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失敗しない!サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を選ぶポイント

「要介護度が比較的低い高齢者や、あまり介護を受ける必要はないが普通の住宅に一人で住むのは何かと心配だ」という高齢者の家族の方にとって、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)はピッタリの選択肢と言えます。

ただ、施設や契約内容などによってサービス内容に大きな違いがあるため、どうやって選べば良いのか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。ここでは、サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ際のポイントについて説明していきます。選び方の参考にしてみてください。

老人ホーム・介護施設・養護施設を選ぶ4つのステップ

老人ホーム・介護施設・養護施設を選ぶ4つのステップ

施設の情報収集

施設を選ぶにあたっては、できるだけ多くの施設に直接行って確認した方が良いのですが、すべての施設を回るのはさすがに大変ですので、まずは資料請求をしてみましょう。今はインターネットで簡単に多くの施設の情報を集めることができます。地名や「サ高住」などのキーワードを元に検索したり、施設の情報をまとめたサイトなどで確認したりすることができます。

ネット環境がないという方や、パソコンやスマホの操作が苦手という方は、直接電話で資料を取り寄せることもできます。ただし、細かい内容については電話ではなく、実際に行った際に聞きましょう。また、現在要介護認定を受けているという方は、介護の状態をよく知るケアマネージャーさんと相談したうえで、施設を選んだ方が良いでしょう。

希望条件に優先順位を付ける

複数の施設から資料を取り寄せた後は、候補を選ぶ必要がありますが、やみくもに資料を読んでいても迷ってしまったり、見学する際も十分に確認できなかったりして、無駄に時間がかかってしまいます。事前にある程度、選ぶ際の方針を決めておきましょう。入居にあたって妥協したくない点(地域やサービスの内容など)や、できれば条件を満たしておいた方が良い点などについて点数を付け、優先順位を決めておくことが有効です。

また、現時点での要望だけではなく、将来、要介護状態の段階が進む場合や、認知症になった場合を見越して、どのようなサービスを受けることができるのかといった方向性を検討しておく必要もあります。

見学・体験入居

条件に合うサ高住を見つけたら、実際に施設に行って話を聞きに行きましょう。通常の引っ越しのときにさまざまな物件を見に行くことと同様に、1ヵ所だけではなくいくつもの施設を見比べることが重要です。一部の施設では見学をすることができますので、入居者の方の暮らしぶりやスタッフの様子を知る良い機会になるでしょう。

さらに、一部の施設では3日~1週間ほど体験入居をすることも可能(費用は1泊あたり数千円~1 万円とまちまち)です。一部ではありますが実際にサービスを受けることができますので、重要な判断材料となり得ます。サ高住は長い期間住む場所であるため居住環境が重要ですが、受けるサービスの内容も重要です。できるだけ見学や体験入居を利用してみましょう。

契約内容の確認・契約

見学や体験入学、施設の方から受けた説明などを元に判断し、いよいよ入居を決める際、入居者とその家族で契約内容をしっかりと把握し、確認することが大事です。「契約時や入居時に必要なものは何か」といった初期段階の内容をチェックしておきましょう。さらに、共益費の負担方法や何かあったときの保証人の責任範囲といった入居中の内容、退去する際の返金額といったものまで、契約内容は多岐にわたります。

最も重要なのは、やはり毎月かかる費用のことです。しかし、オプション内容のサービス範囲もしっかり押さえておく必要があります。入居してから「このサービスを受けられると思っていた」「計画よりも毎月の費用が多くかかってしまう」という事態は避けましょう。そのためにも、契約内容や施設からの説明内容に不明な点があれば、契約前や契約の場で直接確認するようにしましょう。

サ高住と他の施設との違い

ここでは、あらためてサ高住と他の施設との違いについて説明します。入居にあたっては、要介護度などさまざまな条件がありますので、注意が必要です。

名称 概要 条件 介護保険サービスの提供 前払金
有料老人ホーム 介護付 介護保険法に基づき、特定施設入居者生活介護の指定 施設スタッフ 0~1億円強(施設によりバラツキが大きい)
住宅型 食事などの生活支援サービスを提供 外部サービス
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) バリアフリー構造の住宅

