
食べこぼし、口の周りのご飯粒。お口の周りの些細な変化
投稿日 2017/12/22
最終更新日 2017/12/16
これは口周りの老化現象のことで放っておくと危険なものです。
「最近口の周りにご飯粒が付くようになった」「活舌が悪くなった」などもこのオーラルフレイルの状態です。
身体がピンピンでも口の周りが弱っていると健康寿命が低下してしまいます。
当てはまると感じている方は今からでも遅くないので対策を取っていきましょう。
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オーラルフレイルとは
オーラルフレイルとはどのような状態を指すのでしょうか。
ちなみにフレイルは「虚弱状態」を指しています。
一見、健康そうな体をしているのですが、肉体的には虚弱状態であり、近い将来介護が必要になるリスクが高い状態を指しています。
このフレイルと口の周辺を指すオーラルを組み合わせて口の中や口の周りの筋力などが低下している状態をオーラルフレイルと意味しています。
オーラルフレイルの状態では食べ物を口に入れてからかみ砕く咀嚼、飲み込む嚥下の機能も低下していることがあり、食事摂取量の低下につながります。
そして体力や筋力低下につながり、介護を必要とする状態になってしまうのです。
オーラルフレイルの対策は口腔ケアから
オーラルフレイルを予防していくにはまず口腔ケアをしっかりと行うことが必要です。
しっかりと歯磨きをし、清潔な口を保つことで歯周病を予防することができます。
歯周病は自分の歯を失う大きな原因となります。
自分の歯を失うということはオーラルフレイルのリスクが高くなるため、しっかりとした口腔ケアが大切なのです。
またオーラルフレイルにより咀嚼ができなくなってしまうと認知症の発症リスクも高まるとされています。
そのため、オーラルフレイルに対する対策をしっかりと取るようにしましょう。
食事を食べる時にはしっかりと噛む、固いものを食べるようにすることの他に、歯科で定期的な受診をし、良い口腔状態を保つようにしていくことも大切なことです。
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まとめ
フレイルは社会全体で問題になっています。
しかしぱっと見健康そうな方でもオーラルフレイルの状態になっていることもありますので、まずは自分自身が当てはまっていないか確認してみましょう。
もし
「最近固いものが食べづらい」「歯のぐらつきがある」などオーラルフレイルに当てはまるようであれば、歯科を受診し口腔の状態を診察をしてもらい、必要なケアを続けていき、オーラルフレイルを予防していきましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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