
レジオネラ菌。加湿器の中で繁殖し死者も!?
投稿日 2018/03/17
最終更新日 2018/03/19
レジオネラ菌はどこにでも存在する菌なのですが、抵抗力の低下している方などに感染すると肺炎などを起こしてしまい、最悪の場合は死に至ります。
特に加湿器のタンクの洗浄ができていない場合、水の中でレジオネラ菌が繁殖し、加湿時の蒸気に含まれその蒸気を吸入することにより感染してしまいます。
この時期加湿器を使っている方が多いですが、手入れをしっかりとするようにしましょう。
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レジオネラ菌が繁殖する加湿器!?
この時期、加湿器を使用している方も多くいるのではないでしょうか?
しかし加湿器の手入れがきちんとできていないと中でレジオネラ菌の繁殖の危険があります。
レジオネラ菌とは通常土の中などどこにでもある細菌ですが、感染してしまうと肺炎などを引き起こし、重症化すると命を落としてしまうこともある菌です。
そして加湿器の水タンクの中で繁殖することがあり、繁殖したレジオネラ菌が蒸気と共に空気中に飛び、その浮遊している菌を吸い込み、感染してしまうのです。
加湿器以外でも温泉などの入浴施設での衛生管理が不十分である場合にこのレジオネラ菌の感染が発生します。
レジオネラ菌の予防をするために
レジオネラ菌の繁殖を予防するには加湿器の手入れをしっかりとしなければいけないのですが、どのようにするのがいいのでしょうか。
実際にレジオネラ菌による感染を起こしてしまった施設では週に一度加湿器のタンクを洗浄していたとのことですが、それでは不十分だと言われています。
この施設の加湿器を調べたところ、レジオネラ感染のリスクが高まる値の2200倍のレジオネラ菌が検出されたそうです。
しかしブラシでこすって洗浄していると加湿器のタンクに傷がつきます。
傷が付くとその部分にレジオネラ菌が付着し、繁殖するリスクにもなることを知っておかなければなりません。
加湿器のタンクに関してはスポンジを使って洗浄し、塩素系の消毒液で消毒をすることでレジオネラ菌の感染を防ぐことができますので加湿器のタンクをしっかりと洗浄するようにしてください。
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まとめ
レジオネラ菌の感染は抵抗力が弱い高齢者や乳幼児に多く見られます。
今回も感染が確認されたのは高齢者施設でした。
多くの人が出入りする施設では衛生管理をしっかりと行うことも大切なのですが、ご家庭でも加湿器などの衛生を保てるようにしっかりと消毒等を行うことが大切です。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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