
介護予防が重要!?生活習慣改善で身体を元気に!
投稿日 2016/01/21
最終更新日 2016/01/21
今、見直される介護予防
年齢を重ねることで、病気になったことが原因ではない心身のさまざまな機能が衰えてきます。腰が曲がったり、視力が低下したり、転びやすくなったりする目に見える衰えだけではなく、手足や頭の使える機能を使わなくなることで、身体はどんどん機能しなくなっていきます。そのため、高齢者には生活習慣病を予防するだけではなく、日々の生活習慣を見直し、不活発な生活による心身の機能の低下の予防が重要視されるようになってきました。
「要介護者」を増やさない取り組み
在宅介護の中では、「つい最近までできていたのに・・」などと感じることも少なくありません。1週間に1度か2度の限られたデイサービスや訪問介護サービスの中で、「今日はあまり話さないな」「なんだかいつもと様子が違うかな」などと感じても、「疲れているだろう」「そんな気分じゃないのかしら」程度の認識しか持たず、いつの間にかできていたことができなくなってしまう、心身機能の低下に繋がっていた、ということも少なくありません。毎日の生活の中での、小さな変化に気を配り、自分でできることを、些細なことでもできる限り自分でするような周囲の援助が大切になってくるのです。
まとめ
これまでは要支援者のサービスは、介護保険によって行われてきました。ところが、2016年4月からは介護保険から除外され、3年間で市町村による地域支援事業に移行することになっています。スピーディできめ細かなサービス提供につながる地域もあるでしょうが、財政的に厳しく、要支援者を支えることのできる若い層が少ない地域も少なくないでしょう。要支援者の介護予防に対しては、自治体だけではなく、今後はさらに近隣住民も参加したボランティアによる要支援者の見守り・援助がポイントとなってくるようです。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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