
終活してますか?早すぎることなんてありません!
投稿日 2016/07/27
最終更新日 2016/07/30
人生の後半戦を迎え、そろそろしなくてはいけないかなと思いつつなかなか進まないものです。残される家族にとっても、しっかりしてある、していないとでは大変な差になってしまいます。
我が家の終活事情
私の話になってしまいますが、私はまだ終活という歳ではありませんが、70歳を過ぎた両親が健在です。長年、介護の仕事をしてきて、人間の最後の時に数多く巡り合うことができました。その中で、上手に下の代のものにバトンを繋げた方、誰も予期できず不幸が訪れてしまった方、いろいろありました。自分は長男ということもあり、70歳を迎える前あたりから、両親に終活ではないですがこのことを伝えてありました。
「もし、2人が亡くなった時の呼んで欲しい人の一覧表を作れ!」と 案の定、ムッとされました。
しかし、遺産などない家などでお金の心配はないにしても、長男として葬式をあげるときに誰を呼ぶか、皆目見当がつかないからです。両親の年賀状をみても知らない名前の人が数多く、皆遠くの人が多いので困ったものです。
何度か、そんなやり取りをして数年経ちましたが、いまだ一覧表は出来ておりません。
いつまでもあると思うな親と金?
ことわざに「いつまでもあると思うな親と金」という言葉があります。「親孝行したいときには親はなし」といった感じて、まだ大丈夫と思っていると大間違いです。歳を重ねて、体調が急変するということもよくあります。急に認知症の症状が現れることもあります。要介護状態になると、介護が忙しくなりそれどころでなくなってしまいます。ですから、元気なうちに「就活」は少しずつでも行っていった方がよいと思います。なにをすればと思いますが、「エンディングノート」というものがあります。ネットや本屋などにもありますが終活に必要な項目が記載されているのですのでよい手助けになると思います。そのことをきっかけに人生の終盤戦を家族で見直す良い機会になればと思います。
まとめ
終活なんて、ひと昔前までは聞いたこともないような言葉でしたが
今では老後の常識のひとつのようですね。
終活フェス・・・な~んてものも存在するそうです。すごい・・・。
しかし、自分が高齢者になった時そんな余裕があるのかと考えると、激しく疑問がわきます。
実際下流老人なんて言葉もよく聞きますよね。
死ぬことよりも、明日をどうやって生きるか・・・生き抜けるのか・・・
そんな余裕がある高齢者は、ほんの一握りなのでは・・・?
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。