
ロコモティブシンドロームを予防するためには若いうちから意識して!
投稿日 2016/05/31
最終更新日 2016/05/31
またロコモティブシンドロームは要介護へのリスクになりますので早い段階での予防が必要になります。
今日本で増えているロコモティブシンドローム。なぜ増えたのかということには私たちの生活習慣の変化が背景にありそうです。
ロコモティブシンドロームとは
運動器の障害により移動能力が低下した状態を指すロコモティブシンドローム。通称ロコモと呼ばれています。運動器の障害とは筋肉や骨はもちろん、関節や椎間板などの運動器を指しています。また移動能力とは「立つ」「歩く」ということを指していますので、ロコモとは筋肉や骨などに障害があることにより
立つ・歩くことができない(できなくなりつつある)ということになります。このロコモが進行すると要介護状態になるリスクが高くなってしまいます。
なぜロコモが起きているのかというと、日本の高齢化社会が関係しているようです。日本は今超高齢化社会で平均寿命も長くなっています。そのため、ここまで長く人間の運動器を使ったことがなかったためロコモが起きていると言われています。
ということは今後もロコモの人が増えていくということが予想されます。
ロコモティブシンドロームを予防しよう
ロコモが要介護のリスクを高めるということが分かったら、予防についての知識を付けて早い段階から対策をしていきましょう。
ロコモ予防については様々なところで運動が紹介されています。簡単にできる運動ばかりなので取り入れてみて下さい。
また、日々の生活の中で取り入れることでロコモの予防につながることもあります。まずはエレベータなどを使わず階段を使用する・
普段の生活の中での動きをキビキビするなどです。これだったら日常生活の中ですぐにでも取り入れられませんか?
今は自動車などが普及し、自分の足で動くことが少なくなりがちです。そのような中、少し意識して身体を動かす機会を作ることでロコモが予防できるのであれば、貯めしてみたくなりますよね。
まとめ
ロコモは高齢者だけの問題ではありません。若い世代も今の高齢者よりも身体を使っていないでしょう。したがってロコモのリスクが高いと言えます。かといって運動を毎日するというのには気が乗りにくいですよね。だったら日常生活の中で身体を動かす、身体を大きく動かすというように意識をしてみませんか?
これだったら無理なく身体を動かすことができるような気がします。将来元気な高齢者でいることができるように今からロコモ予防に取り組んでみましょう。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。