介護施設の種類はさまざま!利用者に合った選び方と入居の流れ | 介護タウン24


介護施設の種類はさまざま!利用者に合った選び方と入居の流れ

一言で介護施設といっても、さまざまな種類の介護施設があることをご存じでしょうか?それぞれの介護施設には入居条件があり、それに適した状態でないと希望をしても入居することができません。そのため、自分が入ることができる介護施設を選択する必要があります。ここでは、介護施設の主な種類と介護の状態にあった選び方、そして介護施設を選ぶ際のチェックポイントや入居するまでの主なステップなどについて詳しくご紹介します。

施設の種類と介護の状態に合った選び方

ここでは、介護の状態に合った介護施設の種類をそれぞれ紹介していきます。主な介護施設は以下の通りです。

■特別養護老人ホーム(特養)
■介護老人保健施設(老健)
■介護医療院(旧:介護療養型医療施設)
■ケアハウス(軽費老人ホーム)
■シルバーハウジング(高齢者世話付住宅)
■養護老人ホーム
■介護付有料老人ホーム
■住宅型有料老人ホーム
■健康型有料老人ホーム
■サービス付高齢者向け住宅(サ高住)
■グループホーム
■シニア向け分譲マンション

要支援1・2の方向けの施設

要支援1・2という状態は、介護保険制度において「現段階では介護の必要はないものの、将来的に要介護状態となる可能性がある」と判定された方です。主に介護予防のためのサポートを受けることができます。要支援1・2の方が入居できる介護施設としては、次の施設があります。

■ケアハウス(軽費老人ホーム)
自宅での自立した生活に不安があり、身寄りがないなどの高齢者を対象として施設です。

■介護付有料老人ホーム
介護が必要となった場合にスタッフから介護サービスを受けられる施設です。自立、要支援、要介護を対象とした混合型への入居ができます。

■住宅型有料老人ホーム
食事サービスや、掃除、洗濯などの生活支援サービス、健康管理サービスやレクリエーションの提供を受けられる施設です。介護が必要になったら、別途訪問介護や通所介護などと契約する必要があります。

■サービス付高齢者向け住宅(サ高住)
60歳以上が入居できる住宅で、有資格者の相談員が常駐している安否確認と生活相談サービスが受けられる施設です。

■グループホーム
要支援2以上で、65歳以上の認知症患者が入居できる施設です。少人数製の施設であり、介護サービスや機能訓練などを受けることができます。

要介護1・2の方向けの施設

要介護1とは、「立ち上がりや歩行が不安定で、排せつや入浴の際には部分的介助が必要」と判断された方です。要介護2とは、「自力での立ち上がりや歩行が困難で、排せつや入浴などの部分もしくは全介助が必要」と判断された方になります。これらの方が入居できる主な施設は以下の通りです。

■介護老人保健施設(老健)
病院と自宅の中間的な位置づけのものであり、在宅生活が難しい要介護1以上を対象として、在宅復帰を目指すための施設です。

■ケアハウス(軽費老人ホーム)
自宅での自立した生活に不安があり、身寄りがないなどの高齢者を対象として施設です。

■介護付有料老人ホーム
介護が必要となった場合にスタッフから介護サービスを受けられる施設です。要介護者しか入居できない介護専用型、自立、要支援、要介護を対象とした混合型へのどちらにも入居ができます。

■住宅型有料老人ホーム
食事サービスや、掃除、洗濯などの生活支援サービス、健康管理サービスやレクリエーションの提供を受けられる施設です。介護が必要になったら、別途訪問介護や通所介護などと契約する必要があります。

■サービス付高齢者向け住宅(サ高住)
60歳以上が入居できる住宅で、有資格者の相談員が常駐している安否確認と生活相談サービスが受けられる施設です。

■グループホーム
要支援2以上で、65歳以上の認知症患者が入居できる施設です。少人数製の施設であり、介護サービスや機能訓練等を受けることができます。

要介護3~5の方向けの施設

要介護3~5になると、「立ち上がりや歩行がほぼ自力でできない」「寝たきりでまったくできない」といった状態となります。要介護3~5で入居できる介護施設としては、次のような施設があります。

