
低栄養を予防する!管理しづらい高齢者の食事についての対策とは!?
投稿日 2017/07/08
最終更新日 2017/07/03
その高齢者の低栄養を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
加齢により食欲も低下しがちな高齢者ですが、三食食べずに二食で終わらせてしまう、食事が簡単なもので済まされているなどの食生活になっている高齢者も少なくありません。
飽食の現代でも低栄養になってしまう高齢者がいるということを知り、身近の高齢者の食事の様子を確認してみましょう。
高齢者の低栄養とは
飽食の現代に「低栄養」の高齢者がいるということを信じられない方もいるのではないでしょうか?
この低栄養、食べ物が不足し起こる低栄養ではなく、食事を簡単に済ませてしまう、三食食べずに食事量が不足しているなどの原因で起こるものです。
2012年に行われた調査では、在宅医療を受けている高齢者を対象にした時の低栄養の高齢者は37・4%だったそうです。
また低栄養の恐れがあるとされた高齢者を合わせると70%まで上昇します。
在宅医療を受けていない高齢者の場合でも食事がきちんととれていない、栄養バランスが悪いという食事をしている場合、低栄養のリスクは高まります。
低栄養がもたらす影響
低栄養になるということは身体にとって必要な栄養素が不足している状態です。
そのため倦怠感や身体を動かすことがつらい、めまいなどの症状を引き起こします。
身体を動かすことがなければ体力や筋力も低下してしまい、要介護状態になってしまうリスクも高まります。
また抵抗力が弱まり、病気になりやすいということにもなります。
さらには病気からの回復も遅れてしまい、そのことが原因で寝たきりになることも考えられます。
低栄養状態が続くということは要介護状態にもつながるため、家族の中に高齢者がいる場合、食事の様子を確認することが求められるでしょう。
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低栄養にならないようにするためには
高齢者の中には食事を重要視していない方もいます。
そうした方の場合、食事回数を減らす、栄養バランスを考えずに簡単なもので済ませてしまう、作るのが面倒なため一品で済ませることになってしまいます。
食事を作るのが面倒だという方の場合には食事の宅配サービスを利用してみてはいかがでしょうか?
また地域のボランティアが行っている配食サービスもあります。
また普通の食事は硬くて食べられないなどの悩みがある方は市販のレトルト食品や栄養補助食品を取り入れてみると栄養バランスが取れます。
様々なレトルト食品や栄養補助食品など手軽に利用できる物も種類が増えてきています。
それらを賢く利用して、低栄養を予防していかねばなりません。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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