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高齢者虐待としてみなされる「身体拘束」と「不適切なケア」

最終更新日2019年07月09日13:09

高齢者介護の中には、虐待としてみなされる「身体拘束」と、「不適切なケア」があります。
身体拘束は、その言葉どおり身体を拘束します。例えば、ベッドの両側に、4点柵をする。これでは、被介護者がベッドから降りようと思っても、降りることができません。また立ちあがったり、徘徊したりするからといって、椅子や車椅子に紐で縛り付ける。この場合も、被介護者が、立ち上がったり歩いたりしようと思っても、それができません。他にも、向精神薬を過剰に服用させて行動を落ち着かせることも、身体拘束になります。
また不適切なケアには、「トイレへ行きましたか」と、繰り返して何度もたずねることや、逆に、「トイレは今行ったばかりですよ」と、トイレに行くことを制止することなどがあります。知らず知らずのうちに行ってしまいがちな、「身体拘束」と「不適切ケア」について考えてみましょう。

身体的虐待につながる身体拘束の数々

虐待には「心理的虐待」「性的虐待」等がありますが、「身体的虐待」の中に入るものとして、「身体の拘束」があります。様々なかたちで、身体の拘束を行います。

特に目立つのは、ベッドに4点柵を付けてしまい、ベッドから降りられないようにしてしまうことです。

在宅での介護の場合、「ベッドから落ちると危険だから」という軽い気持ちで、つい行ってしまいがちな行為です。

同じような行為に、椅子や車椅子に、紐で縛り付けてしまうことがあります。「立ちあがると転倒して骨折の危険があるから」、という気持ちからです。

夜間に排便があった場合等に、被介護者が、オムツを取り外してしまうことがあります。オムツ外しは、布団等(周囲)に便が付いてしまい、とても不衛生です。
そのオムツ外し防止のために、手指の機能が使えない、「ミトン型の手袋」の使用や、自分では脱ぐことができない作りの、「つなぎ服の着用」も身体拘束にあたります。

他にも、被介護者が自分で開けることができないように、居室に鍵をかけて、外へ出られないようにしてしまうこと、また向精神薬を過剰に服用させ、徘徊等がないように落ち着かせることも、身体拘束になります。

被介護者家族の同意を得て行う身体拘束

行ってはいけない身体拘束ですが、どうしても身体拘束が必要になる場合があります。

「命または身体が危険にさらされる可能性が著しく高い」「その行動制限を行う以外に代替する介護方法がない」「その身体拘束が一時的である」。

この3つを満たしている場合には、やむを得ず身体拘束を行うことになります。

例えば、医師から歩行を禁止されているのに、認知症があるためにその判断ができずに、歩き始めてしまうような場合。
このような場合には、「緊急やむを得ない身体拘束に関する説明書」等の書類に、被介護者家族の同意(氏名の記述・捺印)を得て、身体拘束を行うことがあります。
その後は拘束の経過を詳細に記述し、できるだけ早くに拘束を解除しなければなりません。

身体拘束には身体的弊害や精神的弊害がある

身体拘束は、個人の尊厳を守る上で、大きな問題があります。しかしその他にも、身体的な弊害や、精神的な弊害があるのです。
「立ち上がってはいけない」「歩いてはいけない」と、身体を拘束することによって、筋力の低下、または間接の拘縮を引き起こしてしまいます。
「外へ出られない」「指を使えない」「服を脱げない」等の、不安や屈辱、怒りや諦めから、せん妄を頻発させてしまうかもしれません。

何気ない一言が苦痛を与える不適切なケア

トイレでの介助が必要な場合に、被介護者のトイレ回数が多いことは介護者にとって大きな負担になります。

ですが、被介護者がトイレへ行きたいと立ちあがった時に、「またトイレ?」と言ってしまうのは、不適切なケアです。

排尿の欲求は、人それぞれで違います。被介護者の気持ちを十分に考慮した上での、言葉がけを行いましょう。

ご近所の人との会話の中で、「自分一人でトイレにも行けない」と、つい愚痴をこぼしてしまうのも、被介護者に精神的な苦痛を与えてしまう不適切なケアになります。

在宅で介護をする場合には、家族という関係上、どうしても知らないうちに、つい被介護者を傷つけてしまうようなケアを行ってしまいがちです。

介護者の気がつかないうちに、被介護者は、少しずつ精神的に傷ついているのです。

被介護者の尊厳を十分に守るためにも、介護を専門に行っている、施設への入居を考えてみるのも一つの手だと思います。

まとめ

ベッドから落ちないように、四方にベッド柵をする。安全のためにと、軽い気持ちでやってしまいそうですが、行ってはいけない行為です。
また、トイレに行きたいと言われたとたん、「今行ったところでしょう」と、つい言ってしまいそうですが、この言葉がけに、被介護者は傷ついてしまうかもしれません。
高齢者には、長い人生を頑張って生き抜いてきたという、自負があります。どのような場合にも、そのプライドをきちんと考えた上で、対応していくことが大切です。
もしも、介護に限界を感じるようでしたら、迷わずに専門の施設への入居を考えましょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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