
スポンジブラシによる口腔ケアの方法
投稿日 2019/05/30
最終更新日 2019/06/14
口腔ケアにスポンジブラシを用いることで、歯ブラシによる乾燥した粘膜に傷をつけずに、口の中の汚れやネバつきを清掃します。スポンジブラシに水を含ませることで、口腔内乾燥を予防する役割があります。
スポンジブラシは、医療現場から生まれた口腔ケアの道具です。高齢者の口腔ケアでは欠かせない存在であり、黄色や白のスポンジで“出血”があった時にわかりやすい作りになっています。
所要時間 | 10分 |
---|---|
必要なもの | スポンジブラシ |
使用する道具 | ガーゼ |
スポンジブラシによる口腔ケアの方法
口腔内が乾燥している場合は保湿剤や人工唾液を塗布

スポンジブラシに水をつけて軽く絞る

頬と歯茎の間から清掃する

頬や歯茎に残った汚れをガーゼで拭き取る

反対側の頬も同様に清掃する

注意点
要介護者の様子を確認しながら進めます。ちょっとでも苦しい表情をみせたら作業を中止しましょう。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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