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介護におけるボディメカニクスとは?

最終更新日2016年12月17日14:19

最小限の労力で介護ができる「ボディメカニクス」

介護におけるボディメカニクスとは?についてのイラスト
ボディメカニクスとは、人間の骨、筋肉、関節、内臓など運動機能のメカニズムを活用した技術のこと。骨や筋肉などは相互関係にあり、一定の法則によって体が成り立っています。この身体力学を活用した介護技術を使うことで、最小限の力で介護ができます。



ボディメカニクスのポイントは以下の通りです。

支持基底面積を広くする

支持基底面積とは、何かを支える時の基盤となる面積のこと。この面積が広いほど介助者の安定性が高まります。立つ時は両脚を揃えるよりも広げた方が、更に前後にずらした方がより安定します。

重心を低くする

重心が高いとよろめいてしまいますが、重心を低くすると下半身の筋肉が使いやすくなり姿勢が安定します。「支持基底面積を広く」と合わせて、対象者を持ちあげる時などに利用します。

身体をねじらない

身体をねじると重心がぐらつき、力が入りにくくなります。基本的にはてこの原理を応用して、重い対象者を小さな力で動かします。

水平に移動する

持ちあげずに滑らせるように横にスライドさせることで、力を入れずに移動させることができます。ベッドからストレッチャーに移動する時などに使います。

対象を小さくまとめる

大きな物よりも小さな物の方が移動させるのがラクになる上、設置面積を小さくすることで摩擦も防げます。対象者を移動させる時に手を胸の前で組んでもらうなどの方法を取ります。



対象にできるだけ近づく

介護者と対象者、2人の重心を近づけることでまとまりが出て移動がしやすくなります。余分な力も不要になります。

大きな筋肉群を使う

腕や手先だけで介護をするよりも、足腰を使った方が力が入りやすくなります。具体的には腹筋や背筋、大腿四頭筋や大殿筋などの大きな筋肉を意識します。

介護の現場に必要不可欠な技術です

介護はたくさんの力や労力を必要とする仕事。毎日介護を行っている介助者にはかなりの負荷がかかることになります。介護が原因で腰痛や腱鞘炎を患ってしまうこともあるでしょう。しかしボディメカニクスを応用することで、身体的な負担が減ってラクに介護を行えるようになるのです。
また介護される側にとっても、重心が不安定な介助者に身を任せるのは不安なもの。ボディメカニクスの知識のある人になら、安心して介護をお願いすることができます。



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