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全国の歯科大学でも増えてきている高齢者歯科と今後の課題

最終更新日2019年06月28日16:55

現在、日本国内に歯科大学は27校29箇所あります。27校のうち、日本大学は松戸市学部と本校歯学部、日本歯科大学は本校歯学部と新潟歯学部があるため27校29箇所という表現をしています。今回は、この27校ある歯科大学で増え続けている「高齢者歯科」という分野について紹介していきます。整備され始めた高齢者歯科ですが、あと10年始まるのが早ければ今の日本の歯科医療は変わっていたのではないでしょうか。

高齢者歯科という分野

高齢者歯科という分野は、主に70歳以上の患者さんや60歳以上で持病を持っている患者さんを対象にした治療をおこなっています。さらに、歯科大学には歯科だけでなく内科や耳鼻科など医科科目が併設されているため、他科の医師と協力しながら患者さんのQOL(生活の質)を向上させるための工夫をしているのも特徴です。
昭和大学にある高齢者歯科分野を例にとってみると、インプラント治療や口腔乾燥症・老人施設への訪問診療など総合的な診療をしていることがわかります。さらに、高齢者の治療をする際は様々な医療機器を併用する事も特徴です。
実際に使用している医療機器には以下のものがあります。

歯接触分析器

上下の歯がどのように接触しているか検査する機械です。噛み合ったときの面積を画像で確認できるため、左右のバランスを調べることができます。

口腔水分計

口腔内の水分量を計測できます。口腔乾燥症の診断などに利用される機械です。

超音波検査

放射線を使用せずに体内を画像化して観察できます。

咬合力分析器

上下の歯で噛んだときの咬合力を測定。咀嚼に必要な筋肉が低下することで咬合力も下がってしまいます。

PT-INR測定器

脳血管疾患の既往歴がある患者さんはワーファリンという血液凝固薬を服用していることが多いです。血液凝固薬とは、血液をサラサラにする薬なので、この薬を服用していると抜歯をした後に止血せずに血液が多量に出てしまうことがあります。血液凝固薬がどの程度効いているのか測定するためにもこの医療機器は必要不可欠です。

笑気麻酔

高血圧の既往がある患者さんや麻酔に対してアレルギーがある患者さんには、笑気麻酔を選択することがあります。また、一般的な治療でも患者さんにストレスをかけないために笑気麻酔は使われている麻酔方法です。

生体モニター

治療中に血圧や心電図を測定できる医療機器です。インプラント治療や抜歯術など侵襲の大きな治療をする際に使用します。

高齢者歯科が始まったのは遅かった

高齢者歯科という分野は2000年くらいから普及され始めました。これは、歯周病と全身疾患の関係性が注目され始めた頃からでした。しかし、その後歯科大学に「高齢者歯科学」という学問が整備されるまでは時間がかかりました。
高齢者歯科でも受診率が高いのは口腔乾燥や全身疾患を抱えている患者さんの治療です。内科や循環器科などで治療している疾患の治療薬による副作用が原因で、口腔に悪影響を及ぼす事もあります。
2000年後半あたりから高齢者歯科が歯科大学もとい、全国で普及していたら現在の歯科医療は大きく変わっていたのではないかと個人的に思っています。それは、現在よりももっと多くの歯科医院が訪問診療をしていたでしょうし、もっと多くの歯科医院で持病を抱えている高齢者の治療ができていただろうと推測できるからです。
血液凝固薬を服用している患者さんでも、数値の安定していない人は大きな大学病院へいき治療をせざるを得ません。
2019年現在、全国の歯科大学で高齢者歯科分野が整備され始めました。
これからの10年で日本は高齢化社会に一気に進むため、これからの10年でどれくらい高齢者歯科分野が整備され普及するかが課題になるでしょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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