安否確認・生活相談等のサービスを提供

外部サービス 敷金(施設によりバラツキ)
特定施設入居者生活介護 施設スタッフ(※外部サービス利用型を除く)
グループホーム 9人1グループによる共同生活 要介護度1(一部要介護度2)以上の認知症の方 施設スタッフ 施設によりバラツキ
ケアハウス 入居者の収入に応じ、低額の費用で基本的な生活支援サービスを提供 外部サービス 0~数百万円
特定施設入居者生活介護 施設スタッフ(※外部サービス利用型を除く)
特別養護老人ホーム 介護保険施設で、生活支援・介護サービスを提供 要介護度3以上 施設スタッフ 不要
老人保健施設 自宅と病院の中間的な位置づけ。介護・看護・リハビリが受けられる 要介護度1以上 施設スタッフ 不要

サ高住は要介護度が入居の条件とはなりませんが、施設によってサービスの内容が大きく異なりますので、最も押さえておくべきポイントと言えます。

見学・体験入居の確認ポイント

入居する施設の候補をいくつかに絞り、見学や体験入居に行く際は、事前に以下のようなチェックポイントを整理しておいてください。

立地

サ高住は基本的に集合住宅の形をとっていることが一般的です。老人ホームなどと比べて入居者の行動に自由度が高く、今までの生活スタイルから大きく変えなくても良いのがメリットと言えます。そのため、できるだけ自宅から近く住み慣れた地域で、家族や友人知人の方が面会に行きやすい場所、何よりも入居者の方が住みやすいと感じる場所であることが重要です。立地条件に関して想定されるチェックポイントは、以下のとおりです。

アクセス

入居者の方はもちろん、家族や知人の方が来やすいように、「バスや電車で移動しやすい場所であるかどうか」「車であれば自宅からどれぐらいの時間で来られるか」を確認しておきましょう。

駅までの送迎サービスはあるか

施設が駅から遠い場所である場合、送迎サービスを用意している場合もあります。

騒音や振動はないか、日当たりは良いか

これらの立地条件については、健康に関わるものですので、できれば体験入居時に確認しておきたい点です。

周辺に買い物施設はあるか

オプションで買い物代行サービスを受けられる場合もありますが、買い物施設だけでなく銀行、郵便局などは、入居者の普段の生活スタイルに直接関わってくることです。そのため、なじみのない場所であれば、実際に現地を歩いて確認してみましょう。

周辺に病院はあるか

オプションで医療サービスが受けられる場合もありますが、自ら通院できる方であれば必要です。近くにかかりつけの病院があれば、なお良いでしょう。

住環境や設備の安全性

より豊かで楽しい生活を送るためには、設備が充実して欲しいものですが、ある程度自由に行動できるため、安全性も確保されなければなりません。ここでは、住宅の設備に関するチェックポイントを紹介します。

広さや明るさが十分か

視力も弱くなり、暗い場所だとつまずいてしまうことで、ちょっとしたケガが大事につながってしまう危険性があります。特に居室の広さは確認しましょう。

設備は希望しているスタイルに合っているか

自分のライフスタイルを実現するため、希望に沿った設備があるかどうかの確認も大切です。中には共有設備としてレストランやパーティールーム、理容室などがあるサ高住もあります。

居室の玄関には鍵があるか

何かあったときにすぐに部屋に入れるよう、緊急性を考えて居室に鍵を付けていない施設もあります。しかし、入居する際は預金通帳などの財産を持っていくことになりますし、最低限のプライベートは確保したいという方は、防犯面を考慮しつつ鍵の有無を検討することが必要です。

洗濯物を干せるスペースがあるか

こちらもプライベートに関わることですが、「ベランダに干すのは厳禁」というケースもあります。洗濯のオプションサービスを行っているところもありますので、必要性を検討しましょう。

居室に緊急通報装置が複数設置されているか

何かあったとき、近くに装置がなければ連絡ができない可能性があります。浴室やトイレなど、居室内に複数個設置されていることが望ましいです。

安否確認センサーは生活導線を配慮した場所に設置されているか

安否確認センサーがせっかく用意されていても、普段の生活であまり通らない場所に設置していたら意味がありません。どこに設置されているのか確認しましょう。

防災・災害対策は十分か

あまり発生しないことなので見逃しがちですが、居室内外にかかわらず火災報知器やスプリンクラーなどの設備の有無、万一災害が発生した場合の対策について確認しておきましょう。

サービス内容

サ高住は施設によってサービス内容が異なるので、特に確認しなければならないと書きましたが、単にサービスの種類だけではなく、具体的にどの範囲まで対応されるのかを確認することが大事です。

