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介護現場の事故

介護現場で発生する事故の件数

介護現場で発生する事故は、2017年度の1年間で約1500人が遭遇しており、中には死亡や重症化に繋がるものもあります。サービス形態によっても発生する事故のキッカケなども異なっており、どのような理由で事故が発生しているのか、事故を予防するためにはどのようなことをすれば良いのかご紹介していきます。

介護現場で発生する事故の件数

介護現場では、様々な事故が発生しますが、中でもサービス提供時間が長い通所介護(デイサービスやデイケア)や入所サービス(老人ホームなど)での事故割合は特に高くなっています。また、サービス提供時間が短い訪問介護についてもバリアフリー化や事故防止対策が行われていない居宅では事故が起こりやすいということが読み取ることができます。

介護現場で発生する事故について知ろう

以下では、介護現場で発生する事故がどのようなもので、どのような場所で発生するのか、あるいはその事故の原因がどのようなものであるのかということについて、統計データを参考にしながらチェックしていきましょう。

事故の種類について

事故の種類について

介護で最も多い事故は転倒・転落・滑落となっています。高齢になると足腰の筋力が衰えてしまい、バランス感覚を保てなくなってきます。また、骨粗鬆症などの疾病を発症していなくくても骨が脆くなってしまい、ただの転倒であっても骨折のような大きな怪我に繋がりやすくなってしまうのです。

事故が発生する場所について

事故が発生する場所について

介護現場で発生する事故といえば、入浴中の溺死や交通事故のような悲惨な事故を想像してしまいがちですが、実は室内移動中や住居スペースで発生する事故が圧倒的に多いのです。中でも介護職員が目を話した隙に発生するものが多く、本来介護が必要な状態であるにも関わらず自分の力だけで移動しようとする事例も多く報告されています。

事故の原因について

事故の原因について

介護事故の原因のほとんどは、介護職員が目を話した隙に発生する事故です。「他の施設利用者の介護中」に発生した事故の多さからも、職員の不注意というよりも介護職員の人材不足による影響が大きいといえるでしょう。

介護施設ではどのような事故が発生し対策がとられているのか

介護施設で発生する事故には、転倒、転落、誤嚥、誤飲、感染症などがあります。しかしその原因となるとさまざまで、転倒だけを取り上げてみても多くのケースがあります。自立歩行者といっても、安定した足取りの利用者や、ふらつきのある利用者。杖を使用していたり、手押し車を利用していたりする利用者まで幅広いのが現状です。またその時々の利用者の体調によっても、転倒へのリスクが大きく変化します。事故対策は、それら全てのリスクに対して行われなければならず、なかなかマニュアル通りにはいきません。そのような実状の中、介護の現場では、実際にどのような対策が取られているのでしょうか。それをこれから考えてみたいと思います。

その1:床滑り・靴底滑り対策

その1:床滑り・靴底滑り対策

床が滑ることは。介護現場以外でも要注意です。木造ならまだしも、鉄筋コンクリート造りですと、転倒は高い確率で骨折につながります。といっても床を掃除することは必要ですので、その後は必ず、から拭きを行います。 床が濡れていないかどうかの確認は、掃除後以外のときでも重要です。お茶や味噌汁がこぼれていたり、湿気が溜まっていたりする場合も考えられます。 また高齢者は、履物の選び方にも要注意です。つま先が少し反り上がっていると、つまずきにくくなります。靴底に滑り止め加工があり、底が曲がりやすい履物は滑りにくく、スムーズに歩くことが可能です。 このように介護現場では、床面と履物の滑りを防止するための対策をとっています。

その2:坂道での転落事故防止

その2:坂道での転落事故防止

車椅子介助をした経験はあるでしょうか? 車椅子介助は、思っている以上に難しく危険です。それを体感するには、実際にあなたが車椅子に座り、どなたかに介助していただくことです。身体の全て(命)を介助者に託す状況に不安に陥ります。 車椅子を動かす前、右左に曲がるとき、バックするとき、坂道など、どんな些細なことでも必ず、利用者に声掛けを行ってから行動に移しましょう。何の声掛けもなく突然曲がったりすると、その体制が整っていない利用者の身体は車椅子上で、車椅子とは違う方向へと向かってしまいます。 特に危険なのが下りの坂道です。背もたれから体が浮き上がり、前のめりに車椅子から転落してしまう危険性があります。介護現場では、ほんの少しの傾斜以外、下り坂道での車椅子介助は必ず後ろ向きに、ゆっくりと確実に行っています。

その3:事故が少ないドアの採用

その3:事故が少ないドアの採用

木製の片開き引き戸で、上からの吊り下げ式。医療機関や介護現場では、ほとんどこのようなドアが使用されています。上下に長い大きな持ち手が付いており、車椅子での自走者にも簡単に開け閉めが可能です。 開閉の動きはゆっくりで、最後は極端に動きが遅くなり、バタンと大きな音を立てて閉まることはありません。開口部も広く、車椅子でも楽に移動が可能です。 アパートの玄関のような片開きドアは、たとえ木製であっても開閉時に指などを挟む危険性があります。しかし吊り下げ式の片開き引き戸なら、その危険性は大きく軽減します。居室への出入り、トイレ介助なども、とてもスムーズです。

