
横断歩道で歩行者の事故が多発、高齢者が注意すべきは左側!?
投稿日 2017/03/15
最終更新日 2017/03/11
これは大阪府内で65歳以上の横断歩道を渡っている時の事故を分析した結果です。
右側から来る車の時よりも4倍高いということも分かりました。
また夜間の暗くなってからの事故も多いことも分かりました。
高齢者はもちろん、どの世代でも夜間帯を始め横断歩道だから安全、という認識ではなく、きちんと車との距離感を取ることを意識する必要があります。
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左側から車による事故が多い
大阪府で昨年65歳以上の方が横断歩道を渡っている時に交通事故にあって死亡してしまった事故が23件ありました。
それらの事故を分析したところ、約2/3にあたる15件が夜間帯に起こりました。
そしてこの15件のうち、左側から来た車にはねられてしまったのが12件となっており、右側から来た車にはねられた3件を大きく上回っています。
そしてこの12人のうち、半数の6人が80歳以上の高齢者でした。
歩行者もドライバーも注意!
この結果を受けて大阪府では、高齢者を始めドライバーに対しても注意喚起を促しています。
高齢者向けに行われている交通安全教室では、横断歩道を渡る前の左右確認だけではなく、横断歩道の真ん中でもう一度左右を確認するように話をしています。
またドライバーに対しては右側からの歩行車に注意するように訴えています。
高齢者は、身体機能はもちろん、認知機能も加齢により低下しています。
しかし中には自覚していない高齢者も多くいます。
そうしたケースでは交通事故の被害に合うリスクは高くなります。
特に夜間は車のヘッドライトにより車との距離感をつかみにくくなります。
そして「渡り切るまで大丈夫だろう」という過信が、交通事故の原因となってしまうケースも多くなります。
ドライバーでも同様で、高齢者が渡り切ると過信して減速しないということがあれば渡り切ることができない高齢者をはねてしまうことにもつながります。
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まとめ
高齢者は足腰の筋力低下や体力低下により、横断歩道を渡り切ることが難しいことも多くなってきます。
また普段の生活の中で利用する道路であれば「ここは車が来ないから大丈夫」という気持ちでゆっくりと渡るもしくは車が来ないと思って確認せずに渡ってしまうということもあります。
高齢者自身が横断歩道は確実に安全ではない、車との距離をしっかりと見極めるということを意識していくだけでも交通事故に合うリスクは低下させることができます。
そしてドライバーも高齢者が歩行しているのを見たら減速するなどしてお互いに交通事故を起こさないように心がけていきましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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