
介護が必要になる前に、親の介護を話し合おう。
投稿日 2015/12/04
最終更新日 2015/12/04
親の介護を話し合うタイミングは?
介護の話と言うと気を使ってしまう話なのでなかなか切り出しにくい所がありますよね。話し合う場としてはお正月やお盆などの兄弟、親戚が集まった時がいいでしょう。まとめてみんなの意見も聞くことが出来ますし、大勢で確認し合えば後で「言った、言わなかった」を防ぐ事ができます。「いつまでも元気でいてほしい。でもいつかは訪れる事。介護が必要になった時に慌てるのも困る。元気な内にどうしてほしいか聞いておきたい。」などの言葉を入れながら穏やかに話を切り出してみましょう。
介護の話と一緒に相続の話も
介護の話と一緒に話した方が良いものは相続の話。遺産分配の話は避けては通れない話です。親が介護になった時に一緒に同居するのであれば遺産分配も多くもらう権利はあるはずです。介護が必要になった時の話の続きとして確認し合っているほうがその後揉めることなく済みます。しかし遺産の話は親の前で話すのは避けた方がいいでしょう。
親とのコミュニケーションとっていますか?
なかなか取れていそうで、親子だからこそ取れにくい所もあるコミュニケーション。介護で寝たきりになった時の親の希望など、本心を聞けるように普段からコミュニケーションを取る事を心がけたいですね。そんな普段の会話から認知症や病気の異変に気付くこともできるので、電話でも良いので少し時間を作ってみてはいかがですか?
まとめ
介護をしている一人っ子の友人が「一人で責任は大きいけどなんでも自分で決めれるから一人っ子は楽でいいわよ」と話していたのを思い出しました。一人で介護を背負うのは大変ですが、兄弟があるからこその、揉めごとに悩まされることがないそうです。しかし兄弟も協力し合うことが出来ればとても強い味方です。兄弟間でも疎遠になりなかなか会うことも少ない所もあるでしょうが、介護が必要になる前に今度のお正月は思い切って今後の事を話し合ってみるのもいいのではないでしょうか?
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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