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介護の人材不足が引き起こす問題とその対策

最終更新日2019年06月28日16:39

介護業界で人材不足が起きると、多くの問題につながります。自分は介護される側でもなく、する側でもないと考えていても、年齢を重ねた将来、直面する問題になるでしょう。公益財団法人介護労働安定センターが行った『平成29年度介護労働実態調査』で従業員の過不足感に関するアンケート結果があります。従業員の不足感は『大いに不足9.6%』『不足24.4%』『やや不足32.6%』計66.6%でした。職種別で見ると、訪問介護の不足感が一番高く82.4%です。続き、介護職員が66.9%。介護業界は、少子高齢化や2025年問題など需要が高まる業種と言われています。新規参入する業者も少なくありません。それでも慢性的に人手不足という状況です。なぜ、介護業界は人手不足になるのでしょうか?対策はできないのでしょうか?その点を深く掘り下げます。

なぜ人手不足が続くのか

介護業界はなぜ慢性的な人手不足なのか?原因はひとつではなく複数考えられます。最も考えられる原因のひとつに、労働条件の悪さがあげられるでしょう。平成29年度介護労働実態調査で、不足している理由についてのアンケート結果があります。一番は『採用が困難』というものです。『同業他社との人材獲得競争が厳しい』と理由で56.9%ありましたが『他産業に比べて、労働条件が良くない』は55.9%です。『景気が良いため、介護業界へ人材が集まらない』というのも44.5%ありました。事業所は不足している原因としてこのような認識を持っているのです。賃金を見ると、介護職の平均月給は全体で約22万7千円です。ただ、訪問介護職だと約19万8千円と20万円を切っている状況となります。厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査」では、全産業を対象にした平成29年度の平均月給が約30万4千円です。介護業界は一般的に『きつい』『きたない』『きけん』3K仕事というイメージもあります。低賃金で3Kなら、やりがいや人を助けられる仕事というポジティブな要素があっても、わざわざ選ばないという現実が、人手不足につながっていることが想定できるのです。

介護業界の人手不足はどのような問題を引き起こすのか

2025年問題という日本全体で取り組まなければならない問題があります。第一次ベビーブームで生まれた団塊の世代が75歳以上になる年が2025年です。少子高齢化となれば、必然的に労働年齢人口も減少することになります。介護が必要な高齢者が増えても、介護士や介護施設がなければどうなるでしょうか。介護施設に入居できず、在宅介護となれば介護離職が増える可能性もあります。高齢者が高齢者を介護する老老介護、認知症の高齢者を認知症の高齢者が介護をする認認介護も増える可能性もあるでしょう。事故、虐待などの痛ましい問題が増える可能性もあります。自分が介護される側となったとき、同様の問題が直面することになるのです。介護業界で人材不足となれば、将来的に今、若い人にも同じ問題に悩まされる可能性があります。住みやすい社会とは言えないでしょう。

人手不足への対策

  • 介護ロボット
  • AIの活用
  • 外国人労働者

人手不足を解消するため、2019年現在でも多くの対策が行われています。介護ロボット、AIの活用、外国人労働者があげられるでしょう。介護ロボットは、要介護者の自立に対する補助や、介護職の業務をサポートするロボットです。見守りロボットは、高齢者の見守りをサポートしてくれます。センサーや外部通信機能を利用し、要介護者に変化や異常が見られたらアラームで介護者に伝えて事故を未然に防ぐことが期待できるのです。徘徊を行う要介護者も、施設から出る前に保護をすることもできます。また、ロボットスーツは力がない人でも、要介護者を抱きかかえるときの負担を軽減できると期待されているのです。AIが搭載された介護ロボットは、コミュニケーション相手やレクリエーションのサポートを行います。ロボット技術により、介護者の負担を軽減することが期待できるのです。ロボット以外では、外国人労働者に働いてもらうことも考えられています。このように、介護業界の人材不足に対して解決するための対策が考えられているのです。ただ、介護ロボットは導入費用が高く事故のリスクもあり、外国人労働者についてもさまざまな問題が取り沙汰されているのは無視できません。

まとめ

介護の人材不足は、現時点だけの問題ではなく、放置すれば未来永劫続くものになりかねません。現時点で年齢が若くても、将来的に介護問題にぶつかる可能性は誰でも持っているのです。そのため、社会全体で解決を目指さなければなりません。対策として、介護業界のイメージアップ、低賃金の解消、介護ロボットの導入による解決が模索されています。今後、少子高齢化が加速するため、介護問題には真剣に取り組まなければなりません。どうすれば解決できるのかみんなで考える知恵を出し合うことが大切なのです。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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