■特別養護老人ホーム(特養・介護老人福祉施設)
要介護3以上で入居できる施設です。食事や入浴、そして排せつなどの介護や、日常生活支援、リハビリやレクリエーションなどのサービスを受けられます。

■介護老人保健施設(老健)
病院と自宅の中間的な位置づけのものであり、在宅生活が難しい要介護1以上を対象として、在宅復帰を目指すための施設です。

■介護医療院(旧:介護療養型医療施設)
医学的な管理が必要な要介護者を対象とした施設です。食事や入浴、そして排せつなどの身体介護のほかに、医師や看護師により医療管理やリハビリを受けることができます。

■介護付有料老人ホーム
介護が必要となった場合にスタッフから介護サービスを受けられる施設です。要介護者しか入居できない介護専用型、自立、要支援、要介護を対象とした混合型へのどちらにも入居ができます。

■グループホーム
要支援2以上で、65歳以上の認知症患者が入居できる施設です。少人数製の施設であり、介護サービスや機能訓練等を受けることができます。

健康で自立している方向けの施設

もちろん、要支援や要介護認定されていない、健康な高齢者が入居できる介護施設もあります。

■健康型有料老人ホーム
自立状態の高齢者向けに食事サービスを提供する高齢者施設です。温泉やジムなど、健康維持を目的とした設備が充実しているという特徴があります。介護が必要になると退去しなければなりません。

■サービス付高齢者向け住宅(サ高住)
60歳以上が入居できる住宅で、有資格者の相談員が常駐している安否確認と生活相談サービスが受けられる施設です。

■シルバーハウジング(高齢者世話付住宅)
バリアフリー化されており、緊急通報装置、見守りセンサーなどの設備や、生活援助員サービスが受けられる施設です。

■シニア向け分譲マンション
所有権を持てる高齢者向けの分譲マンションです。家事援助サービスやプール温泉など、マンションごとにさまざまな特色があります。介護が必要になった場合は、主に在宅サービスがメインとなります。

■ケアハウス(軽費老人ホーム)
自宅での自立した生活に不安があり、身寄りがないなどの高齢者を対象として施設です。

親に合う介護施設の選び方のチェックポイント

介護施設をいろいろと調べてみると、世間的な評判ばかりに目が行ってしまいがちです。しかし、介護施設選びにおいて、大切なのはそこではありません。世間的に見て良いとされる老人ホームではなく入居者のニーズに合う老人ホームを選ぶことが重要なのです。ここでは、親の希望に沿った施設かどうかを判断する基準についてご紹介します。

入居条件に合っているか

親の入居したい介護施設の希望条件で選ぶ前に、まずはそもそも入居できる条件を兼ね備えているのかを確認する必要があるでしょう。年齢や健康状態、要支援度、要介護度などの入居のための条件はもちろんですが、退去条件などもあります。特に終の棲家として検討しているのであれば、「要介護度が上がった」「認知症が進行した」「医療行為が必要になった」といった場合などでも入居を継続できるのかをしっかりと把握しておくことが必要です。

せっかく希望の介護施設に入居しても、条件次第ではすぐに退去が必要となってしまうケースもあります。あとから、「こんなはずではなかった」ということにならないためにも、まずは入居条件などを確認しておくようにしましょう。

地域や立地が離れすぎていないか

高齢者にとって、子供や孫たちと気軽に会える環境というのは非常に重要です。交通の便がよければ、家族も気軽に遊びに行くことができるでしょう。遠距離になってしまうと、通うことが負担となってしまい、徐々に足を運ぶ回数が減ってしまう恐れがあります。だからといって、今まで住んでいた環境と大きく変わるような場所を選んでしまうと、高齢者の精神的な負担や戸惑いが大きくなってしまいかねません。本人の意見を尊重したうえで、できるだけ無理のない地域を選ぶようにしましょう。

費用に無理がないか

公的施設であれば、ある程度費用を抑えられますが民間施設の場合、入居一時金が大きく変わることがあります。民間施設のサービス内容によっては、かなりの費用を要することもあるでしょう。入居一時金を含めて、月額費用を支払うことができないと、入居を継続することができなくなるため、退去を余儀なくされてしまいます。そのようなことにならないように、費用についても十分な検討が必要です。

