高度成長期に都市部に通勤する人のために建てられた郊外の団地。

今、団地自体の老朽化はもちろん、住民の高齢化に伴い物件リノベーションが進められています。



またリノベーションすることにより、若い世代の取り込みも目的にあるでしょう。

高齢化が進む郊外の団地

リノベーション団地で高齢者が暮らしやすい環境にについてのイラスト
高度成長期の際、都心へ電車で通勤出来比較的安価で自分たちのマイホームが手に入るという売りで都市部郊外へベッドタウンと呼ばれる団地が多く造設されました。

その時は団地に住んでいる人たちは若く子育てなどを通して交流などが盛んであり、街の活気もあったでしょう。


しかし、時が過ぎ今では高齢化社会が進み団地に住んでいる人たちも高齢者が増えてきています。そして若い世代は家から独立し、高齢者だけの世帯も多くなっているでしょう。


このような状態で高齢者が住み続けるのは難しいとのことで、団地内の居室をバリアフリー化にするなどのリノベーションが進められています。リノベーションすることにより若い世代の入居を促していくという考えもあるでしょう。

リノベーションだけで過ごしやすくなる?

居室をリノベーションすることで住環境は良くなります。またバリアフリーにすることで今まで以上に住みやすい環境になるでしょう。

しかし、居室だけリノベーションし住環境だけが改善されるだけで住みやすくなるのでしょうかと聞かれた時の答えは「NO」でしょう。


同居する家族がいると買い物や通院などの送迎をしてくれることがあります。しかし高齢者だけの世帯であればそれは難しいことです。そのため、自宅に閉じこもりがちになるなどの原因で足腰が弱り、介護を必要とする状態になるかもしれません。


そうしたことを予防するためには団地周辺の環境を整える必要があります。
今回の記事では団地から最寄りの施設への送迎を行うカートの設置を検討している地域があることが紹介されていました。

このように高齢者が安全に外出できるような環境を作らなければ、高齢化している団地でさらに介護状態の高齢者が増えてしまうと考えられます。

まとめ

若い頃には何も気にしていなかった団地周辺の環境。
しかし年を取るにつれてやはり感じていることは気軽に外出できない不便さではないでしょうか。


また団地は高度成長期に若い世代に向けて整備されたため医療や介護に関する整備が不十分でした。そのため、高齢化してきている今、医療や介護のニーズが満たされていないことも問題として挙げられます。


それらを解決し、元気に過ごすことができる高齢者が増えることにより団地自体にも活気が戻るのかもしれません。

そしてこれから起こる2025年問題に対しても安心して住むことができる環境となり得るのかもしれません。