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認知症患者の暴言・暴力の対処法!攻撃的になる理由も含めて解説

最終更新日2019年07月09日12:57

認知症の症状のひとつとして、『怒る』ことがあげられます。優しかったおばあちゃんやおじいちゃんが、ある日、暴言を放ち暴力を振るうようになると、家族など介護者は戸惑うものです。認知症患者が示す『怒り』の原因は何か?はじめは、その怒りの言葉に耳を傾けるでしょう。しかし、聞いていると「私の財布を盗んだだろう!」「悪口ばかり言いやがって!」「ごはんを食べさせろ!飢え死にさせるつもりか!」など全く覚えのない言葉を聞くことになります。認知症患者によく見られる被害妄想は、家族などの介護者にとって非常に厄介な症状です。そこに暴力も加わったとき、適切な対処法を知らなければ遅かれ早かれ限界が訪れます。逆に言えば、認知症患者の暴言や暴力への対処法を知っておけば、認知症患者だけでなく、介護者の負担も軽減できるでしょう。

認知症患者はどうして突然怒り出すのか?暴言や暴力の理由とは

認知症患者の暴言や暴力には理由があります。介護者が理解しておきたいのは、理由を理解しておくことです。認知症患者の暴言や暴力は被害妄想によって引き起こされていると考えられます。ただ、被害妄想が起きるのは老化や認知症の症状に対する苦しさです。他にも、家族も含めた周りの人々への負担も含まれています。認知症患者本人にしか分からない苦しみや不安、恐怖感など、現状に対する助けを求める患者の心の声が暴言や暴力となって表に出ていると考えられるのです。認知症患者は、暴言や暴力を明確な意識を持って家族などの介護者にぶつけているとは限りません。しかし、家族や介護者にとってはつらいものでしょう。正面から言葉を受け取らずに、「認知症患者は本気でそう考えて暴言や暴力により家族や介護者を傷つけようとしているわけではない」と考えてみてください。

認知症患者の被害妄想にはパターンがある。

認知症患者の暴力や暴言を引き起こす被害妄想には、パターンがあると考えられています。主な被害妄想を知っておくだけでも、冷静に対応できるはずです。

  • 物を盗られる
  • 家族に邪魔者扱いをされている
  • 配偶者(夫・妻)が浮気をしている
  • 誰かが家へ侵入したという妄想

認知症患者の被害妄想でよく見られるのが物を盗まれたという妄想です。認知症では記憶障害もありますが、症状への不安や恐怖への拒否感もあると考えられています。また、財布などの紛失がきっかけとなり自身の能力の低下に気づいて自尊心が傷つき、認めたくなくて誰かが盗んだことにして自分を肯定するケースもあるようです。盗んだ相手は、身近な家族や介護者に向けられることが少なくありません。また、認知症は、記憶、思考、理解や判断などの知的な能力が低下している状態です。そのため、正しく状況を理解できません。介護者や家族がコソコソ話をしているだけでも「自分の悪口を言っている」と考えてしまうこともあるようです。強い嫉妬や孤独、不安が、配偶者の浮気という被害妄想になる場合もあります。

認知症患者の暴言・暴力への対処法

認知症患者の暴言や暴力への具体的な対処法について解説します。現時点で起きているなら、試してみてください。

暴言や暴力がはじまったら少し離れて様子を見る

暴言や暴力に対し、力で抑え込もうとしてはいけません。興奮している状態では、何をしても逆効果になり、ますます状況が悪化する可能性があるからです。介護者のほうがまず冷静に対応するため距離を置いてください。

原因を探るためにも怒らず否定せず聞くことに徹する

否定しても、意味はありません。頭から否定して怒っても認知症患者の妄想は消えないことが多いです。逆に、否定されるほど真実のように感じられることもあります。混乱がどんどんひどくなることもあるでしょう。結果、周囲に訴えるようになり、家族や介護者が周囲から誤解されることもあります。家族や介護者は妄想と分かっていても、否定することなく黙って聞いてください。そうすることで、被害妄想が消えることもあるようです。基本的には、妄想に対し肯定もせず、解決策も出さず、ただ聞いてください。認知症患者は自尊心の回復や、状況への理解を求めていることだけの場合が多いと考えられるからです。

ひとりではなく、家族や介護者みんなで対応する

認知症患者の暴言や暴力に限らず介護全般、誰かがひとりで対応するのは厳しいものです。ひとりで抱え込むことで、介護うつなどに発展し、介護者がつぶれてしまうことにもつながります。それは避けなければなりません。負担を感じているなら、家族につらい状況を素直に話してください。愚痴を言える人や場所を見つけることも大切です。相談する相手は、公的な機関である、地域包括センターや、ケアマネージャーなどたくさんあります。

ケース別の対処法

「あんたが私の物を盗んだのか!」と言われても怒らず、認知症患者の言い分を聞いてください。無くなって困っているなら一緒に探しましょう。そして、基本的に無くした物は認知症患者自身に見つけてもらってください。自分で見つけた、盗まれていなかったということで不安が消え、自信が蘇ることも考えられるからです。悪口を言われているという主張に関しては、真実か妄想か、まずは見極めてください。基本的には、ケアマネージャーや地域包括センターの職員と共に対処することで負担を軽くできます。嫉妬などに関しては、配偶者がきちんと関わり対処をすることが大切です。また、自信を失っているケースが多いため、「自分はまだまだ役に立つ存在」と思えるようになれば、被害妄想が消えるケースもあります。

まとめ

認知症患者の暴言や暴力への対応は家族も介護者も大変です。心労でつぶれてしまうことも少なくありません。ひとりですべて抱え込むことは避けましょう。家族と話し合うことも大事ですし、公的機関の地域包括センターを利用する、ケアマネージャーや医師に相談するなどさまざまな対策があります。在宅のみでの介護に限界が来たら、介護施設サービスの利用も考えてください。認知症患者が暴言や暴力を行うのは理由があるということをきちんと理解し、落ち着いて対応しましょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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