その4:小物による事故対策

その4:小物による事故対策

介護現場で注意しなければならない物は数多くありますが、ハサミもその中の一つです。ナイフやカッターは持ち物として禁止していても、介護度が低い利用者ならハサミは良いだろうと考えるかもしれません。 実際の介護現場では、スタッフと一緒に何かを行う短時間だけなら、介護度の低い利用者には、スタッフの見守りの中でハサミを使っていただく場合もあります。しかし持ち物としては禁止しています。 例えば、ハサミを手に持っていて転倒する。金属製のヘアピンを付けた状態で転倒し頭部を打ち付けた。などを考えた場合に、あまりにも危険性が高いからです。 また認知症で異食がある利用者は、近くにある物を何でも口中に入れて飲み込みます。食事時にバナナを皮ごと食べてしまう利用者も決して珍しくありません。 異食のある利用者は、ほとんど介護度の高い車椅子使用者です。介護現場では、そのような利用者の手の届く範囲には、何も物を置かないように注意しています。

その5:ヒヤリ・ハット報告書によるシステム改善

その5:ヒヤリ・ハット報告書によるシステム改善

介護現場で、ヒヤリとしたことや、ハットしたことがあった場合には、すぐにヒヤリ・ハット報告書を書きます。 例えば、日勤帯で車椅子使用者が突然立ち上がり転倒しそうになった場合。まずは職場内の職員(その時点での職員)で、その情報を共有します。 日勤者から遅出勤務者への申し送り時に、その情報を申し送ります。そして遅出者から夜勤者へと申し送りを続けていき、全職員にその情報が届くまで申し送りを続けます。 申し送り時には、利用者への注意点や、どのような対処方法が良いかなどの話し合いも行います。申し送り時の話し合いだけで対処可能な場合には、その方法で対処していきますが、対処できない場合には、急きょ全員でミーティングを開催して対処方法を決定します。

その6:事故防止マニュアル(勉強会もやる)

その6:事故防止マニュアル(勉強会もやる)

介護施設には必ず緊急時対応(介護事故防止)マニュアルがあります。行政から指導されており無い施設はありません。しかしマニュアルはあくまで一般的な内容であり、その時点での施設利用者に当てはまらない場合が多く、一人ひとりに合った方法を職員全体で話し合い(委員会)を行い決めています。委員会開催時には、勉強会も兼ねて行っています。 ここで重要なことは、一人の利用者に対しての情報を共有し、スタッフ全員が同じ方法で対応するということです。例えば一人の利用者に対して、スタッフが違う方法で対応した場合に、利用者のほうは同じ場面であっても違う動きを求められ、どうすれば良いのかが分からなくなってしまいます。 介護現場では10人20人のスタッフがいても、一人の利用者に対しては、必ず同じ対応をしています。

その7:想定できない事故への対応

その7:想定できない事故への対応

介護事故が想定内で発生するのなら、未然に防ぐことも可能かもしれません。事故は思いもよらない場面での発生が多く、焦ってしまい対応に苦慮します。 Aさんはその日、認知症の受診をして、就寝前に服薬を行いベッドに入りました。「ふらつきがあるかもしれない」という副作用の説明を医師から受けていたため、スタッフは注意をしていました。歩行時の見守りを行うためです。 トイレへ行くためにAさんはベッド上で起き上がり、立ち上がろうとしました。しかし立ち上がるどころか、ベッドから転げるように落ちてしまいました。 幸い事故には至りませんでしたが、医師に連絡をすると処方された薬はすぐに中止になりました。 介護の現場には、日々何が起こるか分からないという不安が付きまとっています。だからこそ、想定内のことは全て完璧に行っておく(済ませておく)ことが重要になってきます。 「段取り8部、仕事2部」ということわざがありますが、介護現場では想定できることは全てできるだけ早めに準備をして仕事に取り組んでいます。

介護事故だけではない、虐待リスクについて

介護現場で起こり得るのは事故だけではありません。虐待のリスクもあります。

虐待のリスク

介護現場で発生するものは、事故だけではありません。介護職員や家族から高齢者が虐待されるような事件が増えてきているのです。

高齢者虐待は誰が起こしているのか?

高齢者虐待は誰が起こしているのか?

高齢者虐待のほとんどは、男性によって行われます。これは、日頃から働きに出ていることが多い男性が自宅に帰宅しても介護に従事し、一人でストレスを溜め込んでいくというモデルケースが見て取れます。

高齢者虐待の原因は何なのか?

高齢者虐待の原因は何なのか?

