
腸管出血性大腸菌感染症が流行!潜伏期間もあり!?有効な治療は?
投稿日 2017/08/31
最終更新日 2017/08/26
この感染症の潜伏期間は感染後3~5日です。
そして激しい腹痛を伴う下痢が続き、腸管から出血してしまう出血性大腸炎を引き起こします。
重症化した場合、命を落とす危険もある合併症を起こす感染症です。
焼き肉など生肉を触れた手で他の食材を触り、汚染された食材を食べることで起こります。
治療は点滴や抗生物質の投与などが行われます。これからの時期感染を予防するようしっかりと衛生管理を行っていくことが求められます。
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腸管出血性大腸菌感染症が流行中!
7月後半にそれまで感染者数が横ばいであった腸管出血性大腸菌感染症の患者数が増加しています。
そしてこれからの時期は患者数が増加すると予想されており、感染予防の対策をしていくことが必要となっています。
腸管出血性大腸菌感染症は3~5日の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う水様性の下痢が起こり、さらに出血性大腸炎を引き起こします。
血便は初期では少量ですが、徐々に量が増加してきます。
発病者のうち、6~9%の患者は重症するとされており、症状発生後5~13日後に溶血性尿毒症症候群や脳症など重篤な合併症を起こしてしまいます。
特に乳幼児や高齢者は重篤な状態になりやすいため注意が必要です。
腸管出血性大腸菌感染症を予防するには?
腸管出血性大腸菌感染症の感染経路は経口感染です。
生肉などの汚染された食材を食べることで感染します。以前生肉を使った料理で多数の方が感染し、死亡者も出ました。
予防するためには食材をしっかりと加熱することです。
75℃以上で1分以上加熱することでこの菌を死滅させることができます。
また焼き肉など生肉を触る時にはトングを必ず分けるようにしていきましょう。
そしてこの菌に感染している患者が調理をすることで感染が拡大します。
特に浅漬けなどの加熱していない食品での感染例が目立っています。
手洗い・うがいはもちろん、手袋を着用するなど衛生管理にも細心の注意を払っていきましょう。
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まとめ
腸管出血性大腸菌感染症に感染してしまうと激しい腹痛や下痢でつらい思いをします。
特に重症化してしまうと溶血性尿毒症症候群や脳症などの合併症を起こし、最悪の場合命を落としてしまうこともあります。
バーベキューなどを楽しむ方も多い季節です。
生肉を触る機会がある時には触れるトングを分ける、生肉を触った手で他の食材を触らない、しっかりと加熱をするなどを意識して行っていきましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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