褥瘡は床ずれとも呼ばれる傷のことを指します。
処置にはいろいろな方法があり、間違えてしまうと褥瘡が悪化してしまいます。

他にも高齢者は皮脂の分泌量が低下してしまうため、乾燥した肌になりかゆみを伴います。
そのため適切に保湿をしなければ皮膚を傷付けてしまうことになります。

高齢者に起こる皮膚トラブルの処置

高齢者特有のトラブル!適切な処置法を学ぼう!についてのイラスト
スキンテアと呼ばれる高齢者特有の皮膚トラブルがあります。

これは高齢者が日常生活の中で起こす皮膚の裂傷のことを指しています。

これは摩擦や擦れなどで生じるもので、主に寝たきり傾向になる人や長時間同じ姿勢になりがちな人に多く発症しています。


一般社団法人日本創傷・オストミー・失禁管理学会がこのスキンテアについて予防や管理などについて詳細な情報を出しています。

 そしてこのスキンテアは褥瘡と似ていることもあり適切な処置が行われていなければ悪化することもあり注意が必要です。

高齢者に起こりやすい皮膚トラブル

加齢に伴い、肌に分泌される皮脂量が減少します。
そのため高齢者の皮膚は乾燥しており、カサカサとしています。

この皮膚の乾燥により皮膚の弾力性も失われてしまいます。

さらに乾燥しているため皮膚が脆くなり、少しの刺激でも皮膚に傷ができる、皮膚に亀裂ができるなどのトラブルが生じやすくなります。


そして介護を必要としている高齢者はおむつを使用しているケースもあります。

その場合には臀部がおむつにより蒸れてしまうことで皮膚が更に脆くなってしまうこともあります。


また高齢者は心不全や腎不全などの病気を持っている、食事量の低下もあることがあります。
それらのことからむくみが身体のあちこちに出てくることも。

そのむくみが出ている部分の皮膚は風船のようになっているものであるため、少しの刺激でも皮膚に亀裂やめくれが生じやすくなっています。


これらのことから先述したスキンテアや褥瘡が発生しやすい状態であるのが高齢者の皮膚状態になります。

まとめ

高齢者の皮膚は若い頃と比較して水分が30%以上も少ないとされています。

そのためカサカサし、バリア機能の低下もあり皮膚トラブルを生じやすい状態になっています。


もし高齢者の皮膚がカサカサしているようなら一度皮膚科を受診し、適切な皮膚を保護する保湿剤を処方してもらいましょう。
また何度か塗布したら良くなったからやめるのではなく継続して塗布することも大切です。


介護現場では移乗・移動の際、入浴の際など直接皮膚に触れた時に思わぬ力が入ってしまい、高齢者の皮膚にトラブルが起こりやすいものです。
注意をして関わるようにしましょう。



2016年8月28日 12:00