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誤嚥性肺炎と入れ歯の関係性

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最終更新日2019年03月21日12:15

誤嚥性肺炎は介護の現場で高齢者の命の危険を招く大敵です。誤嚥性肺炎を予防するために、介護者は日夜、口腔ケアだけでなく高齢者の体位にまで気を使わなければいけません。
今までは、口腔内の細菌を含んだ唾液を誤嚥することで、気管支に細菌が侵入してしまい、肺炎を発症すると思われていました。しかし、今回ある研究から細菌だけが誤嚥性肺炎の原因というわけではないということは明らかになったのです。

誤嚥性肺炎とは?

誤嚥性肺炎とは、嚥下運動のときに誤嚥することで口腔内細菌を含んだ唾液や飲食物が気管支へ入ってしまうことをいいます。細菌も一緒に気管支の中に入ってしまい、肺炎に代表される発熱や咳などの症状が起きてしまう疾患です。
一般的に誤嚥が起きると、むせて気管支に入ってしまったものを排出しようとします。しかし、誤嚥の中にはむせが起きない不顕制誤嚥という誤嚥があります。この不顕性誤嚥は健常者でも、睡眠中に無自覚な状態で起きることがあるため、注意が必要です。
つまり、誤嚥しやすいといわれている高齢者だけでなく、健康な若い世代でも誤嚥性肺炎のリスクがあるのということです。

誤嚥性肺炎の原因とは?

従来、誤嚥性肺炎の原因は口腔内の細菌が原因といわれていました。だからこそ、口腔内を清潔にする口腔ケアが重要だと、歯科医師会や全国の歯学部で教育され続けていたのです。また、口腔内の細菌だけでなく、嚥下の力が弱くなれば誤嚥する可能性が強くなります。誤嚥しやすい食べ物や体位などがあり、介護の現場ではそれらにも気をつけるのが一般的でした。

新しい誤嚥の原因は入れ歯

今回紹介するのは「10年間継続して口腔ケアを実施した老人保健施設における入所者の実態調査」という論文です。老人福祉施設をもとに10年間口腔ケアをした老人に追跡調査をして、誤嚥性肺炎との関係性を調査していました。
結果をまとめると、肺炎の発症率を下げるためには口腔ケアが有効ということがわかりました。これは、従来の考えと差異がありません。また、認知症日常生活自立度が高い人ほど、誤嚥性肺炎の発症率が高いという結果も出ました。要介護度が上がっても同様に誤嚥性肺炎の発症率が高くなります。
ここで、面白いデータが研究結果から判明しました。それが、入れ歯です。自分の歯が残っている人と、そうでない人を比較してみると誤嚥性肺炎の発症率に差は見られないですが、入れ歯を装着している人と装着していない人では誤嚥性肺炎の発症率に差が出ました。歯学部など歯科教育の現場では、入れ歯を不潔にしていると誤嚥肺炎のリスクが高くなるといわれていますが、今回の調査では口腔ケアをしているという前提です。
今回の調査では、入れ歯をしていない人の方が誤嚥性肺炎を起こすリスクが高いという結果になりました。口腔ケアをしていれば細菌の発生する余地などないと思ってしまいますが、具体的に何が原因だったのでしょうか。

入れ歯をしないと飲み込みにくい

入れ歯を装着している人は、入れ歯に付着する細菌に対して口腔ケアをしていればリスク低下に繋がります。では、入れ歯をしていない人はなぜ誤嚥性肺炎のリスクが高くなるのでしょう。
それは、飲み込みにくさでした。入れ歯を装着していないと、喉頭侵入という誤嚥を引き起こしやすくする現象が起きると考えられています。ただし、噛み合わせと誤嚥性肺炎の関係性は不明確なため追加で研究や調査をおこなう必要があります。

入れ歯は誤嚥だけでなく認知症にも有効

入れ歯といえば食事をサポートする大きな役割があります。しかし、今回の調査で誤嚥の防止にも有効ということがわかりました。また、入れ歯は認知症の予防にも効果的です。ただ食事をするだけでなく、健康面でも入れ歯は必要ということがわかったでしょうか。今現在、家族や知り合いで入れ歯を入れていない人がいたらお勧めしてあげてください。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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