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生涯でかかる医療費はどのくらいかかるのか?

生涯でかかる医療費はどのくらいかかるのか?についてのイラスト

最終更新日2015年12月28日11:45

普段、病気のことを考える際に、最初にお金のことを思い浮かべる人は少ないのかもしれません。現在かかっている病気はどうすれば治るのか、このまま病気が悪化していかないだろうか、といった医学的なことが気になります。
しかし、風邪といった軽度の病気ならともかく、入院が必要なほどの病気や長期療養の必要な病気となれば、別の問題も発生します。それは、「お金」という現実的な問題です。

生涯医療費はいくらくらいかかる?

厚生労働省は、生涯の医療費は2300万円(2009年度推計)を発表しました。これは年齢階級別1人当たり国民医療費、年齢階級別死亡率が変化しないとした場合の推計したものです。

医療保険制度

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厚生労働省は、「国民皆保険制度を通じて世界最高レベルの平均寿命と保健医療水準を実現し、今後とも現行の社会保険方式による国民皆保健を堅持し、国民の安全・安心な暮らしを保障していくことが必要」としています。また、個人の医療費負担が重くならない様にという仕組みもありますが、一定の自己負担は発生します。その上、国の財政状況は厳しくなるいっぽうです。それによって自己負担額は増加する傾向にあります。

医療費は高齢になってから急増

・現在70歳の人の場合なら、生涯医療費の50%程度(約1261万円)が必要です。
・現在60歳の人の場合なら、生涯医療費の60%程度(約1513万円)が必要です。

この金額は自己負担割合が10割の場合です。その割合が3割としても相当な金額となります。

お金の問題

病気の治療時だけではありません。健康診断を受け、健康のために運動する「健康の維持・増進のため」にもお金はかかります。病気が悪化した場合や、高齢になり介護が必要となった場合も同様です。特に介護にいたっては、長期間にわたってお金の負担が生じることになります。本人が若くて元気でも、家族の誰かが要介護の状態となれば、介護費用は家計にとって大きな負担となってきます。

そのほかの費用

直接医療費だけでなく、直接非医療費と呼ばれるものも必要になります。これは多岐にわたる費用です。たとえば、通院するための交通費、家族の看護に伴う交通費、食事療法に要する費用、健康維持のための書籍代、介護費用や装具代、住宅改修費などが多種多様に必要となります。直接医療費や直接非医療費は病気と直接的に関係する費用です。しかし、間接的な費用も生じてきます。病気になれば仕事を休みます。看護をする家族も仕事を休まなくてはならなくなります。その場合、家計収入が減少することになるかもしれません。経済学では、こういった費用を機会費用といいます。機会費用はつい見逃されがちですが、非常に重要かつ大きな出費となります。

まとめ

病気に伴う費用といっても非常に多岐にわたります。その額はかなりな金額になることが容易に想像できます。病気とお金の関係についても知っておくことが重要です。

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