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認知症の人はどのように介護をすればいい?コツとポイント

最終更新日2019年06月03日11:31

認知症と一言で言ってもさまざまなタイプの認知症があります。それでも、認知症の症状の多くは記憶障害を起こすことが多く、物忘れの延長として捉えがちです。しかし、物忘れが朝食のおかずが何だったのかが思い出せないというものに対して、認知症の記憶障害の場合は、朝食を取ったことを覚えていないという、一つの出来事に対して記憶がごっそりとなくなってしまうことを指します。

このような事態に直面したときは、家族はどのように対処したらいいのでしょうか。介護の難しいところがそこにあります。言って聞かせてもだめだから何もしないというのではなく、コミュニケーションを密にして何が良くて何がだめなのかを認識する必要があります。また、認知症は記憶障害だけではなく、さまざまな問題も併発していくことにも注意が必要です。

基本的な介護の考え方

介護保険制度が確立する前は、認知症は痴呆症と呼ばれていました。いわゆる「ボケ老人」と呼ばれていた時代で、ボケてしまったら何も分からなくなるので、認知症の人をぞんざいに扱うような時代でもあったのです。老いとともにできなくなることが増えていき、その中で認知症も進行していきます。そのような中で「できないものは仕方がない」という風潮ができあがってしまうのです。できないものはできない…しかし、そこから一歩進んで、自分でできなくてもちょっとした介護・介助をすればできるといったことが大切であり、それが基本的な介護の考え方といっていいでしょう。

①できることとできないこと

介護をする側はついつい、要介護者になんでもしてあげるものです。とくに家族の場合はその傾向が強く、それが要介護者を甘えさせてしまうことになってしまいます。要介護度の度合いなど要介護者の状態もさまざまですが、日々の関わりの中でできることは自分でしてもらう、できないことを介護するといった姿勢が大切です。

できることはやってもらうこと、それが要介護者の自尊心を保つことにもなりますし、生きていくモチベーションになることは間違いありません。介護する側は要介護者にとってどういった介護が必要なのかを注意深く観察する必要があります。

②その場しのぎの対応をしない

認知症で困るのは、徘徊癖や妄想癖です。徘徊する場合は部屋から出られないようにする、あるいはいろいろなものにあたってしまうので、ベッドに縛り付けるといった行動に出がちです。縛り付けるのはあんまりのような気もしますが、介護の現場はきれい事ではなく、これも一つの介護(看護)として取り入れられているものです。もっとも「縛り付ける」ことをしなければいけない状態は、認知症がかなり進行した状況といっていいでしょう。究極の場合は仕方がなくても、最大限、要介護者の尊厳は守らなければいけません。

徘徊するから鍵を閉める、妄想するから適当にごまかす、といったことではなくまずは真正面からそういった状況とぶつかって対処をする。その場しのぎの対応をしないようにしましょう。介護する側も大変ですが、そうすることによって認知症に対する考え方を自分の中でしっかりと持つことができるようになります。

認知症の基礎知識

認知症にはさまざまな症状があります。一番多いのは記憶障害ですが、これは、アルツハイマー型認知症と呼ばれています。脳の部位の中でも記憶を司っている海馬と側頭葉が、老化の進行によって萎縮することが原因で記憶障害が起こるのです。これによって過去の記憶がなくなる、あるいは過去と現在が混濁してしまうこともあります。また、ついさっき行ったことが全く記憶から欠落してしまうこともあるのです。認知症では、記憶障害が全面的に出てきますが、他にもさまざまな認知症の症状があります。記憶障害以外の認知症の代表的なものを以下に紹介します。

①徘徊癖

意味もなく(本人にとって意味のある行動かもしれませんが…)あたりを徘徊します。元のところに戻ってくることが多いのですが、認知症の進行とともに、元の場所に戻れなくなることも多いので、認知症の中でも症状としては重いと考えていいでしょう。

②妄想癖

ありもしないことを吹聴し、遠い昔のことを今起こったかのように話すこともあります。何かがなければ盗られたと思って人を疑うこともあり、口が達者な場合は対応がかなり困難です。やりすごすことが一番なのですが、疎外感や妄想癖を助長しかねず、認知症の中でも対応に苦慮する人が多い部類に入ります。

③失語

言葉が発せなくなります。また、会話ができても簡単な単語が出なくなり、詰まることが多くなるのが特徴です。

④運動機能の低下

老化の一種と考えがちですが、運動機能の低下は脳の萎縮によることが大きく、脳からの命令が伝達できなくなることで、身体を動かすことができなくなってしまいます。

認知症の介護について

認知症になるとどうなってしまうのか、体験しないとわからないものです。誰にでも物忘れというものがあり、それが拡大したものと考えることもできるのですが、記憶がごっそりとなくなってしまう。さらに進行すると自分が自分でなくなる。また、記憶が鮮やかによみがえることもあるようで、そこがまた認知症に対する介護を難しくさせている要因でもあるのです。

①ゆっくりとわかりやすく話す

認知症の要介護者と話すときは、ゆっくりと大きな声で話すことが大切です。早口では、言葉を理解することが困難になっているためです。また、耳が遠くなっていることも多いので、耳元で話すようにしてもいいでしょう。言葉すら理解できていない…と考えるのは早計で、ゆっくりと大きな声で話すようにすると理解してもらえることも多く、内容も簡潔にするように短い単語、分かりやすい単語を繰り返すようにします。

②目を見て話す

これは、誰に向かって話をしているのかを、要介護者に認識してもらうためです。目を見て話すのは基本的なことですし、自分に話しているというのが理解できていれば、目線を話して耳元で話しかけるようにしてもいいでしょう。そのとき、手を握って話すのも効果的です。また、目線の高さを合わせるようにすると、要介護者の目線をあげさせるといった負担をかけなくてすみます。目線を合わせることで、より密なコミュニケーションをとることができるようになるのです。

③否定しない・叱らない

老いても認知症が進んでも、要介護者には羞恥心もプライドもあります。それをうまく伝えることができなくて、暴れるといったこともあるでしょう。要介護者にとっての自尊心を傷つけないことがとても大切です。そのためには、否定しない・叱らないといったことがとても需要になってくるのです。わからなければどうしても声を荒げてしまいがちです。身内なら特にそうだと思います。しかし、じっくりと耳を傾ける、そして受け入れることが大切です。

まとめ

認知症は改善することはありません。たまに記憶が鮮やかに戻ることがあって、「今日は調子がいい」ということも一時的なものです。それ以上に何度も同じことを聞かれて辟易してしまうことのほうが多いでしょう。認知症の介護には忍耐力が試されます。それでも、認知症の要介護者の尊厳を守り、適切に対処していくことが大切です。困ったときは、自分だけで悩まずに、周囲に相談するようにし、ネットで同じ悩みを持つ人の体験談などもとても参考になるでしょう。

弊社担当のご紹介田中 晴基(介護施設スペシャリスト)
入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。

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