老人ホーム・介護施設を探すなら
介護現場の事故 お急ぎ相談フォーム
入居相談窓口 受付時間 9:00~19:00
フリーコール0120-907-393

介護うつの原因とは?

最終更新日2019年04月25日10:54

長期間家族の介護をしていると、急な虚無感や疲労感に襲われて精神的に落ちこみ、不安で何も手につかなくなる、不眠になるといった症状がでる場合があります。これは介護うつの症状です。

近年、介護のストレスや疲れなどから、家族が寝たきり高齢者を殺害するといういたたまれない事件が頻発しています。このような事件の背景には、介護者の介護うつが関係していることが多いです。ここでは介護うつの原因と、体験談を紹介いたします。

介護うつとは?こんな症状があると要注意!!

介護が原因で発症するうつ状態のことを介護うつといいます。介護を行う側は、肉体的な負担はもちろん、精神面でも緊張を強いられるため、気づかないうちに疲れやストレスが溜まり、うつ状態になるのです。家族の介護を行っていると、「この生活はいつまで続くの?」と将来への漠然とした不安を感じます。

また、介護を受ける家族が認知症を発症している場合には、介護を拒否されたり、暴言や暴力などを振るわれたりすることもあり、介護者の負担を増長させてしまうのです。このような状況が積み重なると、介護者は報われない思いを感じ、それがやがて虚無感につながります。

主な症状は以下の通りです。

不眠症状

うつ病を発症している人に多くみられる症状の1つが「不眠症状」です。寝つきが悪くなる、眠っているのに何度も目が覚めてしまう、朝早く目が覚めてしまい睡眠不足になるなどの症状が現れます。睡眠がきちんと取れていないと、体調も崩しやすくなり、常に疲労感を感じてしまうでしょう。

食欲の低下

睡眠障害と同様、うつ病を発症している人によくみられるのが「食欲の低下」です。何を食べてもおいしいと感じなくなってしまい、食欲が減退します。食事量が減ると、体重減少につながり疲れやすくなるでしょう。

疲労感、倦怠感

何もしていなくても、体がすぐに疲れて、常にだるさを感じます。疲労感、倦怠感だけではなく、頭痛や肩こりが悪化するケースもあるでしょう。体がだるくて重く感じると、何をするのも億劫になってしまうので、無気力状態になります。

憂鬱感、やる気がでない

朝起きても気分が優れない、趣味の時間も楽しく取り組めないなどの憂鬱感が現れます。明るくて社交的だった人でも、抑うつ的になってしまう可能性があるのです。特に介護離職をした人によくみられます。

集中力の低下、思考障害

気分が落ち込んで何事に対してもやる気がでず、人と話すことが億劫に感じられます。まわりに関心を持たなくなり、1人の世界に入り込むようになってしまうでしょう。思考障害が起こると、頭の回転が悪くなるため、仕事でミスをしたり、効率が悪くなったりします。またネガティブ思考になってしまうため、自殺願望を抱くケースも少なくありません。

真面目な人は要注意!介護うつの原因とは

介護うつを発症してしまのはなぜなのでしょうか?ここではその原因をまとめてみます。

精神的な負担が大きくなる

介護をしていて先が見えない状況では精神的負担が大きくなるでしょう。症状が良くならない、要介護者から罵声を浴びせられる、感謝してもらえないという状況が続いてしまうと、精神的につらくなります。

肉体的な負担が大きくなる

入浴介助、着替え、移乗介助などでは要介護者の体を支えたり、抱きかかえたりするため体力が必要です。仕事をしながら介護をしている場合、仕事と介護による過労が積み重なり、うつになるケースも少なくありません。

孤独に感じてしまう

家族の介護をしていると、家族間での負担が大きくなります。特に、家族のうち誰か1人に負担が集中するケースは多く、家族間でトラブルにつながってしまいがちです。家族みんなで作業を分担するようにして、相談できる環境を確保する必要があります。

燃え尽き症候群が起こる

介護を頑張りすぎると、燃え尽き症候群のように突然やる気を失ってしまいます。介護の最中よりも、要介護者が亡くなって介護を終えた後に起こります。

経済的負担が大きくなる

金銭的に余裕がない場合、デイサービスなどの利用も難しくなります。デイサービスを利用できないと、全ての介護を負担しなければならず、うつ状態になりやすいです。

またうつ症状を起こしやすい人の特徴として

  • 責任感が強い人
  • 完璧主義で妥協しない人
  • 真面目で几帳面な人

などがあります。
このようなタイプの人は、無理をしすぎないように気を付けなければなりません。

介護うつの体験談

(60代男性)
小さい頃から母と2人暮らしで、自分が50歳の時に母の認知症が判明。当初は在宅で経過をみていたものの、徘徊がひどくなり3年後にはヘルパーを依頼しながら、仕事の帰宅時間を早めて介護を行っていました。昇進を諦め、転勤がない職場に異動させてもらいながら仕事と介護の両立を退職する60歳まで続け、退職後も自宅で介護を行っていましたが、2年後母は亡くなりました。

母が亡くなった3、4ヶ月後から急な虚無感もに襲われ、何に対してもやる気がでず、夜も眠れない状態が続いたのです。趣味の読書をしようとしても集中できない、頭に内容が入ってこないという症状が続き、精神科を受診するとうつ病と診断されました。

母のために頑張って介護をしてきたのに、とてつもなく強い不安と焦燥感がつらかったです。薬物療法を即効性がなく、家族が誰もいなかったため入院を勧められました。入院治療をする中で、症状は徐々に安定して入院3ヶ月で無事退院できましたが、まだ治療中です。

(50代女性)
母がレビー小体型認知症と診断を受けてから介護の日々が始まりました。4人の子供を育てた母の介護を誰がするのか兄弟で何度も話し合い、家が近い私が必然的にメインで介護を行うことになりました。

他の兄弟から、時間がある時にはサポートすると言ってくれていたのに、ほとんどサポートしてくれず、相談にも乗ってくれない日々が続いたのです。私は仕事もしていましたし、子供たちの世話もあり時間が足りませんでしたが、誰も助けてくれず毎日泣きながら介護をしていました。そんな状況が2年続いた頃から、食欲がなくなり、体も疲れやすくなり、夜寝ていても悪夢にうなされ不眠状態になってしまったのです。子供たちからも「お母さん、笑顔がなくなった…」と言われ、つらくて病院に駆け込みました。

まとめ

介護をする人であれば誰でもうつ病を発症する可能性があります。1人で抱え込むのではなく周囲と協力しながら介護を行っていくこと、完璧な介護ではなく妥協も必要であること、ストレスをため込まないことが大切です。

またうつ病になった場合でも、早期に発見し治療を行えば、症状は軽度で済みます。普段と何か違うと感じたら早めに医療機関を受診するとよいでしょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

介護施設を探す
人気の介護特集 介護保険とは? 親が認知症になったらどうする? 介護うつにならないために注意しておきたいこと 栄養満点!高齢の方が食べやすくておいしいレシピ
施設の探し方ガイド
施設への入居が決まると?お祝い金進呈中
施設掲載ご希望の方は介護こちら

pagetop