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認知症の薬はどれくらいの期間で効く?飲む量は?薬物療法のポイント

最終更新日2019年07月09日12:57

認知症の薬はどれぐらいの期間で期待できる効果がでるのでしょうか?認知症の治療を目指すとき、薬物療法は避けられません。ただ、認知症の薬はどれぐらいで効くのか、どれほど飲まないといけないか気になる人も多いでしょう。それは、被介護者だけでなく介護者も同じなはずです。認知症の薬を飲み続けさえすれば、確実に治ると考える人もいるかもしれません。しかし、残念ながら認知症は簡単に治る疾患ではないのです。ご家族の中には「病院で認知症の薬をもらって飲ませているのにぜんぜん効果がない」と嘆く人もいるでしょう。
認知症薬の種類や、どれぐらい飲めば期待できる効果がでるかなど解説します。現在服薬中の方も、これから認知症に立ち向かおうとしている方、介護者もぜひご参照ください。

認知症治療に使用される薬について

日本で一般的に使用され、認知症薬として効果があるとされているものは、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬とNMDA受容体拮抗薬です。

アセチルコリンエステラーゼ阻害薬

日本で認可されている薬

  • アリセプト
  • レミニール
  • イクセロンパッチ
  • リパスタッチ

アルツハイマー型認知症や、レヴィー小体型認知症患者は、神経伝達物質であるアセチルコリンが減少していると考えられています。神経伝達物質とは、神経と神経との情報を伝えるために必要な物質です。神経伝達物質が減少すると、脳のネットワークに問題が生じます。実際、死亡したアルツハイマー型認知症患者の脳を解剖し調べるとアセチルコリン活性が低いと分かりました。このことから、アルツハイマー型認知症はアセチルコリン活性が低いために起きているという仮説が考えられたのです。その仮説から開発されたのが、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬。脳内のアセチルコリンを分解されないようにし、減少するのを防ぐ働きが期待できます。結果、脳内のアセチルコリン濃度が高くなるため、アルツハイマー型認知症などの対策として期待できるのです。

NMDA受容体拮抗薬

メマリー

日本ではNMDA受容体拮抗薬として、メマリーが販売中です。脳内には、グルタミン酸という神経興奮伝達物質が存在しています。グルタミン酸は、記憶や学習に関係していますが、アルツハイマーの場合、グルタミン酸が常に出ている状態と考えられているのです。通常より放出されすぎているグルタミン酸が脳内にあるNMDAに作用するとNMDA受容体が過剰に活性化し、記憶や学習において障害が生じます。NMDA受容体拮抗薬は過剰な活性化を防ぎ、記憶や学習障害などの抑制が期待できるのです。また、メマリーは、イライラや興奮を抑えられる働きも。
認知症患者と介護者の関係を崩す要因のひとつとして、お互いのイライラや怒りがあります。認知症患者が落ち着けば、介護者にも精神的な余裕が生まれるもの。また、NMDA受容体拮抗薬はアセチルコリンエステラーゼ阻害薬との併用が可能なところもメリットのひとつです。

認知症の薬は本当に効果がある?治る?治らない?

2019年時点、残念ながら認知症治療薬によってアルツハイマー型認知症が根本から完全に治ることは期待できません。治療薬を飲むと症状が完全にストップすることはないのです。治療薬を飲んでも症状は進行します。劇的に記憶や行動に関する障害がなくなることはないと考えられているのです。「それなら、服用する意味はあるのか?」と疑問に感じる人もいるでしょう。答えは「ある」です。完全に治らなくても進行を遅らせるために薬は有効と考えられています。脳内の神経細胞も活性化すれば、記憶、思考の働きを完全に消すのを防げるでしょう。認知症患者のイライラや不安対策も期待できるため「完全に治らないかもしれないが服用する価値はある」と言えるのです。

認知症治療薬は絶対に飲まなければならない?

認知症治療薬は絶対飲まなければならないものではありません。副作用が不安な人もいるでしょう。知られている主な副作用は、吐き気や脈が遅くなる、精神的な症状などです。ただ、薬を飲むのを中止すれば副作用の症状は治まります。服用して副作用がでてしまったら、医師や薬剤師に相談しましょう。基本的に、飲む、飲まないは本人やご家族の自由です。進行対策や予防のためにも服用の意味はあります。

まとめ
認知症治療薬は、神経を回復させる、よみがえらせるような根本治療はできません。それでも、症状の進行を遅らせることは期待できるのです。ただし、認知症が重度になれば薬も意味はありません。その状態だと、介護者の負担は大きくなります。重度になる前の対策や予防が重要です。
介護のための資金作りという意味でも症状の進行を遅らせたほうが良いでしょう。そういった意味でも、認知症の薬はおすすめです。認知症との付き合いは長期戦になります。負けないように、認知症治療薬を上手に活用し対策や予防を心がけましょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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