現在は日本でも核家族化が多くなってきています。サザエさんのようにおじいちゃんやおばあちゃんと孫が一緒に暮らしている家庭は少なくなってきました。核家族化の中でも、配偶者との死別がある場合は遠方に住んでいるお子さんも心配するのではないでしょうか。実は、口腔ケアができているか否かは遠方で暮らす親御さんの認知機能などを把握する指標になることがあります。たまには親へ連絡をしてみませんか?

独居老人が増えている

少し前まで独居老人という言葉を聞くと、未婚や配偶者との未婚などが原因かな?と思うことがありました。しかし、2019年のいまとなれば独居老人の数が増え続けています。あるデータでは、独居老人は全国で600万人ともいわれており、年間3万人が孤独死しているというデータも発表されているのです。みなさんの親御さんは独居していませんか?
もし、独居している場合はどれくらいの頻度で親御さんと連絡をとっていますか?

独居をしている場合、久しぶりに親へ連絡をしたら人格が少し変わっていたということや、認知症みたいな症状が出ているということもあります。独居している親御さんと久しぶりにあったときはぜひ次に紹介することを確認してみましょう。

独居の親とあったときに確認すること

独居している親と久しぶりにあったときに確認することを整理していきます。

帰省する場合

地元が地方や都市部にかかわらず、離れて暮らしている場合には夏休みや春休みなど長期休暇を使用して帰省しますよね。帰省したときには、自宅が荒れていないかチェックしましょう。特にお風呂やトイレなど水回りよりも、キッチンやリビングなど居住空間を中心に汚れていないかチェックしましょう。また、寝室や玄関など毎日利用するであろう場所もチェックします。ゴミが定期的に捨てられているかもチェックポイントです。
他にも、親御さんの口腔ケアが十分にできているかチェックしましょう。というのも、歯科スタッフではないのでどれくらい口腔内が汚れているかなどはわからないです。そこで、歯ブラシをチェックするようにしましょう。
歯ブラシの毛先が歯ブラシのヘッドよりも外に広がっている場合は、同じ歯ブラシを長期的に使用し続けている可能性があります。長期間同じ歯ブラシを使用し続けていると、清掃性が落ちてしまい本人はしっかり歯磨きができていると感じていても、実際は全くできていないこともあるのです。

どこかで合流する場合

帰省はできないが、都市部や子供の住んでいる地域に親が出向いてくれることがあります。この時は、親の身だしなみに注目しましょう。年齢とともにナチュラルメイクや髪の毛を染めなくなる人はいますが、あまりに大きく変貌していたら注意する必要があります。

独居の親からわかること

これらの確認することから何がわかるかというと「認知症」や「パーキンソン病」など高齢者特有の疾患の有無です。中でも、認知症は本人でさえ気づかずに病状が進行していきます。今までの生活でできていたことができなくなってしまうのが特徴で、その症状が一番出るのが口腔内です。
口腔内は長年歯磨きができていなければ、歯石が沈着しやすいです。また、舌の上にプラークがたまると普段から歯磨きができていないことを意味します。

親の変化に合わせる

今までできていたことをしなくなると認知症の疑いが強くなると紹介しましたが、中には今までしていたことをしなくなるというパターンも存在します。例えば、高齢になったから白髪染めをしない・メイクはナチュラルにするなどです。これらは親の変化に当たるので話を聞いて、受け入れるようにしましょう。
認知症の症状がもし出ているようだったら帰省する回数を増やし、専門的な医療機関に相談するのも効果的です。