
老後資金はいくら必要?年代別調査結果
人生 100 年時代といわれる現在、人生80年といわれていた人生設計もし直す必要に迫られています。定年退職後の人生が何年続くのか、無事天寿を全うするまで生活資金は足りるのか。老後の不安は尽きません。
年金の問題もあり、老後を安心して過ごすために貯蓄しているという人も少なくないでしょう。では、老後の資金はどれだけあれば安心なのでしょうか。
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老後の備えは3000万円が一般的
つまり、老後とは年金を受給しながら生活する期間のことで、定年の年齢や寿命によって期間が変わるため、老後資金は人によっても年代によっても必要な金額が異なります。
老後資金の目安は一般的に3,000万円といわれています。この金額には根拠があり、総務省の家計調査報告によると、夫婦二人の高齢者世帯に支払われる公的年金の社会保障給付は一ヶ月19万円。家計に使われる月々の支出額は27万とすると不足は8万円となり、年96万円となります。老後期間を25年と仮定すると2,400万円となり、生活費以外の費用を加えるとおおよそ3,000万円になるという試算です。
メットライフ生命が行った、20 歳~79 歳までの男女 14,100 人を対象とした調査によれば、「老後の備えとして十分な金融資産と自ら想定している金額」と「現在の金融資産」に2,000万円程の隔たりがありました。「現在の金融資産額」と「老後の備えとして十分な金融資産と自ら想定している金額」は、年代に合わせて上がっているものの、年代や保有資産額が上がっても金額差に変化はないという結果でした。
老後への不安は貯金額に比例する
最も老後の不安が低かった60 代~70 代のうち、「老後に不安がない・あまりない」と回答したのは 26.4%。「資産運用をしている」人が4 割以上(41.8%)で、「老後に不安がある・ややある」と回答した人のうち、「資産運用をしている」割合は約 3 割(31.3%)。やはり、不安がないと答えた人の方が、収入源を確保している傾向にあるようです。
一方、「老後に不安がない・あまりない」と回答した人の金融資産額は平均 2,653 万円で、「老後に不安がある・ややある」人と約 1,100 万円の差が。収入の有無とともに、やはりお金の問題は不安に直結していることがわかります。
同年代の「老後に不安がない・あまりない」という人の 7 割以上(74.4%)が、「若いうちは、貯金よりも自分に投資をすべき」と回答。「老後に不安がない・あまりない」と回答した人の 7 割以上が、「若いうちは貯金よりも自分に投資をすべき」と答えました。
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老後への意識
男女別にみると、ほとんどの年代で平均寿命(男性 81.09 歳、女性87.26 歳)よりも低い年齢となり、自分で持っている寿命への意識と実際の寿命には、ギャップがあるように感じられる内容といえます。性別で比較すると、男性の方が女性よりも自らの寿命を長く想定していることが分かり、実際の平均寿命(男性81.09歳、女性 87.26歳)とは逆の結果になりました。
また、「老後に積極的に取り組みたいこと」は、男女ともに「趣味」「旅行」「家族で過ごすこと」が上位3位となり、男性よりも女性の方が、取り組みに対し意欲が高い傾向にありました。4位以下の内容を見ると、男女間の差が最も大きかったのは、家族以外の人とのつながりを示す「友人と過ごすこと」という回答。女性の場合4位に入っている一方、男性は6位という違いが見られました。
まとめ
今の生活ですら苦しいのに、これから年金ももらえなくなってきて、税金もどんどん上がっていく…このような状態が続いては、いよいよ日本に長くい続けたいと考える人はいなくなってくるかもしれませんね。
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