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介護保険の対象となる特定疾病【慢性閉塞性肺疾患】とは?

最終更新日2019年06月03日11:43

特定疾病というのは、介護保険や医療保険のような公的な保険。または生命保険のような民間の保険において、他の病気とは違う扱いをされる病気です。それぞれの保険によって、対象となる病気は違います。
介護保険における特定疾病には、がん、初老期における認知症、パーキンソン病関連疾患、多系統委縮症、糖尿病性神経障害、脳血管疾患、閉塞性動脈硬化症、慢性閉塞性肺疾患など16の特定疾病があります。医療保険における特定疾病は、血友病、人工腎臓(人工透析)を実施している慢性腎不全などの3つです。また、多くの生命保険では、がん、脳卒中、急性心筋梗塞の3大疾患を特定疾病と定めています。
介護保険の対象となっている特定疾病の慢性閉塞性肺疾患とは、どのような病気なのでしょう?

慢性閉塞性肺疾患ってどんな病気?

肺は、気管と気管支(気道という)と、肺胞(体内に酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する)からできています。

鼻や口から入った空気は、気道をとおって肺に届きます。肺の中にある肺胞で、血液の中に酸素を取り込み、同時に体内の二酸化炭素を排出しているのです。
慢性閉塞性肺疾患は、肺胞と末梢気道が、炎症を起こしてしまう進行性の病気。有害な物質を吸い込むことにより、末梢気道から肺胞にかけての機能が、段階的に落ちてしまうのです。

主な原因はタバコですが、中国ではPM2.5による大気汚染が原因として報告されています。またタバコを吸わない人であっても、副流煙にさらされる機会が多くある場合や、有害な物質を吸い込むことによってリスクが高まります。

タバコの煙の害によって、肺胞壁が破壊し異常に拡大する「肺気腫」。気管支に炎症が起きて、たんやせきが出るようになる「気管支炎」。これらの病名をお聞きになったことがあるかもしれませんが、現在ではこれらの病気をまとめて、慢性閉塞性肺疾患として取り扱っています。

どんな症状が出てくるの?

初めは、たんやせきが出はじめて、それが長く続きます。ゆっくりと進行していき、ちょっとした動作でも、息切れや息苦しさを感じるようになります。

慢性閉塞性肺疾患は、肺胞と末梢気道に慢性的な炎症が生じるために、肺にたまった空気を吐き出しにくくなります。十分に空気を排出できないまま、次第に空気が溜まり、息を吸い込むことが難しくなってしまうのです。

さらに進むと呼吸困難になり、胸部に不快感や違和感が現れて、日常生活にも支障が出てきます。重症になると呼吸不全に陥ったり、全身に障害が現れたりする場合もあるのです。

また胎児期や新生児期に、タバコの煙にさらされる機会が多くあると、リスクが高まりますので注意をしましょう。

どんな検査をするの?

スパイロメトリーと呼ばれる、呼吸機能検査の装置につながった管を口にくわえ、勢いよく息を吐いて、吸気量(吸う)、呼気量(吐く)を測定します。
肺活量や努力性肺活量(最大努力で一気に空気を吐いた時の空気の量)の、1秒量や1秒率を調べるのです。
慢性閉塞性肺疾患は、息を吐き出しにくくなります。1秒量(1秒間で吐ける量)が、どれだけ低下したか。またその比率である1秒率(1秒量÷努力性肺活量)を、気道が狭くなっている状態の目安とします。
気管支拡張薬(気管支を拡張する薬剤)を使用した後に行う検査の1秒率が、70%未満の場合には、慢性閉塞性肺疾患と診断されるのです。

どんな治療方法があるの?

破壊されてしまった肺胞組織は、元に戻ることはありません。治療は、病気の進行を抑えること、生活の質を向上させることが目的として行われます。

原因のほとんどが喫煙ですから、一番の治療は禁煙です。禁煙できないことには治療が始められませんので、どうしてもできない場合には、まず初めに禁煙外来を受診してください。

薬物療法では、気管支を広げ呼吸をしやすくして、症状を軽減します。主に抗コリン薬、ステロイド薬、β2刺激薬の中から、1~3種類を組み合わせた吸入療法が用いられています。

運動療法では、筋力を増やすトレーニングが大切です。継続することによって、息切れは改善します。息苦しいといって動かないと、症状はますます悪化してしまうので、日常生活の改善を心がけましょう。
栄養療法では、バランスの良い食事が大切です。あまり食事を摂れないという人には、栄養補助食品がお勧めです。肺の機能が、一定以上に悪化した場合には、在宅酸素療法を導入することになります。

まとめ

加齢による息切れと勘違いすることがありますが、喫煙者が息切れを感じた場合には、まず慢性閉塞性肺疾患を疑いましょう。

百害あって一利なしといわれる喫煙ですが、まだまだタバコを吸う人は多くいます。受動喫煙者にならないために、慢性閉塞性肺疾患を知っておくことが大切です。
胎児期や新生児期の生活環境は一生を左右します。周囲の人たちが気を付けて、大切な子供たちを守るようにしましょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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