
寝起きの腰痛は寝返りが原因かも?正しい睡眠方法を!
投稿日 2018/09/10
最終更新日 2018/09/04
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寝起きの腰痛の原因は寝返りだった!
ところがある検証によると、寝起きに腰痛を起こす人の多くは、一晩で行う寝返りの回数が少ないことが分かりました。一般成人の寝返り回数は平均20回。ところが、寝起きに腰痛の経験がある人は、平均4回と大きな差があったのです。
寝返りが少ないとなぜ寝起きに腰痛になるのか?
筋肉には、酸素を運ぶための血管が無数に通っていますが、寝る時の姿勢になると腰に内臓が乗った状態になり、腰の血管を圧迫します。血管が圧迫され続け血中の酸素が減少すると、痛みを引き起こす物質が発生し、腰痛が起こるのです。つまり、寝起きに発生する腰痛の原因は、血管を圧迫する内蔵だったのです。
ここで、寝返りの問題になります。定期的に寝返りを打っていれば、血液が滞ることなく酸欠にはならないので、腰に痛みが起こることはありません。寝返りの回数が少ない人は、長時間同じ箇所の血流を止めてしまっているので、痛みが生じてしまうのです。
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寝起きの腰痛を防ぐには?
まずは、ベッドや布団を壁から50㎝以上離しましょう。壁があると、寝ていても無意識に壁の圧迫感を感じて寝返りが打ちにくくなります。
また、寝るときに身に付ける衣服にも注意が必要です。フリースやスウェット地といった摩擦が大きい素材は、寝ているときに体が動かしにくくなります。摩擦が小さいおすすめ素材は、シルク、リネン、綿です。
最後は、自分の体格に合った枕を選ぶことです。理想の枕の高さは、横向きに寝たときに、おでこ・鼻・顎・胸が一直線になり、布団と平行になる高さです。しかし、自分の体格に合った枕を見つけるのはなかなか大変。そんな時は、タオルケットと裏地のある毛足の短い玄関マットを折り重ねて、自分に合うものを作ってはいかがでしょうか。
1.玄関マットを蛇腹に三つ折りにする。
2.タオルケットを四つ折りにする。
3.玄関マットの上で四つ折りにしたタオルケットを蛇腹に三つ折りにする。
4.タオルケットをめくりながら、高さを調整する。
この方法で自分の体格に合った枕を作ることができます。
まとめ
・ベッドや布団を壁から離して置く。
・寝返りで動く時の摩擦の少ないパジャマを着る。
・理想の高さと硬さの枕を使う。
この3つが、寝起きの腰痛を改善するポイントです。十分な睡眠は健康の基本です。しっかりと寝返りを打てる環境を整え、腰痛対策をしましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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