検討の際には、介護施設の入居に必要な資金計画を立ててみましょう。入居年数は、日本人の平均寿命などを考慮して必要資金の見通しを立てていくとよいでしょう。ある程度見通しを立てることができれば、十分に入居することができる費用の範囲が見えてきます。

医療・介護ケア体制は万全か

介護施設を終の棲家とする場合、医療体制が整っていることは前提条件となります。近隣の医療施設と連携がとれていたり、病院が運営している施設であれば医療体制が充実したりしていることが多いです。また、介護施設ですのでケア体制も重要といえるでしょう。できれば手厚いケアを受けたいものです。

たとえば、介護付き有料老人ホームの場合は、入居者3人あたりに1人の介護スタッフが必要とされています。最低限の人数がこれだけなので、介護スタッフが多ければ多いほど、手厚い介護を受けられると判断できるでしょう。また、夜間はスタッフが少なくなりがちなので看護職員の有無や勤務体制、緊急時の対応や体制などもチェックしておくとよいでしょう。

住空間や設備は快適か

もし、現在十分な介護が必要でない場合であっても、介護が必要となったことを想定して住空間や設備をチェックする必要があります。自分が住む居室などは、「車いす生活になっても不自由なく暮らせる状態か」を確認しましょう。実際に車いすに乗ってみるとわかるのですが、意外に幅を要するため、不自由なく生活できる広さが必要です。また、浴室設備やトイレなどは、どのような状態まで対応できるのかなども重要となるでしょう。

その他に意外に忘れがちなポイントとしては、施設内に庭やバルコニーなどの緑と触れ合える空間があることが望ましいです。なぜなら、元気に歩けなくなってしまうと、普段の行動範囲が介護施設内だけになる可能性があるからです。

スタッフやほかの入居者の雰囲気・人柄は良いか

介護施設は、毎日を過ごす空間ですので、一緒に暮らす人々の雰囲気が非常に重要となります。スタッフ同士の中の良さや、入居者に対する態度、身だしなみなどがよいと気持ちよく生活することができるでしょう。すでに入居している人々は先輩にあたる高齢者です。和気あいあいとした雰囲気であり、これから入居しようとしている高齢者との性格の雰囲気が似ている施設を選ぶことが重要になります。

スタッフや入居者などと馬が合わない施設に入ってしまうと、せっかくの介護施設での毎日を楽しく送ることができなくなってしまいかねません。そのため、場合によっては体験入居をして、施設内の雰囲気を確認するなどをしてから、入居したい施設を選ぶほうがよいでしょう。

食事などのサービス内容に満足できそうか

食事というのは、日々の生活の幸福度を高めるためにもとても重要な役割を持っています。介護施設の献立表などを入手して、食事内容の傾向をつかむようにしましょう。また、「食事は介護施設内で作っているのか」「どこかほかの場所から運んできているのか」「管理栄養士は介護施設内に常駐しているのか」などもチェックするようにしましょう。

介護が必要になってくると、「療養食に対応しているのか」「咀嚼や嚥下機能が低下した場合の対応はどのようになっているのか」も影響してきます。将来必要になったときのことを考えて確認することがおすすめです。また、「食べなかった場合の料金やメニュー選択の幅などがあるかどうか」もチェックしておくとよいでしょう。

介護施設に入居するまでの流れ8ステップ

ここからは、介護施設に入居するまでの流れについて、ご紹介していきます。

1.希望条件を整理する
2.老人ホームの情報を収集する
3.見学する・入居の申し込みをする
4.必要書類を準備する
5.面談をする
6.入居審査をする
7.体験入居をする
8.契約・入居をする

希望条件を整理する

まずは、入居したい介護施設を選んでもらいます。もちろん、入居条件をクリアしたうえで、立地や費用に無理のない場所を選ぶ必要があるでしょう。どれだけいい施設であっても、立地が悪かったり、費用が高かったりすると、その介護施設で生活するのが難しくなります。そして、その中でもさらに「医療・介護ケアは適切であるか」「住空間や設備に不自由さはないか」「満足できる食事が提供されるのか」などをしっかり吟味してもらう必要があるでしょう。

