介護における「ポジショニング」とは?

介護をする中でも重要なポジショニンングとは?についてのイラスト
ポジショニングとは、要介護者の体位を変えて快適で安定した姿勢を提供することです。

日本褥瘡学校では、「運動機能障害を有する者にクッションなどを活用して身体各部の相対的な位置関係を設定し、目的に適した姿勢(体位)を安全で快適に保持すること」と定義されています。

つまり、寝たきりになっているなど、自分の力だけで動くことが難しい要介護者の体を介助者が動かし、寝返りを打たせたり、ラクなポーズにしてあげたりすることが「ポジショニング」です。

単にリラックスできる姿勢にするだけでなく、クッションやパッド、タオル、可動式のベッドなどを使って食事をしやすい姿勢や呼吸をしやすい姿勢にすることもあります。

通常は一日の体位変換スケジュールを組み、一日のうちに数回にわたってポジショニングを行います。基本的には、2~3時間ごとに変えるというケースが多いでしょう。

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ポジショニングを行う理由と重要性

ポジショニングにはさまざまな目的があります。主な目的は、次の5つ。

⒈床ずれ(褥瘡)の予防や治療

⒉食事を摂ったり飲み込んだりする機能の維持と促進

⒊呼吸をラクにする

⒋筋肉の緊張を緩和し、拘縮を改善する

⒌楽な姿勢でリラックスできるように

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ずっと同じ姿勢を何時間も続けていると、体圧がかかって床ずれや息苦しさなどさまざまな体の不具合を引き起こしてしまいます。

また、筋肉が固まってしまうため、拘縮が早く進行する可能性もあるでしょう。ポジショニングは、要介護者の重度化を防止するためにも非常に重要なことなのです。

また安定した姿勢を取る心地良さが、本人のイライラしがちな感情をなだめたり前向きな気持ちにさせたりすることもあります。

ポジショニングを行うためには、正しい知識が必要となります。
体が歪んだ状態のまま間違ったポジショニングを行ってしまうと、体がラクになるどころか痛い思いをさせてしまったり、場合によっては変形を助長させてしまったりするかもしれません。介護や看護に関わる人たちが正しい知識と技術を持ってポジショニングに臨む必要があります。

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