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高齢者に専門的な口腔ケアをすると血液や唾液にも影響を与える

高齢者の救急搬送は65歳以上が半数を占める。必要不可欠な連携。

最終更新日2019年05月29日16:49

高齢者に実施している口腔ケアでは、主に歯周病や虫歯など口腔疾患を予防するために行われることが多いです。しかし、新潟大学のある歯科医師が2006年に発表した論文から、口腔ケアは高齢者の血液や唾液までにも影響を与えることが判明しました。そこで、今回は口腔ケアの凄まじい効果を論文に沿って紹介していきたいと思います。

高齢者と口腔ケア

高齢者は若年層よりも口腔ケアが重要と考えられています。若い世代や働き盛りの世代では、虫歯や歯周病など口腔疾患を予防するために口腔ケアを実施していました。高齢者になるとどうでしょうか。口腔ケアを実施していない高齢者は誤嚥をしてしまったときに口腔細菌が肺へ入ってしまい、誤嚥性肺炎を発症するリスクが高くなります。高齢者にとって肺炎は命の危険を招く疾患で、日本の死因第3位を占めています。
このように、高齢者にとっての口腔ケアは命を守るためであり、寝たきりや入院をしないための防御行為になっています。若年層の口腔ケアとは目的が異なることを理解してください。
さらに、高齢者になると使用頻度が高くなるのが入れ歯です。入れ歯の使用率はおよそ70%近く。もちろん、入れ歯を製作していないで、歯が抜けた状態で生活している人はカウントされないので、実際は80%近い人が入れ歯を使用していると推測できます。

この、入れ歯のほとんどは保険診療で製作される入れ歯です。保険診療で製作される入れ歯は、レジンというプラスチック素材で製作されます。さらに、歯茎を覆うような設計で製作されることが多く、使用年数が長ければ長いほど、歯茎を痩せさせてしまいます。歯茎が痩せてしまうと、土台が崩れている上に家を建てているようなもので、入れ歯がぐらつきやすくなります。
そこで、入れ歯の調整を行います。高齢者にとって口にあっていない入れ歯を使い続けるのは非常に危険で、食事や会話を楽しむためにも入れ歯の調整は必須になります。

論文の調査方法

さて、新潟大学の歯科医師はどのような調査を行ったのかみていきましょう。今回の調査では、口腔内の歯磨き指導と歯石取りを行ったあと、1週間に2回PMTCという口腔内清掃を行いました。PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士が行うプロの歯磨きのことで、専用の機械や歯磨剤を使用します。PMTCはおよそ3ヶ月行い、被験者の唾液と血液を採取。
唾液からは虫歯の原因細菌や歯周病の原因細菌の数を調べて、血液からは細菌感染の指数として使用されるCRPや炎症の指数となるTNFという値を検査しました。

論文の結果

3ヶ月にも及びPMTCを定期的に実施した結果は衝撃的なものでした。持続的な口腔ケアの結果、歯茎の炎症が収まるだけでなく歯に付着していたプラーク量が大幅に減少したのです。また、唾液中に含まれていた細菌ですが虫歯の原因となるmutans菌(ミュータンス菌)は減少していることがわかりました。さらに、血液検査の結果をみると炎症を示すTNFの数値が一度上昇し、その後大幅に減少しましたが、調査開始時と比較すると大幅に減少したとはいえないことがわかりました。

高齢者にとっての口腔ケア

口腔ケアは一度行えば良いというものではありません。実際にこの調査のように1週間に2回や3回のペースで数ヶ月間持続して行うことで効果が出てきます。介護をしている場合は、ここまで徹底した口腔ケアが難しいかもしれません。そのようなときは自宅に訪問してくれる訪問診療を利用してみてはいかがでしょうか。
高齢者だけなく家族のスケジュールなども考慮して、持続的に訪問してくれます。今回の論文でも明らかになったように、口腔ケアをすると口腔内が衛生的に保たれます。ぜひ、ご家族のお口の健康にも気を使ってあげてください。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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