介護職員へのアンケートでも、高齢者虐待の原因はストレスや人材不足によるものであるという結果に。人材不足も業務過多によるストレスの原因となるため、最も大きな高齢者虐待の要因はストレスであることが読み取ることができます。

自覚症状がない高齢者虐待も

高齢者が危険な状態に陥るケース

高齢者が危険な状態に陥るケース

介護をしていると様々な問題に直面することになります。――例えば、高齢者が度々失禁してしまう場合、介護する側は「水分を与えすぎないように」といった対策を取ってしまいそうになってしまいます。しかし、水分摂取量が減少して脱水症状や熱中症を発症してしまう可能性もあります。介護者は、常に要介護者の健康や要望について考慮し、適切なケアを行う必要があるのです。

ケアの方法が分からないために不適切な対応になるケース

高齢者虐待の原因は何なのか?

高齢者が部屋の中を歩き回ったり、車椅子から立ち上がって転倒をしてしまうと骨折のリスクが高くなるため、「安全」という観点から介護者を拘束したくなることもあるでしょう。しかし、やむを得ない状況を除いて要介護者を拘束したり締め出したりする行為は身体的虐待となってしまいます。やむを得ない状況とは、「切迫性(本人や他の入所者等の生命・身体が危険にさらされる危険性が著しく高い)」「非代替性(身体拘束その他の行動制限を行う以外に代わりになる介護方法がない)」「一時性(身体拘束その他の行動制限が一時的なものである)」の3つ全てを満たす状態のことを指します。このため、余程のことがない限り避けるようにしましょう。

些細なことが積み重なって高齢者に大きな影響を与えるケース

高齢者虐待の原因は何なのか?

介護者は日常生活を送りながら、プライベートの時間を割いて介護をすることになります。このため、ストレスを溜め込みやすい状態にあり、些細なことで思ってもいない発言をしてしまうことも。要介護者の要望や体調について気を使うことはとても重要なことですが、自分自身のストレスや体調を管理して、適切なケアが行える状態を保ちましょう。

あなたは大丈夫!?知らぬ間に高齢者虐待の加害者になっていないかをチェックしよう

Q1.車椅子から転落を防止するために身体拘束をすることは、安全のためであるため虐待には当たらない
Q2.親の預貯金や加入している生命保険について詮索することは、経済的虐待に該当しない
Q3.深夜徘徊をしないように、内側から開けることができない部屋に閉じ込めたほうが良い
Q4.本人に隠れてこっそりとかかりつけ医に症状について相談することは、精神的虐待である
Q5.介護のために利用するお金であっても、本人の許可なく利用することは経済的虐待とみなされる
Q6.本人が介護を拒否していても放置することは、高齢者虐待防止法上虐待とみなされる
Q7.栄養不足になると病状が悪化する可能性があるとはいえ、本人の意思に反して食事を無理やり口に入れることは身体的虐待である
Q8.興奮してしまい、包丁によって自傷しようとする要介護者から刃物を取り上げて一時的に腕を拘束することは、虐待ではない
Q9.介護施設に入居させるために土地や物件を売却することは、介護サービスを受けるために仕方のないことだ

あなたの回答結果
Q1.車椅子から転落を防止するために身体拘束をすることは、安全のためであるため虐待には当たらない 転落防止という目的であっても、身体を拘束して高齢者の自由を奪うことは身体的虐待であるとみなされます。
Q2.親の預貯金や加入している生命保険について詮索することは、経済的虐待に該当しない 預貯金や生命保険について把握する程度であれば、虐待とはみなされません。ただし、本人が嫌がる場合は詮索をやめましょう。
Q3.深夜徘徊をしないように、内側から開けることができない部屋に閉じ込めたほうが良い 深夜徘徊防止のためとはいえ、閉じ込める行為は身体的虐待にあたります。やむを得ない状況以外の身体拘束はNGです。
Q4.本人に隠れてこっそりとかかりつけ医に症状について相談することは、精神的虐待である 適切なケアを行うために本人を傷つけないように相談する行為は虐待にあたりません。
Q5.介護のために利用するお金であっても、本人の許可なく利用することは経済的虐待とみなされる たとえ介護のための費用であっても、基本的にお金は本人の同意の上で使用しましょう。もし本人の判断能力が著しく低下している場合は、成年後見人制度を利用するようにしましょう。
Q6.本人が介護を拒否していても放置することは、高齢者虐待防止法上虐待とみなされる 介護拒否をすることを、セルフネグレクトと言いますが、セルフネグレクトを受け入れることは法律では虐待とみなされません。
Q7.栄養不足になると病状が悪化する可能性があるとはいえ、本人の意思に反して食事を無理やり口に入れることは身体的虐待である 本人の意思に反するもので、緊急でやむを得ない状況以外のものは虐待とみなされる可能性が高いです。なんとか説得して納得してもらう努力をするように心がけましょう。
Q8.興奮してしまい、包丁によって自傷しようとする要介護者から刃物を取り上げて一時的に腕を拘束することは、虐待ではない 本人の生命や身体に危険があり、身体拘束以外に適切な対処方法がなく、その拘束が一時的なものであれば原則として虐待とはみなされません。
Q9.介護施設に入居させるために土地や物件を売却することは、介護サービスを受けるために仕方のないことだ 本人の預貯金同様、土地や物件のような本人の財産も勝手に売却したり使用してはいけません。

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