
お年寄りの困った行動。それぞれ理由があるのかも・・・
投稿日 2017/11/11
最終更新日 2017/11/11
もしかしたら認知症があり、こうした行動をしている方も居るかもしれません。
しかし高齢者だから認知症かもと一概に決めつけないようしましょう。
これらの困った行動は老化が原因のこともあり、適切な対応をすることで改善や予防をすることができるのです。
関わる私たちも高齢者に合った対応方法を理解し、困った行動を減らせるように支援していきましょう。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
聞こえないふりをする高齢者
話しかけても答えがなく、「聞こえてないのかな?」と思っていても、他の人が話しかけたら答えたということが良くあります。
中には嫁が話しかけても答えないのにイケメンの医師が話しかけたらすぐに答えたという嫁姑バトルが繰り広げられそうな事例もあるようです。
しかし高齢者は都合のいい話だけを聞いているわけではありません。
70代では半数近く、80代以上では70%以上が難聴であると言われています。
特に聞き取りにくいのが女性の高い声です。
そのため高齢者に話しかける時には正面から低い声でゆっくりと話しかけるようにしてください。
またそれでも聞き取りにくいようなら補聴器の使用を検討しても良いでしょう。
排尿回数が多いのも改善できる
年を取ると何だかトイレに行く回数が増えるような気がしませんか?
高齢者の中には夜中に何度もトイレに行き、よく眠れないという方も少なくありません。
これも老化が関係しています。
高齢者は腎機能が低下するため、尿を濃縮する能力が低下します。
そのため尿量が多くなってしまうためすぐにトイレに行きたくなってしまうのです。
この問題を改善するためには少しトイレを我慢することです。
トイレに行くたびに尿意を催すクセが膀胱についてしまうと考えられています。
そのため限界までの我慢をしなくても良いのですが少し我慢をしてからトイレに行くようにしてみて下さい。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
まとめ
上記の困った行動以外にも、横断歩道をゆっくりと渡って信号が変わってしまっているため危ないなどの行動もあります。
高齢者は円背と呼ばれる背骨が丸くなってしまう姿勢の変化や眼瞼下垂と呼ばれる瞼が落ちてきてしまうという状態になっていることが多いのですが、これらは横断歩道を渡る際に時間がかかることに関係しています。
こうした
高齢者の困った行動、「高齢者だから」とひとくくりにせず、老化によるものでもあるということを理解して接するようにしましょう。
そうしていくうちに高齢者の困った行動も少し改善されるかもしれません。
[ad#campaign1]
[ad#adsense]
[ad#campaign2]
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
関連記事
- 高齢化社会への対策とは?今、何をすべきなのか
今の日本は「少子高齢化社会」です。出生率が低下している中、高齢者の割合が著しく上昇しているので、2030年には、日本人口の3分の1が高齢者になると言われています。これを2030年問題というのです。当然
詳しくみる - 介護人材不足解消へ……コミュニケーションロボットの活用は介護現場をどう変えるか?
介護現場では人材不足が深刻です。介護施設の6割以上が人手不足を感じています。労働条件の緩和など介護現場では働きやすい環境作りに取り組んでいますが、人材不足の解消にはつながっていません。そこで介護者の代
詳しくみる - 体を温める冬の食事7選 冷えを解消するために
冬が近づくに連れて、温かいものが食べたくなりますよね?体を温めることは細胞を活性化させることに繋がるため、健康にも良いと言われています! (さらに…)
詳しくみる - 高齢者が冬に気をつけたいヒートショックとは?症状と予防方法
皆さんはヒートショックという症状を聞いたことがありますでしょうか。高齢者が自宅で死亡する事故の4分の1はこのヒートショックが原因だと言われています。 (さらに…)
詳しくみる - 歯の本数と睡眠に関係が!?健康のためには歯の健康を
「歯は健康の原点」なんて言われたりしますが、先日東北大学の発表で歯がない高齢者は短時間・長時間睡眠のリスクが高くなることが明らかになりました。 (さらに…)
詳しくみる
あなたにおすすめの介護施設
エリアから探す
全国の介護施設を検索することができます。都道府県を選択してください。