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介護施設と在宅介護では在宅介護のほうが虐待リスクが高い!?

最終更新日2019年06月11日11:51

このところ、ニュースなどで報道されることが多い高齢者虐待。介護施設での虐待事件が注目を集めていますが、実は在宅介護する家族・親族による虐待も問題化しています。高齢者虐待とはどんな場合に起きるのでしょうか。一口に虐待といっても、身体的なものから心理的なもの、また無意識に虐待を行ってしまっているケースも。虐待が増え続ける背景に迫ります。

高齢者虐待とは?

医療の進歩によって平均寿命は長くなると共に死亡率は低下し、日本は高齢化社会となりました。老後の時間が長くなるということは、歳をとった親や義親の在宅介護、施設での介護をしっかり考えなければなりません。しかし、介護の負担や疲れは想像よりも大きく、そのストレスが高齢者への虐待につながりました。この高齢者介護の問題はどんどん深刻化していったのです。

そこで2006年4月に高齢者虐待防止法が施行されます。この法律では要介護かどうかにかかわらず、65歳以上の高齢者が対象。この対象者に対し、高齢者を介護する家族や親族などの養護者、介護施設や介護事業等の従事者による、虐待を高齢者虐待と定義することが決められました。

その内容は、次の5つに大別されます。

1.身体的虐待

暴力により、肉体的な痛みを与える行動。身体に傷やあざなどが残るような行為。ベッドに縛りつけて自由を奪う、無理矢理飲食をさせるといったものも該当します。

2.心理的虐待

脅したり、無視したり、侮辱したりすることで、心理的に負担を与えるもの。

3.性的虐待

わいせつ行為を行うもの。また、服を着せずに裸のままにしておくことも性的虐待の範疇になります。

4.経済的虐待

財産や金銭を勝手に処分、使用することです。必要な金銭を渡さないことも虐待とみなされます。

5.介護・世話の放棄、放任

食事や入浴などの日常生活に必要な世話、介護をあえて怠り、高齢者の身体、精神状況を悪くさせること。いわゆるネグレクトです。

虐待に及ぶ理由

厚生労働省(厚労省)の調査によると、施設での介護ではもちろん、在宅での高齢化虐待の増加が著しいことがわかります。

※表1挿入

  養介護施設従事者等によるもの 養護者によるもの
虐待判断件数 相談・通報件数 虐待判断件数 相談通報件数
29年度 510件 1,898件 17,078件 30,040件
29年度 452件 1,723件 1,723件 1,723件
増減 (増減率) 58件(12.8%) 175件(10.2%) 694件(4.2%) 2,100件(7.5%)

表1厚生労働省:平成29年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果より

在宅で介護をする場合、何をするにも介護を主軸にすえ、生活をまわしていかなければなりません。自分の時間をつくることもままならず、次第にストレスが増大していくことに。

仕事との両立も難しく、場合によって介護離職をしなければなりません。社会からも孤立し、介護者の精神状態も悪化の一途をたどります。

先に挙げた厚労省のデータでは、要介護度が重くなるほど、虐待も深刻な傾向にあるということがわかっています。認知症や身体的自立度の低さからくる、介護者と高齢者の意思疎通が難しいことも、介護疲れの大きな要因といえるでしょう。

さらに、施設の職員とは異なり、家族や近しい親族だからこそ、辛い側面もあります。元気な時の高齢者の様子を、よく知っているからです。「あの父が、母がこんなこともできなくなってしまった」「自分の知る家族とは思えない。まるで他人のようだ」……。こんな思いもまた、介護者を苦しめる理由の一つです。介護者自身が心のバランスを崩し、介護うつを患う場合も。介護者自身の心身の不調が、虐待へとつながってしまうこともあります。

虐待を防止するためにできること

家族で在宅介護する際、誰か1人に負担がかかってしまうことが少なくありません。家族全員で協力する体制をつくり、情報共有を心がけましょう。認知症や高齢者に対する、知識や理解を深めることもポイント。少しでも理解があれば、介護する側の負荷も軽減します。

加えて、自由になる自分だけの時間を持つことも大切。デイサービスやショートステイなども介護保険サービスを利用し、意識的にリフレッシュする機会を設けることです。ケアマネージャーの助言をあおぎながら、ストレスフルな介護ができるよう、策を練ることが重要です。

施設入居も視野に入れておく

在宅介護が上手くいかない、虐待に近い気持ちを持ってしまったという罪悪感から、悩みを抱え込んでしまう介護者も少なくありません。また家庭の恥をさらすようで、相談しづらいという方もいるかもしれません。

思い切って介護施設への入居を検討するのも1つの方法です。介護者と高齢者が距離をおくことで、双方が落ち着きを取り戻す可能性も出てきます。いますぐに入居を考えるのではなく、どんな施設があるのかを調べるだけでも、安心につながるのではないでしょうか。選択肢の1つとして、考えてみることをおすすめします。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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