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意図的に歯を抜く治療!家族が考える「生活の質」という天秤

最終更新日2019年06月28日16:58

歯科治療の原則は「できるだけ歯を抜かない・削らない」という治療です。実際に、多くの開業医ではホームページや患者さんへの説明でこれらを掲げています。歯を削らないことは患者さんにとってメリットが大きく、歯を長期的に保存するには必要不可欠になるからです。しかし、高齢者においては歯を保存することが必ずしも良い治療になるとは限りません。今回は、もし家族の方が「歯を抜いても良いですか?」と聞かれたときにどう答えるのが正解か紹介していきます。

「歯を抜いても良いですか?」と聞かれる

高齢者歯科の中で家族の方に意見を求められるのは、患者さんが認知症や寝たきり・植物状態など意思疎通を取ることが難しい場合です。歯科医師は歯科医療のプロですが患者さんから同意を得られなければいけません。そこで、もし「歯を抜いても良いですか?」と聞かれたらみなさんはどうしますか?
歯科治療の原則って「できるだけ歯を抜かない・削らない」というものじゃなかったの?と思いますよね。確かに、若年者やお子さんの歯科治療ではそういうことがあります。これは、歯に対して侵襲を少なくすることで歯の寿命を伸ばすことにつながると考えているからです。
高齢者だから歯を抜こうとしているのかと言われればこれも違います。歯を抜いても良いですか?となんの準備もできていないのに聞かれたその日、とりあえず理由を聞いて見ましょう。

理由が明確な場合

多くの歯科医師はなぜ歯を抜かなければいけないのか理由を説明してくれるはずです。理由としては「細菌の塊なので誤嚥性肺炎のリスクが高いから」というものが多いでしょう。高齢の患者さんは虫歯や歯周病を放置してしまうと、誤嚥性肺炎の病巣になりうる細菌の塊を口腔内に放置しているのと変わりません。歯科医師の考えとしては日本歯科医師会が掲げている「8020運動」も大切ですが、患者さんが誤嚥性肺炎を起こさないように配慮することが重要と考えます。

理由が不明確な場合

しっかりとした理由を述べられずに抜歯を検討している歯科医師はいないでしょうが、もし明確な理由がなく家族が納得いかない場合は違う歯科医師に診てもらうことも一つの手です。

生活の質を上げる

さらに、抜歯をする理由に「便宜上抜歯をした方が良い」という場合もあります。例えば、1本だけ自分の歯が残っている状態で他を部分入れ歯で補っているとしたら、残っている1本の歯にかかる負担はとても大きいです。
無理に同じ入れ歯や残っている歯を保存するのではなく、便宜上抜歯して総入れ歯にした方が清掃の手間を省けるなど生活の質を向上させることに繋がります。
では、生活の質とはどのようなものでしょうか。極論を言ってしまえば患者さんの生活の中で重きを置いているものを整備するという意味があります。
医療以外の例を出しますが、電車で遠出をするときに普通電車でも横並びの席に座るよりグリーン車を利用すると確実に座席が確保され、プライベート空間も確保できますよね。しかし、横並びの席でも大丈夫という方もいます。生活の質とは、このように自分が楽だと思う生活の環境を整備することです。
歯科治療でいう生活の質とは、入れ歯の清掃性や食事のしやすさをいいます。さらに、口臭が発生しない・入れ歯の見た目が良いなども生活の質に関係するのも特徴です。

生活の質を意識する

高齢になればなるほど、医療の現場で重要視されるのは生活の質です。末期がんの患者さんでも抗がん剤を使用せず、痛みをコントロールすれば副作用から逃れ生活の質を向上させることに繋がります。歯科治療でも、患者さんの生活の質を意識した治療を提案してくれる歯科医師が多いです。一度、治療方針を検討された場合は生活の質について考えられているか振り返ってみるのも良いでしょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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