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老人性うつと認知症の違いとは?適切に見分けて適切な処置を

最終更新日2019年05月31日17:19

皆さん「老人性うつ」という言葉を聞いたことはありますか。65歳以上の高齢者の方が発症するうつ病の事ですが、実は老人性うつは医学的な病名ではありません。うつ病にかかる人は、働き盛りのサラリーマンや人間関係に悩む男女が発症するイメージが強く、今では子供や高齢者まで、うつと診断されてしまう方も多く存在しているのが現状です。特に高齢者は若いころと比べると体力の衰えや病気が増えることもあり、うつ病になりやすいと考えられています。「老人性うつ」と「認知症」は似ていることから、家族も病院に連れていくことを後回しにする場合もありますが、知らないうちに症状が進み、重症化すると、自ら命を絶つケースも考えられます。ここでは、老人性うつと認知症の違いを分かりやすく説明していきたいと思います。

老人性うつの症状

老人性うつは、うつ病とは違う症状です。体力の低下と病気が増えることもあり、初期症状では心の不調よりも、体の不調を訴えます。例えば、「めまい」「頭痛」「痺れ」「胃痛」「息苦しさ」などの症状が現れ、最初は、体調不良だと判断し内科で通院しますが、検査をしても原因が分からず悩む方も多いです。しかし、眠れないことや、引きこもりがちになる、不安を訴えるなど 、今までに見られなかった行動をするようになると周りはおかしいと考え始めます。まさかと思い、精神科を受診した結果うつ病と診断された方も多いのではないでしょうか。うつ病は治る病気です。しかし、治らないと判断したり 、周りに迷惑をかけてしまっていると自分を追い詰めたりして、常に不安や緊張が負担になっているので、自殺につながる可能性もあるため、早期に専門医の治療を受けるようにしましょう。

認知症の症状

認知症という病名はなくアルツハイマー型認知症と診断し、初期症状の多くは「もの忘れ」から認知症を疑うケースが多くなってきています。初期の段階では「理解力の低下」「集中力の低下」など日常的にも少しずつ変化が出てきており、認知症を発症し1番つらいのはご本人です。自覚症状はなく、「誤解」や「話が合わない」など怒りを感じる認知症の方も多くみられ、認知症の症状が進むと記憶がだんだん失われていきます。しかし、数分から数日の短期記憶は失われ、数カ月から数年の長期記憶は残りやすいです。進行が進むにつれ長期記憶もだんだん失われ始め、「時間が分からない」「場所が分からない」「誰か分からない」など見当識障害も同時に現れます。

老人性うつと認知症の違い

家族の方も「老人性うつ」なのか「認知症」なのか違いを早期に知っておく必要があります。ここではいくつか「老人性うつ」と「認知症」の違いをいくつか比較していきましょう。

もの忘れの有無

もの忘れは老人性うつと認知症の双方に見られる症状です。認知症は軽い記憶障害から症状が現れ、だんだん症状が重たくなっていきます。一方、老人性うつの場合は突然最近の記憶が思い出せなくなる症状が現れるでしょう。

本人の自覚の有無

認知症になり始めたときは記憶の低下に不安を覚えますが、進行が進むにつれ関心がなくなってしまいます。一方、老人性うつの場合は自分の記憶の低下を認識しているため、症状が悪くなっていないのか、自身で気にしはじめるでしょう。

進行速度の違いは

認知症はだんだん症状が進行していくため、認知症だと気づかれないことが多いですが
老人性うつの場合は急に発症することから、周りが「おかしい」と気づくことが多いです。

受け答えの違い

認知症は会話をしていても、まったく関係のない回答をしてしまいます。老人性うつの場合は会話の答えについて、回答に悩むそぶりをみせますが答えられない傾向が見受けられるでしょう。

症状に応じた適切な処置を

もし、身近な方が老人性うつと診断された場合の処置を紹介していきます。

薬物療法

老人性うつの方には抗うつ剤を使用していきます。しかし、抗うつ剤には「尿が出にくい」「血圧が上がる」などの副作用があるため、高齢者には気を付けて使用することが必要です。健康状態によっては使用ができない抗うつ剤もありますので、きちんと専門医に診てもらうようにしましょう。

精神療法

「老人性うつ」の方に励ます言葉をかけてはいけません。病気悪化の原因につながります。本人は「頑張っている」と常に思っているため増々追い込んでしまうことも。
性格もそれぞれ違うため専門医と相談して決めていきましょう。老人性うつの回復が見込めるようになったら、少しづつ社会とのかかわりをつなげていきましょう。

まとめ

身近な存在に老人性うつと診断された方がみえる場合は、本人の言動に理解を示してあげることです。何かを訴えている場合は否定をせず、きちんと耳を傾けて、共感してあげることが大切です。老人性うつは改善が可能な病気なので、周りの方のサポートが大切です。正しい対処をするためにも、様子に変化が見られた場合は医師に相談してみましょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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