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終末期にかかる医療費はどれくらい?

最終更新日2016年12月15日20:39

終末医療には備えが必要

終末期にかかる医療費はどれくらい?についてのイラスト
日本人の死因を調べてみると6割以上が何かしらの病気です。上位3位の癌、心疾患、肺炎はいずれも医療処置が必要ですし、終末期を病院で迎えるための医療費も当然必要になってきます。一生の間に使う医療費のおよそ半分が終末医療費という調査もあります。ただし、後期高齢者医療制度によって75歳以上の高齢者の医療負担は1割、上限も入院の場合で44000円、外来で12000円と決まっています。低所得者はさらに上限が下がるので、心配しすぎる必要はありません。しかし、もし75歳未満だったら、また、特別な終末医療を望むのであれば十分な費用が必要です。



ホスピスに必要な費用

治療よりも心身のつらさをやわらげる緩和ケアをメインにしている施設をホスピスといいます。厚生労働省の定めた緩和ケア病床認証制度に準拠し、癌かエイズの末期患者のみを受け入れているところがほとんどですが、ホスピスならばそれ以外の末期患者も受け入れています。ホスピスは入院だけではなく訪問ケアも実施していて、自宅はもちろんのことサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などの施設で受けることもできます。費用もそれぞれのケースで異なってきます。

たとえば入院した場合には1日単位で費用が決定します。30日以内の入院で1日あたり約5万円、60日以内で約4万円、61日以上で約3万円になります。各種健康保険も適用できるので、実際にはこの1割から3割を支払うことになります。ただ、ホスピスは基本的に個室のところが多いので個室利用料がかかることに注意しましょう。一般病棟の個室利用料と同じで5000円ぐらいから50000円ぐらいまでとさまざまなランクがあります。



在宅でのホスピスケア

近年では在宅ホスピスをサポートする医療保険制度が推進されていて、40歳以上の末期癌患者は訪問介護サービスを介護保険で受けることができるようになっています。コストを抑えることもできますし、慣れ親しんだ環境で過ごすことができるのは何よりの心のケアにもなります。

いずれにしても、終末医療はけっして無料で受けることができるわけではありません。エンディングノートや遺書などを準備する終活への関心も高まっている昨今ですが、終末医療に必要な費用を用意しておくことも忘れないようにしたいところです。また、どこでどのような形で終末を迎えたいと考えているのか、家族に話しておくことも大切なのです。



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