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高齢者特有の精神病の老人性うつとは

最終更新日2019年05月31日17:18

うつ病と聞くと働き盛りのストレスの多い方、30代から40代の世代に発症する病気というイメージを持つ方も少なくないと思いますが、実はあらゆる年齢層で発病の可能性のある精神疾患です。高齢者の患う、うつ病は「老人性うつ」とも呼ばれており、体が衰え始めたことや病気が原因で発症するともいわれています。今回はそんな老人性うつ病について詳しく見ていくことにしましょう。

老人性うつとは

老人性うつとは、認知症と同じく高齢者に発症の多い病気です。老人性うつと呼ばれることもありますが、医学的に一般のうつ病と区別されている訳ではなく、見られる症状などにも大きな違いはありません。高齢者に限らず、誰でも気分が落ち込むことはあると思いますが、こうした気分の落ち込みはうつ病とは異なります。例えば、ペットの死と直面したり、仕事や受験に失敗したり、恋人と別れたりすると、一時的に悲しく辛い感情が襲ってきますが、こうした感情は原因となる物事が解決できたり、気分転換したり、時間が経つことで修復されていきます。その一方、うつ病は引き金となった原因がはっきりしないことも多く、例え原因が解消されたとしても、症状の回復が見られることはありません。

高齢者の場合、認知症になる方も多いため、認知症と症状が重なることのあるうつ病は発見が難しいといわれています。家族など周りの方に認知症と勘違いされてしまうこともあるため、何かおかしいと気づいた時には、かなり症状が進行していることも多いようです。うつ病は適切な治療を行っていけば、完治できる病気ではありますが、発見が遅れ、病気が重篤化してしまうと、長期的な治療が必要となります。長い闘病を避けるためにも、老人性うつ病を早く見つけてあげることが大切なのです。いち早く老人性うつ病に気づいてあげるためにも、まずは老人性うつ病の症状について、見ていくことにしましょう。

老人性うつ病の症状

一般的なうつ病は、気分の落ち込みや不安、イライラ、集中力の欠落、やる気の喪失などの精神症状が見られることが多いですが、老人性うつ病の場合、頭痛などの肉体的症状を訴える方が多いといいます。身体的不調が目立つことと、高齢ということもあり、病院での発見が遅れてしまうそうです。老人性うつの代表的な症状を見てみることにしましょう。

  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 息切れ
  • 食欲がなくなる
  • よく眠れない
  • 疲れやすい
  • 口が乾く

等の症状が見られます。もちろん、不安や気分の落ち込み、ぼんやりする、落ち着かない、元気が出ないといった精神的な症状も見られますが、高齢であるため、元気がないのもやる気が起きないのも当たり前と感じてしまい、自覚症状があっても訴えない方もいて、家族でさえも気が付かないことがあるようです。症状だけで老人性うつを発見することは、かなり難しいと言えるかもしれません。

老人性うつの原因

老人性うつの原因は大きく3つに分けることができます。

環境の変化

老人性うつの代表的原因となるのが環境変化です。高齢者を取り巻く環境は人それぞれ異なりますが、やはり環境が大きく変わってしまうことは、かなりのストレスを生むことになります。今までとガラリと環境が変わってしまうことがあると、老人性うつの引き金と成り得ますので、注意しましょう。例えば、仕事の退職です。今まで、毎日働くことが生活の主となっていたにもかかわらず、それが一気になくなってしまう退職は男性にとってかなりのダメージとなります。他にもパートナーに死なれてしまったり、子供が巣立ったり等は生活環境が大きく変わることになりますので、代表的な老人性うつの原因といえるでしょう。

病気

高齢になると様々な病気と付き合っていく必要が出てきます。自分で、どんなに気を付けていても、膝に痛みが出てきたり、高血圧で薬を飲むようになったり、病院に足を運ぶ回数も増えていきます。こうした病気は、若い頃のように簡単に治る訳ではありません。人によっては老いるまで病気が治らないことも…。病気は、痛みや体調不調を伴うこともあり、気分の低迷につながりますので、老人性うつの原因になることがあります。

精神の衰え

高齢になると、物事に取り組む意欲も減退してしまいます。体が言うことをきいてくれないからとの理由も考えられますが、若い頃のように、なんでも意欲的にという訳にはいきません。また、死を意識する方もいて、楽しく明るい生活とはいかなくなります。介護生活への不満など、マイナスな暗い精神負担が多くなることも、老人性うつの引き金となるのです。

老人性うつを予防するためには?
老人性うつは、心がけ1つで予防できる病気です。引き金となる要因を作らないよう意識することで、予防ができます。具体的な予防法について触れていくことにしましょう。

孤独な環境を作らない

出かけることが面倒に感じるようになると、どうしても家に引きこもりがちになってしまいます。そうなる社会とのつながりが減ってしまい、つい孤独感を覚え、気分も落ち込んでしまいます。そうならないためにも積極的に人とコミュニケーションを取るようにしましょう。サークル活動や奉仕活動、趣味、友人との時間を豊富に設け、1人で過ごすことを少なくすることも大切です。

ストレスを発散する方法を身に付けよう

散歩やジム通い、旅行やカラオケ、趣味など、気分転換してストレスを解消できる方法をぜひ見つけてみましょう。困りごとや気分が落ち込むことがあった時に、おしゃべりして、友人に話を聞いてもらうだけでも、ストレス解消につながります。そんな時はお友達をお茶に誘ってみると良いでしょう。自分なりのストレス発散法を見つけてみてくださいね。

トリプトファンを摂取しよう

気分を安定させるために必要なセロトニンの分泌量が落ち込んでしまうことも、うつの原因といわれていますので、このセロトニンの分泌を活性化させることも大切です。セロトニンは、必須アミノ酸であるトリプトファンが原料となって作られる神経伝達物資ですので、意識的に食べ物で取り入れていくようにしましょう。牛レバーや豚ロースなどの肉類、筋子やカツオなどの魚類、パスタや蕎麦などの穀類、チーズやゴマにもトリプトファンが多く含まれているといわれていますので、ぜひ朝食から積極的にメニューに取り入れていきましょう。

適度な運動も効果的

セロトニンは日光に当たることでも分泌が促されるため、外での運動も効果的です。運動は健康な体作りのためにも、強い精神を保つためにも役立ちますので、毎日の習慣としてみましょう。おすすめの運動はウォーキングです。道具も使わずに簡単に始めることができます。犬や友人を誘ってみると、より老人性うつの予防につながりますよ。

まとめ

老人性うつは、認知症や高齢者特有の病気などと症状が似ていることから、医師や家族でも発見の難しい病気といわれています。しかし、同時に予防できる病気です。トリプトファンを多く含む食事を心がけたり、定期的にストレスを発散させたり、孤独な時間を作らないことでも、老人性うつ病を遠ざけることができますので、予防のためにできることを今から始めてみましょう。精神的に安定した老後をぜひ目指してみてくださいね。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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