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介護士に薬の服用を手伝ってもらうことはできる?

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最終更新日2019年03月21日12:36

薬を服用するとき注意しなければならないのが、飲み忘れや過剰に飲んでしまうことです。年齢が若くても、忙しくて薬の飲み忘れが生じる場合もあります。高齢者だと、認知症などが発生すればなおさら服用に関するトラブルが増える可能性が高くなるでしょう。

そのため、薬の服用はきちんとした管理が必要です。自分で管理をしっかり行えればよいですが、家族にサポートしてもらうと安心できます。ただ、子供が独立して遠方にいる、頼れる親戚も近所にいなければどうしようもありません。飲み忘れも重大なトラブルですが、薬の過剰摂取は生命をおびやかす危険なことです。そのようなトラブルを回避するため、家族に頼れない人や、遠方にいる家族の中には、介護士の力を借りたらどうかと考える人もいるでしょう。介護士に薬の服用を手伝ってもらうことはできるのでしょうか?

介護士ができるのは、服薬介助

介護士が自宅に訪問して家事や食事の介助まで行う訪問介護は便利なサービスです。遠方にいる家族も、要介護者が薬を飲み忘れることを予防できるだけではなく、服薬に関するありとあらゆることをすべて任せられると考えがちです。しかし、介護士ができることは限られているので注意してください。

医師法第17条により、服薬管理は医療行為と定められているからです。そのため、服薬指導や1日に3回服用が必要な所を2回にするような調整はできません。ただ、介護士も服薬介助を行うことはできます。服薬介助の中には、飲み忘れなどがないかの確認も入っているのです。

介護の現場では家族や本人に頼まれて、しかたなく医療行為を行う介護士がいるという現実もあります。現状を踏まえ、厚生労働省では平成17年に『医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について(通知)』を出し、原則的に医療行為ではないものを明確にしました。服用に関する行為では、皮膚に対する軟膏の塗布や湿布の貼り付け、点眼薬の点眼、一包化された内用薬の内服、座薬の挿入や鼻孔の粘膜へ薬剤を噴霧するときの介助などは医療行為ではないと解釈されたのです。

しかし、要介護者の容態や誤飲、座薬では出血の可能性がないなど専門的な配慮が不要である場合という条件もあります。介護士に服薬のことを任せたいなら、医療行為はできないこと、できても服薬介助程度であると理解しておかなければなりません。

看護師であれば服薬管理ができる

要介護者の状態次第では、訪問介護ではなく訪問看護を利用してもよいでしょう。訪問介護は介護士によるサービスですが、訪問看護では、看護師がサービスを行います。すべてではありませんが、介護士の範囲ではできない医療行為を行えるのが強みです。

服薬管理も行えますし、医師の指示に基づく点滴注射や、創傷の処置などもできます。一人暮らしの高齢者にとっては、服薬管理以外にも、日常的な体調と健康管理も重要です。体調の急変や身体的な大きなトラブルが生じたときも、介護士より看護師のほうができることは多いでしょう。ただし、どんな人でも利用できるわけではありません。基本的に、病気や障がいを持った状態で在宅療養をする人が対象です。

さらに、主治医の訪問看護指示書の発行が必要となります。費用に関しては、65歳以上の場合、要支援・要介護を受けておらず介護保険が使えない人のみ医療保険を使えるので注意してください。ただ、65歳以上で介護保険が使える人であっても厚生労働省が指定した難病を持っているなら医療保険が適用できます。訪問介護を依頼するなら、条件を満たしているかどうか、利用できるか病院などで相談してみてください。

介護士や薬剤師に相談してみよう

訪問看護は誰でも利用できるものではありません。ただ、薬の飲み忘れや過剰に服用するようなトラブルを防ぐだけなら、介護士でも十分に対応できるでしょう。また、薬剤師や医師に、飲み忘れを防ぎたいことを相談すれば対応してくれる場合もあります。

食後に飲まなければならない薬の場合、訪問介護の時間帯に合わせられるか相談してみましょう。大丈夫なら、介護士が訪問する時間に合わせて薬を飲むことができます。薬の飲み忘れに対する声がけもしてくれるでしょう。ちょっとした対応策ですが、薬の服用トラブルリスクを減らせる可能性が高くなります。

まとめ

服薬に関する自己管理、家族による管理は状況次第ではとてもむずかしくなります。年齢が高くなれば、認知症ではなくとも、もの忘れが多くなるものです。家族も遠方に住んでいるなら、電話やメールで薬を飲んだかどうか確認の連絡で援助するしかありません。しかし、それは援助として十分ではない現実もあります。そのため、訪問介護や訪問看護による専門家の助けを借りたほうが負担も軽くなるでしょう。ただ、介護士の場合、医師法による限界があることも理解してください。その上で、薬の服用について相談しましょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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