仲介手数料は受領できるのか?
投稿日 2015/10/16
最終更新日 2016/12/17
不動産売買や賃借の仲介手数料とは

通常は不動産会社を通して不動産を売ったり、買ったり、または貸したり、借りたりする場合は不動産業者に仲介手数料を支払います。不動産業者に対する成功報酬として支払うもので、売買や賃借の取引が成立した際に発生します。いくら支払うか、というのは不動産業者によって違いはありますが、宅地建物取引業法において上限が決められています。売買の場合は、200万円以下の場合は5%+消費税、200万円以上400万円以下の場合は4%+消費税、400万円を超える場合は3%+消費税です。賃借の場合は、1ヵ月分の賃料+消費税です。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
サ高住の事業者は仲介手数料は請求できません
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)においては事業者は基本的に敷金、家賃およびサービスの対価しか受領することができないとされています。礼金や権利金、その他の金銭は受領できないのです。そうすると、賃貸借が成立した場合の成功報酬である仲介手数料も受領できないのでは?と考える人もいるかと思います。しかし、高齢者住まい法のルールにおいては、事業者や運営する人と不動産会社が別の場合は話が異なります。宅建業者が登録事業者でない限り、高齢者住まい法のルールの対象外とされます。そのため、宅地取引業法の範囲内で、仲介手数料を請求することが可能になるのです。価格に対しては、サ高住は賃貸借契約になるため、家賃の1ヵ月+消費税となっていることが多いです。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- サ高住での生活相談員の役割とは?
サ高住における「生活相談員」とは? サービス付き高齢者向け住宅には、少なくとも日中、場合によっては夜間もケアの専門家が「生活相談員」として建物に常駐し、サービスを提供することと定められています。生活相
詳しくみる - 介護レセプト(介護給付費明細書)について
介護報酬を請求するための「介護レセプト」の概要 介護福祉施設などが提供している介護サービスの利用費は、介護保険が適用されるため1割が利用者の負担で9割が国の負担となります。その国からの給付金を受け取る
詳しくみる - サ高住の分類はどういった基準で決まるのか?
サ高住の様々な「分類」について 人が住む建物であり福祉施設としての顔ももつサ高住は、居室の設備について法律上様々な分類を受けます。たとえば「高齢者住まい法」の中では「住宅」あるいは「有料老人ホーム」に
詳しくみる - 補助金を税理士に相談するメリットは?
サ高住の新規建設にかかる税制優遇 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の建設に当たり、気になるのが税金対策です。新築やリノベーションにかかる費用や不動産取得税の軽減など、優遇処置がはかられているので、
詳しくみる - サ高住建設における備品選択について
サ高住の建設にあたり必要となる様々な備品 サービス付き高齢者向け住宅を建設する際には、様々な建設設備や備品を選択することになります。まずサ高住の登録基準にも定められているバリアフリー化は必要不可欠。し
詳しくみる - サ高住に登録するメリットとはどんなもの?
サ高住の市町村への「登録制度」とは? 住宅型有料老人ホームや高齢者向け賃貸マンションなど、高齢者を入居者として迎えて何らかの介護サービスを提供する住居施設には様々な種類があります。その中に、「サービス
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。