
要介護者のうがいを介助する方法
投稿日 2019/05/30
最終更新日 2019/06/19
高齢者のドライマウスを防ぐために、こまめなうがいが必要です。うがいをして口腔内に適度な湿度を保たせましょう。うがいをするだけでも口臭予防やプラークの繁殖を防ぐことに繋がります。
今回のうがいの目的として、口腔内に湿度をもたせて、口腔内の汚れの除去、プラークの繁殖や口臭を防ぐ意味があるので、風邪を予防するために喉の奥を洗浄する「ガラガラうがい」とは別物です。
所要時間 | 2分 |
---|---|
必要なもの | コップ |
口腔ケアに適したブクブクうがいのやり方
コップに水を適量入れます。

頭を若干、前屈させます。

左右交互にブクブクうがいをしてもらいます。

半側麻痺で寝たきりの状態の場合は、セミファーラー位かつ患側仰臥位でうがいをします。

その他注意点
誤嚥のリスクを防止するためにも要介護者の口に入る無理のない量の水でうがいをしてもらいましょう。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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