記事公開日2015年10月09日13:28
介護においてケアマネージャーは重要
サービス付高齢者向け住宅(サ高住)は、老人ホームなどの一般的な高齢者介護施設とは異なり、賃貸住宅として分類される施設です。介護において必要なサービスはひと通り提供されていることがほとんどですが、サ高住はあくまでも住宅であるため、ケアマネージャーが在籍している場合とそうでない場合とがあります。
ただし、その反面、サ高住では外部からのサービスを自由に受けることが可能となっています。したがって、デイサービスを受けたり、以前からお世話になっているヘルパーさ
んに来てもらったりすることもできますし、ケアマネージャーを依頼することも可能です。
ケアマネージャーの役割は介護施設においても訪問介護においても、個々に合わせた適切なケアプランを設定することが中心となります。そしてサ高住においてもその基本的な部分は変わりません。
ケアマネージャーの仕事内容
・入居者本人やそのご家族との面談をおこない、不安や困りごとなどをしっかり聞いて把握すると同時に、適切な助言をして安心を提供します。また、入居者がこれまでに利用していた介護サービスがある場合は、その事業者からもヒアリングをおこない、入居者本人の今後についてのアセスメントを実施します。
・面談でのヒアリングをもとに状況に応じた介護サービス、およびケアプランを個別に組み立てます。できあがったプランは入居者に提示して、内容の説明とどうしてこのようなプランになったかをじゅうぶんに説明し納得してもらいます。
・入居者の希望を考慮しつつ、より適切な介護サービス事業者を紹介。入居者と事業者の間に入ってサービス内容などの調整や連絡をおこないます。その内容は現場に周知し、各スタッフが把握しておかなければなりません。
・入居者の代理となり、介護サービス事業者や医者などに本人の要望等を伝えて、介護の質を向上させるよう取り組みます。ケアプランは定期的な見直しも必要ですので、月に一度はモニタリングをおこなって、現状のプランが現状に合っているかを考査します。
まとめ
ケアマネージャーはサ高住におけるサービスの質を向上させるだけでなく、入居されている方々に安心して快適な生活をおくってもらうため、主に上記のような内容の仕事を担っています。いずれも欠かすことのできない大切な任務といえるでしょう。
また、サ高住は夜間の対応など、施設によって体制が大きく異なるケースも多々ありますので、各施設に合わせた臨機応変に対応していくのもケアマネージャーの仕事のひとつと言えるでしょう。
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