日本中で高齢化が叫ばれ、介護の問題が浮上しています。
そして留置施設においても高齢化が深刻な問題となっています。


留置施設においては、警察官以外の立入り許可は出来無いのが基本的な条件となっています。


勿論、被疑者がたとえ要介護の人であっても、食事からその他のことまで介護員に依頼する事はできません。
では、誰が介護するのかというと、警察官が
行っています。
ここにも介護の必要性があるのです。

留置者においての問題点

進む高齢化社会・・・留置施設にも影響についてのイラスト
高齢化が進んだ現在では、留置者も高齢化となっています。
留置施設においては24時間監視を行わなくてはなりません。


そして、その監視は当然の事ですが警察官が行います。

ところが最近では被疑者の高齢化により「自力歩行」「排泄困難」といった状態の留置者も表れています。


この状態を鑑み青森県警は介護研修会を初めて行いました。この講習会は直接対応する担当警察官対象でした。

留置署における一番の懸念は、「留置者の逃走や自殺」「証拠隠滅」です。

これらの予防のためにも留置施設においては、

手すりも歩行補助器具も配置していません。


また、留置署内での事故は決して起こしてはなりません。安全に監視を続ける事が重要な職務です。

しかし、八戸署では、今年4月の留置者70代から80代の人が2割強、となることも実際にありました。

このように留置者の高齢化も顕著となってきています。

それに伴い身体的に問題を抱える人も多数見られ、車いすの使用もありました。

高齢者犯罪の要因は?

万引防止機構によれば「ひとり暮らしでも社会とのかかわりがある人は、まずしないとのこと。

社会とのかかわりが切れてしまい
、何もやることがない高齢者が万引きに走る傾向にあります」との分析があり増加原因の一端が浮き彫りとなりました。

では何故高齢者がそうなったのでしょう?

「高齢者がキレやすくなったのではなく、高齢者を取り巻く『環境』が変わったのではないか」

その環境とは経済不況というより”社会的孤立”が大きな要因となっていると考えられます。


「『孤立』していると抑制力が働かず罪を犯す傾向が強まってしまう」と貧しさからよりも、家族や世間の事を
考える事で

「踏みとどまる」という気持ちが薄れてしまったから
だと考えられます。

まとめ

超高齢化社会となる今後に対して、現実的に介護職を警察内部に招き入れる事は不可能です。
となれば現職の警察官が
介護の学習をして高齢者に対応せざるをえません。

現職警察官としての職務を遂行しながら、介護職としての仕事も
兼任するという事になります。


高齢者の犯罪は「社会的孤立」「家族からの孤立」「地域社会からの孤立」が要因となって高齢化社会が生み出した犯罪かもしれません。


人と人のコミュニュケーションが如何に大切で、人は1人では生きられないということかもしれません。


高齢者を孤立させない方法を講じないと、高齢者の犯罪抑制は難しいと考えさせられました。



2016年6月23日 12:00