老人ホーム・介護施設を探すなら
介護現場の事故 お急ぎ相談フォーム
入居相談窓口 受付時間 9:00~19:00
フリーコール0120-907-393

相続に関する法改正 事前に知っておきたい介護者の金銭請求権とは?

在宅介護でのお金の問題。見直す2つの項目。

最終更新日2019年03月21日12:43

遺産相続でトラブルに発展しやすい問題のひとつが、介護をしていた人への金銭的な見返りです。介護者は介護という大きな負担を背負います。ただ、相続という段階になったとき、相続人という立場でないと蚊帳の外に置かれることが多いという現実があったのです。

このことも含めさまざまな問題を解決しようと、民法(相続関係)法改正が段階的に施行される運びとなりました。昭和55年以来、約40年ぶりに相続関連の法律の大幅な見直しです。法改正全体の施行期日は、2019年1月13日から3つの段階に分けて順次施工されます。ただ、法改正が行われるのは理解しても具体的に介護者は相続の面でどのように変わるかはなかなか分かりづらい所です。相続の話し合いでムダにトラブルとならないよう理解しておきましょう。

介護者は金銭請求権が付与される

被相続人の配偶者が無償で義父母の介護をがんばっても、相続人ではないということで遺産相続はできないとされていました。実家の跡を継ぐ長男やその配偶者が介護を行うケースは多いです。被相続人である長男が存命の場合、相続分によって介護者である配偶者には『間接的』に金銭的な見返りはありました。

ただ、被相続人である長男が存命である場合です。長男が亡くなれば、長男の配偶者であり要介護者から見ると義理の娘に当たるとしても遺産相続がされなかったのです。そして、まったく介護に関わらなかった要介護者の子供、長男の兄弟などは被相続人として遺産を相続できました。長男夫婦の間に子供がいるなら、代襲相続で要介護者の長男である子供が相続できることはあります。

しかし、長男の配偶者という立場では被相続人にならず、どんなに介護をしても遺産相続とは無関係な立場だったのです。今回の法改正では、介護や病気の看病などを行った人は、被相続人でなくとも寄与分が認められるようになりました。例えば、介護を行うことで経済的な負担となる、外部介護サービスの利用をしなくても済みます。その貢献度を認め、相続に関する金銭請求が発生すると改正されたのです。

遺言書が効力を持つことも

遺産の分配に関しては遺言書が大きな効力を持っています。遺言書に「介護に尽力し貢献をしてくれた息子の妻にも遺産を相続する」という内容があるだけで骨肉の争いを回避できるでしょう。遺言書の内容は民法で定められた法定相続分の分割より優先されます。そのため、多く遺産相続を受けられる場合もあるのです。

ただ、遺言書がなければどうしようもありません。今回の法改正では、遺言書がなかったとしても、要介護者を介護した人に遺産を相続する権利があると定められました。ただし、遺産の何%を受け取れる権利があるなど詳細に決められているわけではありません。遺産のうち、どれぐらいを相続できるかどうかは、他の被相続人と話合いが必要です。

他の被相続人が請求する金額に、納得しない場合も少なくありません。そうなると、泥仕合が延々と続くことになります。そのような状況を回避したいなら、遺産分割協議に弁護士など専門家を入れることが得策でしょう。

改正法は2019年から順次施行される

民法(相続関係)改正法は、2018年12月に発表され、2019年から順次施行されます。段階的に施行する理由は、規定の内容が世間へ周知される時間、準備も考える必要があるからです。法務省でも施行に向けて周知活動を行っています。各段階の詳細は、まず2019年1月13日に自筆少々遺言の方式を緩和する方策の施行。2番目は2019年7月1日、原則的な施行期日となります。

遺言分割前の預貯金の払い戻し制度や遺留分制度の見直し、相続の効力等に関する見直しや、特別の寄与等の(1)、(3)以外の規定です。3番目は、2020年4月1日配偶者居住権及び配偶者短期居住権の新設等となります。介護者の金銭請求権については、2番目の2019年7月1日となりますのでチェックしておいてください。

まとめ

相続に関する法律改正は介護者の遺産相続の権利が認められることになります。認知症や大病は、介護者の体力や精神力、経済力を削るものです。「家を継いだ長男の嫁だから当然」という価値観では納得できる人も少なくなりました。遺産相続における話合いが親族間でトラブルなくまとまるのは理想的です。

しかし、現実問題として金銭面の問題は簡単なものではありません。実際に介護をしてきた人にとっても、簡単に譲歩できるものではないでしょう。今回の法改正では、介護に尽力している人達が報われるものになっています。きちんと理解しておきましょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

おすすめの介護施設・老人ホームPR


介護施設を探す
人気の介護特集 介護保険とは? 親が認知症になったらどうする? 介護うつにならないために注意しておきたいこと 栄養満点!高齢の方が食べやすくておいしいレシピ 老人ホームと費用 老人ホームとケアプラン
施設の探し方ガイド
施設への入居が決まると?お祝い金進呈中
施設掲載ご希望の方は介護こちら

pagetop