例えば、一口に「安否確認サービス」といっても、「1日1回居室へ訪問することだけなのか」「居室に設定されたセンサーで随時確認を行っているのか」というように、提供されるサービスのレベルは、施設によってまちまちです。

また、基本的なサービス以外で別途対応される有料オプションについても、費用だけではなく、作業範囲についても確認しておく必要があります。

入居者同士の交流はあるか

一人暮らしにはない共同住宅の良いところは、入居者どうしの交流があることです。施設によっては、サークル活動やさまざまなイベントが開催されています。

生活支援サービスに含まれるものは何か

生活支援サービスには居室の清掃や洗濯などがありますが、有料オプションとの兼ね合いでどこまで対応されるのかも重要です。あとから「このサービスが含まれていない」ともめないよう、十分に確認しておきましょう。

生活支援サービス以外の有料オプションはあるか(フロントサービスや買い物サービス、健康管理サービスなど)

有料オプションは施設の特色が強く出る部分です。「どのようなサービスが用意されているのか」「絶対に利用したいサービスがオプションにあるのか」など、入居者と事前に検討しておきましょう。

食事

入居者の生活にとって、日々の食事は毎日の楽しみであり、最も重要なポイントです。単に食事が用意されるのかどうかだけではなく、食事の提供方法や食事をする場所、もちろん費用なども考慮する必要があります。ここでは、食事に関するチェックポイントを紹介します。

希望に合った食事の提供を受けられるか

入居者の状況に応じて、介護食や治療食など、適切な種類の食事が提供できるのかが重要なポイントです。また、食事をする場所について居室にキッチンが付いている場合は自炊することができます。しかし、食事を頼んだ場合は「常に1ヵ所に集まらなければならないのか」「日によっては自室などで食事をしても良いのか」について確認しましょう。

食事についての費用の発生

食事のサービスを受ける場合は、「1食ごとの計算となるのか」「月額が決まっているのか」の確認が必要です。施設によっては 、1日1食以上利用する必要があるという条件を課している場合もあります。

また、欠食をした場合は「食費の払い戻しがあるのか」「払い戻しされる場合はいつまでに食事のキャンセルを伝えておかなければならないか」など、食事をしない場合の条件もあわせて確認しておきましょう。

緊急時の対応・常駐スタッフ

先程、設備のチェックポイントにおいて、緊急時のために緊急通報装置や安否確認センサーの有無について確認しましょうと記載しました。しかし、設備というハード面だけではなく、緊急時の対応方法が確立されていることや、常駐スタッフの質といったソフト面も重要です。ここでは、緊急時の対応について確認すべきチェックポイントについて紹介します。

緊急通報装置で通報した際にかかる到着時間

スタッフの確認体制や人数などにも関わってきますが、平均的な到着時間について実態を聞いておきましょう。

安否確認の実施方法

サ高住では安否確認サービスの提供が義務付けられていますが、その方法までは固定されていません。「1日1回、食事をすることで職員が直接確認する」というケースが多い傾向です。しかし、「欠食の際はどのように確認するのか」「センサーで随時確認されるのか」など、安否確認の時間帯や頻度なども押さえておきましょう。

常駐スタッフの保有資格や勤務経験

常駐されている方が保有されている資格とその人数、介護福祉士や介護職員初任者研修以上の資格があると、より望ましいです。資格の保有人数と安心感が必ずしも比例するわけではありませんが、体制のレベルの目安にはなります。

職員が24時間常駐しているか、夜間の人員配置体制

緊急な場面は時間を問いません。夜間も職員の方が入れば安心です。また、夜間に職員の方がいるとしても、居住者の人数に対して職員があまりにも少ないと不安です。

フロントスタッフがいるか

いつでも気軽に相談できる人がいるというのは、安心につながります。

職員に対する緊急時の研修がどのくらいされているか

「どのようなスケジュールでどのような研修が行われているか」も重要です。これらは見学や体験入居ではうかがい知ることができません。施設の方に直接確認しておきましょう。

医療・介護への対応

入居後に重い病気にかかったり、入居時は要介護状態ではなくても後に介護を受けざるを得ない状態になったりする場合があります。その場合、施設では対応してもらえる対応内容は施設によって異なるため注意が必要です。場合によっては、対応できないという理由で他の施設に移らなければならない可能性もあります。

