
シニア世代のSNS利用率は半数以上!1位はやっぱりLINE
若年層が主にスマートフォンでSNSを利用する人が多い中、SNSを利用するシニア層の実に9割の人がパソコンでSNSを利用しているとのこと。これはSNSに限らず、インターネット利用全体にいえることで、シニア世代のインターネットへのアクセス状況がそのままSNSの利用方法に現れているといえるでしょう。
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SNSを始めたきっかけ
特定のSNSに限らず多かったのは、「友人・知人に進められて」という答えでした。一方、シニア世代が最も利用しているLINEに限れば、「家族に進められて」という答えが最多で、54%にのぼっています。
こうしたきっかけはそのまま利用目的にも通じており、LINEであれば「子供や孫のとの連絡手段」で、電話に代わるコミュニケーションツールとして利用されていることが推察されます。
この他、Facebookは「友達の近況を知るため」、Twitterは「ニュースや話題のチェック」、Instagramは「写真を見るため」でした。
SNSの利用状況
LINEであれば、毎日発信する人が全体の34%と最多で、特性上送受信が必要な連絡手段として活用されているのが分かります。他のSNSでは毎日投稿する人は13~16%程度と低く、閲覧のみという使い方を抜かせば、月に1回発信する人が最も多いという結果でした。
一方、「閲覧のみ」に限れば、Facebook、Twitter、Instagramの利用者の内4割以上の人が毎日行っており、シニア世代のSNS利用者は自分の情報を発信するよりも他人の情報を“閲覧”する人が多いことが伺えます。
次に、SNSごとの投稿、閲覧理由に違いはあるのでしょうか。
LINEに関しては、上述したように連絡手段という明確な理由があります。他のSNSに関してもそれぞれ独自の理由が挙げられており、Facebookは、「友達とのコミュニケーション」などが上位を占めており、近況を知らせたい・知りたいという目的で使われているようです。
Twitterに関しては、投稿理由の上位がどれも10%台と、利用する人によりそれぞれ異なる目的があるようで、中でも「暇つぶし」問い理由が多く見られます。一方で、閲覧の理由は「ニュースや話題のチェック」が30%と、投稿と閲覧で大きな違いが伺える結果となりました。
Instagramはサービス特性もあり、「写真を投稿・閲覧したい」という理由が圧倒的に多く挙がりました。
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シニア世代にSNS上の友人・知人はいるか
現実での知り合いはもちろん、インターネットを介して他人と知り合えるという特徴があります。
若い世代のユーザーは、SNSで知り合った人とリアルで交流を持つことも珍しくないようですが、シニア世代の利用者はSNSで友人・知人を作りたいと思っているのでしょうか。
調査の結果によると、シニア世代のユーザーでSNS上の知人に実際にあった経験がある人は1割程度。また、「友人・知人をつくりたいか」という質問に、「作りたい」は5%「作りたくない」が53.2%と、「どちらともいえない」の41.6%を上回り、作りたくないユーザーが圧倒的に多いという結果になりました。
その理由として、SNS上のコミュニケーションに懐疑的な人が多く、リアルでもつながりたいと思うほどには信用していないことが分かります。SNSを始めたそもそもの理由として、家族や友人・知人との交流を挙げているシニア世代は、既存のコミュニティに満足しており、新しいつながりには魅力を感じていないのかもしれません。
シニア層とインターネットのこれからの関係性
最近では、シニア層に向けたSNSもサービスも見られるようになり、少し前なら結びつかなかったシニア世代とインターネットの世界が、違和感なく結びつく時代になりました。しかし、アクセスの手段としてスマホではなくPCが主流であるなど、シニア世代にとってはまだまだ当たり前とはいえない世界なのかもしれません。
今後、シニア層を対象としたサービスがさらに増えることで、SNSをはじめとしたインターネットのサービスが、高齢者にもっと身近なものになってほしいものです。
◆参考URL
市場調査メディアホノテbyマクロミル
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