
食塩中毒に注意!?摂取量はどれくらいで危険?
投稿日 2017/08/30
最終更新日 2017/08/26
食塩はどれくらいの摂取量が致死量なのでしょうか?
乳児の場合は小さじ1杯分(約5g)が致死量になります。
この5gとはラーメンのスープ1杯分に相当します。
猛暑日が続き、熱中症対策として「水分を摂りましょう」「塩分を摂りましょう」と言われていると塩分を多めにと思ってしまいますが、過剰摂取にならないようにしていきましょう。
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塩分の過剰摂取も不足もダメ
乳児が塩分を過剰に摂取したことで命を落としたというニュースがありました。
乳児にとっては小さじ1杯の食塩でも致死量になります。
乳児は腎機能が未発達であり、塩分を摂取してしまうと身体の中の浸透圧が崩れてしまい、脱水状態になってしまいます。
これは大人でも同様で過剰な塩分を短時間で摂ってしまうと同様のリスクがありますので注意が必要です。
また逆に汗を多量にかくことで低ナトリウム血症という状態になることもあります。
どちらにせよ夏の熱中症予防には適度な塩分を摂るようにしていくことが大切です。
しかし注意することとして塩分制限をしている方は過剰になることもありますので主治医と相談することをおすすめします。
水のがぶ飲みにも注意!
熱中症予防のために水を飲んでいる方も少なくないのでは。
しかし水のがぶ飲みは血液内の塩分濃度を低下させてしまうため、注意が必要です。
これは低ナトリウム血症の状態であり、重症の場合は命を落とす危険もあります。
過去に外国で行われたがぶ飲みの大会でもこの低ナトリウム血症を起こして命を落とした事故がありました。
水を多量に飲むことは水中毒を引き起こしてしまいます。
水中毒は低ナトリウム血症と同じ状態です。
水中毒になるほどがぶがぶ飲む方も少ないかと思いますが、熱中症を予防しようと頑張って飲み続けた結果何かしらの影響が出ることも考えられますので注意が必要です。
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まとめ
高齢者の熱中症の場合、数日かけて引き起こされることもあります。
徐々に食欲が低下し、体力も低下するところから始まり、脱水につながる、そこからさらに肺炎などの合併症も発症しやすく、回復まで時間がかかります。
そのため外出することが少なく、部屋で過ごすことが多い高齢者の場合でも熱中症予防のための環境整備や水分補給をしっかりと行うことが求められます。
熱中症で亡くなる8割を65歳以上が占めていることもありますので、高齢者がいる家庭や高齢者と関わることがある方は声掛けをこまめに行っていきましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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