抗うつ剤を内服している高齢者の転倒事故が増加しています。

抗うつ剤の副作用にはせん妄や認知機能の低下などが挙げられており、そのせん妄による転倒事故が多くなっているとのことです。

これらのことは昨年12月に発表された「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」の中から一般向けに公開されたリストに含まれている内容です。

また抗精神病薬と同時に睡眠薬も処方されることが多いのですが、認知機能の低下を副作用のリスクが高いとされています。

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抗うつ剤による転倒事故が増加

抗うつ剤の副作用でせん妄による転倒事故が高齢者で増加!?についてのイラスト
高齢者のうつ病が増加しています。
そのため抗うつ剤を処方される高齢者の数も増加しています。

また認知症でもうつ病に似た症状が出ることがあり、その際には抗うつ剤が処方される場合もあります。

しかし抗うつ剤には副作用が報告されています。
特に高齢者で気負付けなければいけないのはせん妄や認知機能の低下です。

そもそもせん妄とは短時間のうちに起こる意識障害や認知機能の障害を指しています。
そして1日の中で症状の変化があるという日内変動があることも特徴です。

抗うつ剤の副作用でこのようなせん妄が起こることで足元がふらつくなどと合わせて転倒事故が起こっていると考えられます。

せん妄が起こった時の対応とは

抗うつ剤での副作用でせん妄が起こるとされていますが、他にもせん妄が起こる原因はいくつもあります。
せん妄が多く起こるとされているのは手術後や入院直後、介護施設などへの入所直後など環境が大きく変わった時に起こりやすいのです。

もしせん妄が起こってしまった時にはどうしたらいいのでしょうか。
まずは本人の訴えに共感し、否定しないようにしましょう。

また暴力をふるってしまうケースもありますが、その時には無理に止めないようにしましょう。
そして落ち着けるような環境を作るようにしてください。

せん妄だからといって押さえつけるなどの対応をしてしまうと逆に興奮してしまい、転倒事故につながってしまいます。
そのため共感・受容の気持ちで対応してください。

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まとめ

抗うつ剤を内服してふらつきやせん妄の副作用により転倒してしまう、そして骨折などにつながってしまったらせん妄が改善された後も介護が必要な状態になりかねません。

また抗うつ剤では長期の内服により認知機能の低下の副作用のリスクもあるとされていますので注意が必要です。
もし抗うつ剤を内服している高齢者がいる家族は「何か変だな」「いつもと違う」ということに気付いたら速やかに受診し、相談をしましょう。

そして適切な治療を受け、せん妄を改善できるようにしていきましょう。



2016年12月21日 19:00

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