ここでは、医療・介護サービスの提供レベルについてチェックすべきポイントについて紹介します。

認知症になった場合の対応や受け入れ実績があるか

共同住宅であるため、施設によっては認知症患者への対応は非常に困難であり、その施設で生活が続けられないという場合があります。認知症患者を受け入れた実績があれば、入居させてもらうこともできます。

胃ろうや在宅酸素などの医療行為が必要になった場合の対応

在宅酸素や、食事をするのが困難な胃ろうなど、「特別な医療設備が必要な病気になった場合、対応してもらえるのか」「施設内に病院施設がなくても、提携医療機関での対応が受けられるのか」について確認しましよう。

介護事業者・デイサービスの併設、特定施設に指定されているか

サ高住は現時点で介護を必要としない方が居住されることが多いですが、要介護の方でも居住できる場合があります。あとで介護が必要となる場合に「せっかく慣れてきた場所を移りたくない」と思うかもしれません。

そのため、はじめから要介護状態になることを想定して選択するという考え方もあります。もし「特定施設入居者生活介護」に指定されている場合は、介護保険の適用対象であり、介護付き有料老人ホームと同様の介護体制で介護を受けることができます。

運営法人

入居者の生活とは直接関係ありませんが、サ高住を運営している法人の実績や経験値によって、入居者に合ったサービスを提供できるかどうか影響してきます。法人の経営状態が堅固であり、運営計画が長期的な視点に立ったものであれば問題ないのですが、経営状態が不安定で計画が短期的に変わるようでは、長く住めるのかどうかが不安です。

そこで、施設の運営法人について、「運営の継続が長期間可能なのかどうか」をチェックする方法について説明します。

運営法人の経歴(どんな業種から参入しているか)

サ高住の運営母体は、福祉系法人のイメージが強いと思われますが、さまざまな業種の法人が参入しています。高齢者住宅研究所が2017年12月末時点として発表した「サービス付き 高齢者向け住宅の現状と分析」によりますと、サービス付き高齢者向け住宅事業を行う者の業種は、介護系事業者が69%です。

さらに、医療系事業者が14%、不動産業者が8%、以下建設業者、ハウスメーカーと続いています。例えば、「ハウスメーカーだと住宅の施設に強い」「介護系事業者だと介護サービスが充実している」など、運営法人により施設の特色が垣間見えます。また、これまでの経歴を元に運営に問題がないか確認しておきましょう。

運営が安定している企業か(財形状況など)

運営法人の経営状況が思わしくない場合は、最悪、突然施設が閉鎖され、住めなくなる可能性があります。財政状況などはサイトで公開されている場合もありますので、確認しましょう。

その他

これまで挙げてきたチェックポイント以外としては、実際に入居している人の表情や様子を見ることで、「普段の生活が充実しているかどうか」を確認することができます。ここでは、入居者に関するチェックポイントについて紹介します。

外出や家族・知人の訪問は自由にできるか

基本的には行動は自由ですが、場合により訪問や外出が可能な時間が制限されている可能性があります。また、訪問の方用に駐車場が用意されているかどうかもポイントです。

地域の自治会に加入しているか

「イベントなどを通じて、地元の施設外の方と交流が図られているか」も大切です。

入居者が介護サービスを利用しているか

現在介護が必要でなくても、将来のことを考えると、どのようなサービスを利用しているかは重要です。

医療行為が必要な入居者の受け入れが可能か

施設内に医師がいないとしても、「提携医療機関と連携して対応されているか」についての確認も行いましょう。

スタッフや入居者の雰囲気

一緒に同じ場所で生活していく中で、相性が良さそうかどうかは意外と重要な要素です。

これらは見学や体験入居を通じて確認することができますので、チェックしておきましょう。

まとめ

サ高住に入居する際の施設の選び方について、考えられるポイントを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。サ高住選びに失敗しないためには、入居者の方が絶対に必要な条件や優先したい条件をあらかじめまとめておいたうえで、複数の施設に見学や体験入学をし、決めることが重要です。

国土交通省が2012年度に調査した「高齢者向け 住宅に係る情報提供及び事前説明のあり方に関する調査」によると、「サービス内容について契約時の説明が不十分だった、または聞いてない」と答えた人が9.1%でした。また、「実際のサービス内容が、契約書の記載や契約時に聞いた話と違う」と答えた人が6.9%に上って おり、サービス内容に関するギャップが明らかになっています。

今回紹介しましたチェックポイントを元に十分確認したうえで、充実した生活が送れるよう、施設選びをご検討ください。


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