老人ホームの情報を収集する

まずは、老人ホームのパンフレットなどの資料請求をしましょう。パンフレットには、介護施設や老人ホームの特徴や方針、住所や見学受付、入居申し込みの方法などの情報がすべて記載されています。さらに、共有設備はどのようなものがあるのか、居室の設備、解説してからの年数、提供してくれるサービスなども手軽に調べることができるでしょう。電話で申し込みはもちろんのこと、インターネットでも資料請求が可能な場合があります。

見学する・入居の申込みをする

入居したいと思えるような介護施設を見つけることができた場合、まずは見学をするようにしましょう。パンフレットだけでは知ることのできない、現場の生の情報を知ることができます。食事の内容やスタッフ、入居者の雰囲気などをしっかりと確認しておくようにしましょう。なお、見学に行く場合は、いきなり行くのではなく事前に問い合わせや予約をしておくとスムーズに見学ができます。気になることがあったらすぐに記録できるようにメモを持っておくことがおすすめです。見学をして問題がないようなら、入居の申し込みをしましょう。

必要書類を準備する

老人ホームや介護施設に入居する場合には、主に次のような書類が必要となります。

・入居申込書
・健康情報提供書
・健康診断書

もちろん、施設によって必要とする書類は変わりますので、事前にしっかりと確認しておくようにしましょう。特に健康診断書などは、予約をして健康診断を受けて結果をもらうまでには、2~3週間の期間がかかる場合もあります。介護施設への入居を検討し始めた段階で早めに健康新案受けておくようにする必要があるでしょう。

面談をする

面談では、入居予定者の健康状態や希望条件などに関する質問が行われます。要介護者の場合は、ケアマネージャーが同席したうえで、施設庁などの管理者クラスの人友に面談が行われることが多いでしょう。入居予定者が入院中である場合は、「面談に行くことができない」と不安に感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、多くの介護施設などでは、入院先に出向いてもらえることが多いのです。まずは、そのような対応をしてもらえるのかどうかを相談するようにしましょう。

入居審査をする

上記面談の内容を踏まえたうえで、「介護施設や老人ホーム内で入居を受け入れるかどうか」の審査が行われます。審査のポイントとしては、入居希望者の身体状況や、金銭面での問題はないか、などが総合的に審査されるのが一般的です。特に、身元保証人の精査が行われることが多いものの、近年の社会情勢によって、身元保証人がいない場合でも入居できる施設も増えています。そのような場合は、後見人制度や民間の保証会社などを活用できますので、どのような身元保証をするのかを検討しておきましょう。

体験入居をする

審査の結果、入居可能となった場合は、体験入居をさせてもらえることが多いです。見学だけでは見えてこない、とても細かな部分まで実際に体験することができるのでおすすめ。費用は1泊5,000円から10,000円程度です。実際に多くの方が、体験入居を行って、問題がないと判断できれば本格的に入居を始めています。期間としては、3日から1週間程度体験入居できることが多いので、契約をする前までには、一度その介護施設での生活を体験してもらいましょう。

契約・入居をする

実際に見学をして、審査も問題なく、体験入居をして、「ここで生活したい!」と思ってもらえたのであれば、入居契約をして入居を進めましょう。契約の際には、次のような書類が交わされます。
・入居契約書
・重要事項説明書

特に重要事項説明書はしっかりと内容の説明をしてもらうことができます。一般的な賃貸の契約と似ている部分があるでしょう。契約をしてしまうと、あと戻りができません。重要事項の説明の段階で、何か気になることや不安な点がある場合は、その都度確認をしていくようにしましょう。不安であれば、前もって書類に目を通させてもらえるかを確認しておくと契約当日に慌てなくてすみます。

まとめ

一言で介護施設といっても、さまざまな種類のものがあり、高齢者の健康状態などによって、入居できる施設が変わってきます。そのため、そもそも入居条件に合致していない可能性があるため、介護施設を選ぶ場合には、状態にあったものの中から選ぶようにしましょう。

パンフレットなどを入手したうえで、費用面、立地条件、医療・介護ケアの手厚さ、住空間や設備、食事の充実度などを考慮して入居希望先を選ぶ必要があるでしょう。入居の際には、見学や体験入居を受けたうえで、「スタッフや入居者と馴染むことができるかどうか」「満足できる生活ができるかどうか」を見極めることも重要です。トータル面で、高齢者が楽しく余生を過ごせる施設を見つけるようにしましょう。


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