまです。そのため、シニア向けとなっていても、室内の設備がバリアフリーになっているというだけの場合もあります。

設備の違い

サービス付き高齢者向け住宅の場合は、バリアフリー構造をとっていること、居室の広さは25平方メートル以上となっていること、廊下の幅も決められています。専用タイプの場合は、居室内にトイレ、洗面施設、キッチン、浴室など基本的な生活ができる設備が整っていますが、共用タイプの場合は、キッチンや浴室などが共用になっています。

これに対してシニア向け分譲マンションの場合は、基本的にすべて専用の設備になっています。あくまで分譲マンションだからです。

費用の違い

サービス付き高齢者向け住宅の場合は賃貸借契約です。そのため、初期費用は敷金礼金などがかかり、月々の家賃が発生します。また、管理費や光熱費、サービスを受ける費用が必要になります。

これに対してシニア向け分譲マンションの場合は、マンションの一室を購入しますので、高額な初期費用がかかります。その代わり月々の家賃はかかりません。他方、管理費や光熱費、修繕積立金など、一般的な分譲マンションと変わらない費用がかかります。

入居期間の違い

サービス付き高齢者向け住宅の場合は、賃貸借契約ですので、契約期間が設定されており、この終了に際しては、更新の有無を選ぶことができます。基本的に退去条件を満たさなければ契約を続けることができ、住み続けることが可能です。

シニア向け分譲マンションの場合は、マンションを購入することですので、購入後に、退去条件があることはなく、出ていく必要はありませんので、ずっと住み続けることが可能になっています。一般的な分譲マンションと同様の入居になります。

まとめ

サービス付き高齢者向け住宅は、法律によって、自立した高齢者が、サービスを利用しながら安心して暮らせるような施設になっていることが特徴です。

高齢者であるゆえ、賃貸住宅を借りられなくなる場合も多くあります。このようなリスクを防止することができます。また、老人ホームと異なり、生活について自由度が高く、許可などいらずに、外出したり外泊することが可能です。

他方、独立性をより高めたい、家族と同居しながら生活したい場合はシニア向け分譲マンションを選ぶのもひとつでしょう。サービス付き高齢者向け住宅は、施設によってさまざまなサービスが提供されています。ご自身のニーズに応じた施設を利用することによって、安心して快適に過ごすことができます。

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