
歩行安定の向上へ!VR「振動スリッパ」が高齢者の足元を安全に!
投稿日 2017/03/08
最終更新日 2017/03/04
このスリッパは現在様々な場面で開発が進められているVRを利用したものです。
視覚に対するVRは多くの分野で使われているのですが、このスリッパに関しては触覚に対して利用されています。
開発が進み、実用化される時には高齢者の靴に装着し、歩行安定の向上を図ることができるようになります。
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VRを利用した振動スリッパ
そして今回、ある大学の研究で開発されたのが振動するスリッパです。
爪に振動子が当たると反対側の指の裏側で触った感じを利用するものです。
このシステムを利用すると歩行時のバランスや重心を整えることも可能となっており、高齢者の歩行安定の向上へ効果があると考えられています。
他にもVR空間で歩行感覚を再現するための研究も行われています。
板の上に足を置き、前後にスライドさせると床を蹴りだす感覚、踏みとどまる感覚を表現することができ、これも高齢者の歩行に対しての効果が期待されています。
こうした振動を用いたスリッパなどを高齢者が利用することで触覚で歩行感覚をしっかりと感じ、安定した歩行につながると考えられています。
介護の現場でもVRが活用される?
先述したように高齢者の歩行に対してVRを利用し、安定向上を図るという研究が進められていますが、他にも介護の現場ではVRが注目されています。
今実際に利用されているのが各地の景色をVRで体験しながら行うリハビリです。
実際には出かけることができないところでもVRであれば出かけた気分になり、楽しみながら歩行訓練などのリハビリを行うことができます。
また「実際にここに行きたい」というモチベーションにもつながってくるため、リハビリに意欲的になるという効果もあります。
他にも介護をされる側の体験をするということでもVRが利用されており、介護を身近に体験できるツールにもなりますよね。
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まとめ
VRはゲームなどで楽しむばかりではなく、介護などの業界でも役立つと言えます。
VRを利用した尿失禁体験もあることを以前にもお伝えしたのですが、そうした経験を幅広い年代の方がすることにより介護に対する見方も変わっていくのではと考えます。
またなかなか遠いところに行くことができない高齢者にとってもVRを利用して出かけた気分を感じながらリハビリをするというのもモチベーションを上げることに効果があると共に、景色だけではなく近くにいない孫なども登場させてみるとまた意欲が上がってくるかもしれませんね。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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