保育園に入園希望しているにも関わらず入園できない子供を待機児童としていますが、高齢者でも同じような待機老人というようなことが起こっています。



待機老人とは老人ホームなどの施設に入所を希望しているのにも関わらず入居できない高齢者のことを指しています。


少子化や高齢化社会の進行に伴い、今待機老人は大きな問題になっているのです。

待機老人とは

待機老人増加中・・・どんどん進む高齢化についてのイラスト
待機老人とは待機児童と同じように老人ホームなどの介護施設に入所したいと思っているのに入所できない高齢者を指しています。


老人ホームなどの介護施設は介護度の他に介護状態、経済状態などを

総合的に見て入所の優先順位を付けています。


そのため入所希望があってもなかなか入所できないのが現実です。


2014年時点では待機老人が約52万人いると言われていましたが実際はもっと多くの高齢者が待機老人になっているとも言われています。

そして高齢化社会が進行し、2025年には団塊の世代の人たちが75歳以上になることもあり、ますます増えていくと言えるでしょう。

なぜ待機老人が増えるのか

自治体が経営している老人ホームなどの介護施設は経済的な負担が軽いと言われています。

そのため、入所申込が多く、空きが出るまで数か月から数年待機するのが当たり前になってきています。


「民間が経営している老人ホームなどの介護施設に入居すればいいのでは」と思う方もいるとは思いますが民間は自治体などからの補助金を受けることができないためその分の費用負担が大きくなってしまいます。

年金のみの収入など

所得に余裕がない人などには選択できないのです。



そして高齢化社会や長寿化により一度入所すると退所があまりないという状態でもあります。また優先順位が高い順から入所していくので待機老人は増えるばかりです。

まとめ

待機老人はますます増えていくと予測されています。

しかし受け入れる側である介護施設は介護職の不足などから閉鎖したり規模を縮小したりするところも出てきています。

そうすると必然的に受け入れの人数も増えることがなく待機老人を増やすばかりでしょう。


そのためこれからは在宅生活での介護が重要視されてきます。
今、政府が中心となり在宅での介護について地域包括ケアシステムを推進しています。

またこうした取り組みを行うことで在宅での介護が不安なく行えるようにしていくことが待機老人を減少させることにつながるのではないでしょうか。


これからも高齢化社会は進行していきます。介護が必要になっても安心して生活できるような世の中にしていきたいですよね。

2016年6月17日 09:00