
低温やけどは重症化しやすい?その理由とは?
投稿日 2018/03/02
最終更新日 2018/02/23
低温やけどとはカイロや湯たんぽなど体温よりも少し温かい温度のものに長時間触れていることで起こるやけどです。
その温度は44~50℃くらいでやけどするとされています。
低温やけどが重症しやすいのは自覚症状に乏しく、気付いた時には重症化していることが多いため、カイロや電気毛布、湯たんぽなどを使うこの時期は注意が必要です。
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低温やけどは重症化しやすい
低温やけどとはカイロや湯たんぽなどの人肌よりもやや温かい程度のものが長時間皮膚に接触していることで起こるやけどです。
その温度は44~50℃であり、温かく気持ちよいと感じる温度です。
低温やけどの怖いところは、通常のやけどとは異なり痛みなどの自覚症状がないところです。
自覚症状がない分、気付いた時には重症化していることがあり、ひどい時には皮膚の深部、筋肉組織などまで損傷してしまいます。
中には入院して治療をしなければならないケースもあります。
その事例として報告されているのは使い捨てカイロを貼ったまま寝てしまい、朝起きたら低温やけどをしており3か月間入院した。
電気毛布を使用して寝ていたら低温やけどを起こして2週間入院したというものがあります。
低温やけどを防止するには
高温のものを触って起こるやけどとは違う低温やけどですが、重症化しやすいため予防をしっかりとしていかなければなりません。
ではどうやって予防していくのがいいのでしょうか?
国民生活センターによると低温やけどを防止するには使い捨てカイロや電気毛布、湯たんぽなどを長時間皮膚の同じ場所に当てないことが第一です。
また高齢者の場合には皮膚が弱くなっていること、熱いと感じる感覚が低下していることがあり、低温やけどに気付きにくく、重症化することが多いため注意が必要です。
他にも使い捨てカイロを貼ったまま電気毛布などの暖房器具などを併用しないことも意識しなければなりません。
どうしても寒い時には併用してしまいがちですが、過度に温まってしまい、低温やけどのリスクを高めてしまいます。
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まとめ
熱いもので起こるやけどよりも重症化しやすい低温やけどですが、その分気付きにくく重症化しやすい危険なやけどです。
特に寒がりである高齢者は使い捨てカイロや電気毛布などを使う機会が増加します。
長時間同じ部位に当たらないようにすること、時々皮膚状態を確認することを意識しながら暖房器具を使っていきましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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